NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 プロジェクト演習1(Project Seminar 1)
担当教員名 池畑 義人、園田 一則、吉村 充功
配当学年 カリキュラムにより異なります。 開講期 前期
必修・選択区分 建築コース 選択
インテリアデザインコース 選択
環境・地域創生コース 選択必修
単位数 2
履修上の注意または履修条件 フィールドワークは週末に行います。また,夏期休業期に1泊2日のフィールをワークを実施しますので,参加できることを確認して履修して下さい。
受講心得 フィールドワークでは団体行動が基本です。教員・現地指導員の指示に必ず従ってください。
地域の皆さんは,この実習にあたって大変な負担を負っています。皆さんのために,いろいろしてくださる地域の皆さんに感謝しながら受講してください。
教科書
参考文献及び指定図書
関連科目 プロジェクト実習,地域再生論,環境・地域創造演習
オフィスアワー
授業の目的 地方の今後のあり方を考えた場合,地域の独自性や特徴を活かした地域づくり・まちづくり,地域にあった建築物の設計・施工,歴史遺産や環境の保全・再生が重要となります。本演習では,大分県の基幹産業である農林水産業を中心とした地域の実態を現場見学・体験とワークショップを通じて肌で感じ,地域が直面する課題や問題点を正しく認識することで,建築学において必要になる地域づくりや地域再生のための計画立案に向けての基礎知識を習得すること,そのための感性を養うことを目的とします。
授業の概要 大分県内各地の農林水産業の現場を見学・研修し,実際に農業,林業,水産業体験やその集落の営みを観察するフィールドワークを実践的に実施します。見学・体験した地域及びフィールドから学び取ったこと,感じたことをまとめ,地域での生活と生業の現状について理解を深めるグループディスカッションを行います。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回(4月12日(木)2限) ガイダンス
 授業内容・スケジュールの説明,受講条件などについて説明します。

○第2回(5月10日(木)2限) 第1回事前研修
 農業体験研修に先立って,事前レポートを元に,知識の整理を行うとともに,研修での目標設定を行います。

○第3回~第5回(5月26日(土)) 第1回研修【農業研修と交流会】
 現地にて,チームに分かれ,農業体験研修のフィールドワーク及び地域の方との交流会を実施します。
 【場所:豊後大野市大野町「ふるさと体験村」及び周辺地域】
 【現地協力:NPO法人 野外教育センター 他】

○第6回(5月31日(木)2限) 第1回事後研修/第2回事前研修
 事後レポートを元に,第1回の研修で得たことをグループディスカッションでまとめます。また,次回の水産業体験研修に先立って,事前レポートを元に,知識の整理を行い,研修での目標設定を行います。

○第7回~第9回(6月30日(土)) 第2回研修【水産業体験と交流会】
 現地にて,水産業体験研修のフィールドワーク及び水産業や地域資源,環境保全やCO2オフセットなどの講習会を実施します。
 【場所:佐伯市蒲江「マリンカルチャーセンター」及び周辺地域】
 【現地協力:NPO法人かまえブルーツーリズム研究会,マリンカルチャーセンター】

○第10回(7月13日(金)3限) 第2回事後研修/第3回事前研修
 事後レポートを元に,第2回の研修で得たことをグループディスカッションでまとめます。また,次回の農林業体験研修に先立って,事前レポートを元に,知識の整理を行い,研修での目標設定を行います。

○第11回~第15回(8月7日(火)~8日(水)) 第3回研修【農林業体験と交流会(1泊2日)】
 第1回研修と同じ現地にて,チームに分かれ,農業及び林業体験研修のフィールドワーク及び地域の方との交流会を1泊2日で実施します。
 第1回研修の農業体験で植え付けなどを行った野菜等の収穫,米の収穫に向けた準備等を行い,季節に応じた地域の農業の現場を理解します。間伐,枝打ちなどの林業体験を通じて,建築材料でもある木材の生産現場を理解します。また,宿泊形式で行うことで,集団生活を通じた,こころの力や社会人基礎力を育成するとともに,地域の良さを実体験します。
 【場所:豊後大野市大野町「ふるさと体験村」及び周辺地域】
 【現地協力:NPO法人 野外教育センター 他】

○第16回(8月9日(木)3限) 第3回事後研修と総括
 事後レポートを作成し,第3回の研修で得たことをグループディスカッションでまとめます。また,本授業で得たことの整理を行い,本授業をまとめます。
それぞれの研修会(フィールドワーク)でより効果的に学習するため,事前・事後レポートを各回で課します。
授業の運営方法 体験学習(フィールドワーク)及びそのための事前研修・事後研修(ワークショップ)方式です。フィールドワークは週末や夏休みを活用して,実際にフィールドに出かけます。
備考 日程は現時点での予定です。現地の方との調整で日時が前後する可能性がありますので,建築資料室前の掲示板等で確認して下さい。
学生が達成すべき到達目標 ①大分県内における1次産業(農林水産業)の現状と位置づけを実体験を通じて理解する
②中山間地域と都市部(大分都市圏)の関係性,森里海のつながりを理解する
③コミュニティの重要性について理解する
④環境や地域の問題に積極的に関わる
⑤林業体験を通じて,建築材料の生産現場を理解する
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験
小テスト
レポート 80
成果発表
作品
その他 20 フィールドワークでの取り組み状況,チーム活動の貢献度を評価します。
合計 100