NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 設計製図4(Atelier Practice of Design and Drawing 4)
担当教員名 西村 謙司、島岡 成治
配当学年 3 開講期 後期
必修・選択区分 建築コース  (選択必修)
インテリアコース  (選択必修)
土木コース  (選択)
単位数 2
履修上の注意または履修条件 毎回の提出物を約束通り提出できることが条件です。特別の場合を除いて例外は認められないので注意しておく必要があります。
受講心得 毎回課される自宅課題を決められた時間までに提出する必要があります。
教科書 必要に応じて資料配布します。
参考文献及び指定図書 『建築設計演習 応用編―独立住居から集合住居の設計まで』
 (彰国社、1999)武者英二他
関連科目 建築計画、建築設計など
オフィスアワー
授業の目的 建築設計演習1、2で養われた基礎的な設計能力を発展させ、特にデザイン能力の充実を図ります。建築の機能計画、造形構成はもとよりプレゼンテーション能力、社会的提案能力の鍛錬が行われます。少人数のグループを一単位として、討論を行いながら演習します。
課題は、<地域に根ざした学校建築>と<共生を課題とした低層集合住宅>です。課題を通して、建築の社会的意義を学習するとともに建築を全一的に構成する能力を育成することが目的です。
授業の概要 設計製図の課題の中でも重要課題に挑戦する授業です。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 課題説明1
 建築設計演習3の学習意義を解説します。また、第一課題である<地域に根ざした学校建築>の設計条件を説明する。加えて、過去に建築された学校建築の事例研究を行います。

○第2回 敷地分析とコンセプト
 建築の敷地分析を行い、その分析結果を発表し合い敷地の特性理解を深めます。また、各自が設定した建築のコンセプトを発表し、建築設計の意図を明確にします。学校の社会性をふまえた計画の提案能力が求められます。

○第3回 シェマの作成
 第2回目に設定したコンセプトを図式化し、建築の平面構成の基礎を作成します。同時に、全体の造形イメージを具体化します。学年毎の特性とクラス毎の特性を設定し、コミュニティーの全体構成能力を育成します。

○第4回 エスキスと三面図の作成
 第3回目に作成したシェマを基礎にして、エスキスを進め、平立断面図を作成します。理想イメージの核として作成されたシェマを現実のものとして具体化する能力を育成します。

○第5回 三面図の作成
 平立断面図を綿密に練り上げます。理想と現実のずれを自覚し、理想像を現実の世界に投影する力を養います。理想イメージの具体化の困難と突破方法を模索します。

○第6回 プレゼンテーション図面の作成
 作成した三面図を基に、全体像を第3者に伝えるためのプレゼンテーション図面を作成します。3次元で構成された建築空間を2次元の平面に投射し表現する方法を学習します。

○第7回 講評会
 作成したプレゼンテーション図面を用い、口頭で作品の内容を説明することによって、3次元で構成された建築空間を第3者に伝えるトレーニングを試みます。加えて、他の作品を講評する能力を習得します。  

○第8回 課題説明2 
 第2課題である<共生を課題とした低層集合住宅>の設計条件を説明します。さらに、過去に建築された集合住宅の事例研究を行います。

○第9回 敷地分析とコンセプト 
 低層集合住宅に相応しい敷地を各自が設定し、その敷地分析を行います。また、各自が設定した建築のコンセプトを発表し、建築設計の意図を明確にします。集合住宅のコミュニティーのあり方を検討します。

○第10回 シェマの作成
 第2回目に設定したコンセプトを図式化し、建築の平面構成の基礎を作成します。同時に、全体の造形イメージを具体化します。さらに、集合住宅の住宅パターンと家族構成の設定を検討し、図化します。

○第11回 エスキスと三面図の作成
 第3回目に作成したシェマを基礎にして、エスキスを進め、平立断面図を作成します。理想イメージの核として作成されたシェマを現実のものとして具体化する能力を育成します。

○第12回 三面図の作成
 平立断面図を綿密に練り上げます。理想と現実のずれを自覚し、理想像を現実の世界に投影する力を養います。理想イメージの具体化の困難と突破方法を模索します。

○第13回 プレゼンゼンテーション図面の作成
 作成した三面図を基に、全体像を第3者に伝えるためのプレゼンテーション図面を作成します。3次元で構成された建築空間を2次元の平面に投射し表現する方法を学習します。

○第14回 講評会
 作成したプレゼンテーション図面を用い、口頭で作品の内容を説明することによって、3次元で構成された建築空間を第3者に伝えるトレーニングを試みます。加えて、他の作品を講評する能力を習得します。

○第15回 全体講評
 作成した2つの作品を反省し、改善する点を見いだし、つぎのステップに進む道を探ります。
第1回
過去の作品調査
敷地分析

第2回
与条件の整備
コンセプトの作成

第3回
シェマの作成

第4回
エスキスと三面図の作成

第5回
三面図の作成

第6回
プレゼンテーション図面の作成

第7回
提出作品の自己分析

第8回
過去の作品調査
敷地分析

第9回
与条件の整備
コンセプトの作成

第10回
シェマの作成

第11回
エスキスと三面図の作成

第12回
三面図の作成

第13回
プレゼンテーション図面の作成

第14回
提出作品の自己分析

第15回
提出作品の自己分析
授業の運営方法 毎回、提出課題に対する講評会形式の討論を行います。授業中は各自スケッチブックを用意し、スケッチやコメントのメモを取っておくことが大切です。
備考
学生が達成すべき到達目標 ① デザイン能力の向上
② 建築の機能計画、造形構成の修得。
③ プレゼンテーション能力、社会的提案能力の修得。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験
小テスト
レポート
成果発表
作品 100 グループワークとして行われる授業への取り組み姿勢。授業の予習としての作品制作。作品制作プロセス。作品に対する制作意欲。制作過程の成果としての作品の質(構想力、制作内容、表現力)。これらすべては各々の建築作品に織り込まれているものであり、これをもって評価します。また、講評会での他者の作品に対する評価の仕方や発言なども評価の対象とします。
その他 出欠を含む授業への取り組み姿勢は評価の内容に含まれます。特に、授業中はグループワークとして進めますので、授業へは必ず出席してください。また、授業中の態度、授業の予習・復習の取り組み姿勢はすべて作品に織り込まれるものであり、これをもって評価の対象とします。そのため、単に出席しているだけでは評価の対象と見なされません。
合計 100