NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 都市計画(Urban planning)
担当教員名 菅 雅幸
配当学年 3 開講期 前期
必修・選択区分 建築コース 選択
インテリアデザインコース 選択
土木コース 必修
単位数 2
履修上の注意または履修条件  特にありません。
受講心得  教科書、視聴覚資料の内容を中心に講義を行いますので、必ず出席するように心掛けてください。講義の終わりに小テストを随時行います。小テストの内容は講義のまとめですので、必ず受けてください。
教科書 都市計画 朝倉書店  萩島 哲 編、 菅 雅幸 他著
参考文献及び指定図書  随時紹介します。
関連科目 ランドスケープ、バリアフリーデザイン、建築法規など
オフィスアワー
授業の目的  教科書を中心に都市計画に関する重要な事項を比較的広範囲にとりあげ、できるだけ体系化し、大学で都市計画を学ぶ学生が、一通り知っておかなければならない程度の事項を習得する事を目的としている。
授業の概要 第1回から第4回まで都市計画について最低限必要とされる基本的知識を理解し学びます。第5回から第11回では都市計画の各論について解説します。第12回から第13回では、都市の諸現象に関わる調査、分析、あるいは計画を表現するための手法を解説します。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 都市・都市計画の理念と社会的役割
 都市とは何か。都市計画とは何か。都市計画の役割、総合的な計画、都市の計画の形式などの概説します。

○第2回 歴史上の都市計画・都市デザイン
 前近代の都市計画を探りながら、いくつかの事例を紹介し、それぞれの時代・地域の都市や都市の生活像に関して概説します。

○第3回 近代・現代の都市計画・都市デザイン
 近代・現代の都市計画・都市デザインには2つのルーツがある。1つは産業革命に伴う社会改良主義的な理想都市案。もう1つはバロック的都市デザイン。これら2つのルーツが近代・現代の都市計画・都市デザインの底流になっていった事を概説します。

○第4回 総合的な計画
 都市の機能配置と土地利用計画、土地利用の空間構成と土地利用パターン、土地利用予測、都市の総合計画などについて概説します。

○第5回 都市のフィジカルプラン、都市計画マスタープラン
 国土の利用・保全と都市計画、都市計画マスタープランの都市計画区域の整備、開発、保全の方針や、実現化へのプロセス、まちづくりなどについて概説します。

○第6回 都市計画の実現のための制度
 都市は建築の集合体であり、ひとびとが生活する為の機能を損なわずに、都市の環境や秩序を維持していく必要がある。都市における諸活動の秩序を維持していくための公的な手段である都市計画規制と建築規制を説明し、都市計画の実現のための手法や決定手続きについて概説します。

○第7回 まちづくり
 都市マスタープランの策定など都市レベルの計画を行うためには、都市の現状と動向を把握する必要がある。まちづくりの事例を挙げて、必要な都市調査や、まちづくりの手法を概説します。

○第8回 都市の交通と環境
 交通は都市におけるもっとも重要な機能の1つです。生産、流通、消費のあらゆる面において、交通手段によって支えられている。しかし、遠距離通勤、渋滞、公害など社会的なマイナス面も多い。都市の交通計画、道路環境と交通施設などについて事例を挙げて概説をします。
○第9回 文化と景観
 実際に行われた、歴史や文化を観光資源として生かしたまちづくりの事例を挙げて、都市の景観と景観デザインを行うための地域の解読方法や、景観形成のための規制などを概説します。

○第10回 都市の環境計画と緑地・オープンスペース計画
 環境を形成する重要な要素である緑地やオープンスペースの役割・意義は、都市や農村を含めた包括的な持続可能性を追求する上で重要である。環境問題や緑地オープンスペースの歴史、緑地の持つ役割・機能などについて事例を挙げて概説します。

○第11回 歩行者空間・パブリックスペースの計画 その1
○第12回 歩行者空間・パブリックスペースの計画 その2
 都市の歩行者空間は、単なる空間ではなく、人々のコミュニケーションの場や祭りの場で、人々の共有する視点場でもある。都市の歩行者空間は多様な都市の文化を育む場あり、歩行者空間の歴史と現況を知ることは重要である。都市のパブリックスペース論、近代以前と歩行者空間、住宅地区と歩行者空間、商業地区と歩行者空間の様々な実例を挙げて、概説します。

○第13回 データ処理と支援システム その1
○第14回 データ処理と支援システム その2
 都市の諸計画を立案する際には、定量的な根拠が必要となる。データ処理の手法として、多くの都市情報の中から計画の目的に応じたデータを収集し、データを分類・解析する方法を示し、都市現象をモデル化する方法について概説する。また、計画立案を支援するものとして、GISについての適用事例と、景観シュミレーションの適用事例を概説します。

○第15回 都市の防災計画
 地域防災計画は、災害予防計画、災害応急計画、災害復興計画などから構成されている。都市の災害計画の考え方と手法などを、防災まちづくりの実践例を挙げて概説します。

○第16回 試験
 教科書、配布物等の資料をもとに期末試験を行います。試験時間は80分間です。  
第1回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第2回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第3回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第4回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第5回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第6回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第7回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第8回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第9回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第10回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第11回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第12回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第13回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第14回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第15回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第16回
期末試験
試験時間 80分
授業の運営方法  教科書・視聴覚資料を用いて講義を行います。
 講義の進行具合によって随時小テストを行います。
備考
学生が達成すべき到達目標 ①最低限必要な「都市計画・都市設計」を身につける。
②都市計画・都市問題にかかわる基本的概念を理解する。
③これからの都市設計の重要なテーマとなる「景観」についてが正確に理解できるようにする。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 30 毎回の講義の要点を理解できているかを確認します。 
小テスト 30
レポート 25
成果発表
作品
その他 15 授業に欠席したり、遅刻・早退せずに、意欲的に取り組んだ場合、評価の対象とします。
合計 100