NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 プログラミング基礎・演習
担当教員名 武村 泰範
配当学年 1 開講期 後期
必修・選択区分 選択 単位数 3
履修上の注意または履修条件  勉学の意欲のある学生ならば大歓迎します
受講心得 授業ではプログラミングの実習を行いますので無断欠席をしないこと
教科書 やさしいC 高橋麻奈 (Softbank)
参考文献及び指定図書 新Visual C++6.0入門(ソフトバンク)林晴比古
関連科目 計算機ハードウェア、情報ネットワーク
オフィスアワー
授業の目的  コンピュ-タを内蔵する装置・システムを使用するためにはそのコンピュ-タ上で実行できるプログラムが必要で、そのプログラムを記述する言語として科学技術用としてC言語及びC++言語が一般的になっています。そこでC/C++プログラミングではコンピュ-タ及びコンピュ-タシステムに関する知識を踏まえて、C言語を基礎から実際にプログラムの実行を確認しながら理解し、C言語の後は発展形であるC++言語の理解を行うことを目的とします。また、情報処理技術者試験の基本情報技術者試験に合格できるように、過去の問題について傾向と対策を検討します。
授業の概要
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1区分 プログラミング環境
 C言語プログラムを作成・実行するためにはC言語のコンパイラが必要である。そこで授業ではVisual C++の総合開発環境を使ってC言語プログラムの作成・実行を行い、更にデバッグ機能によりプログラムの動きや変数の変化等を確認する方法を紹介します。更にJavaへの応用も紹介します。
 
○第2区分 デ-タ型
 C言語プログラムで使用するデータ型について、数値型と文字型そして数値型として整数型と浮動小数点型の分類により、それぞれの定義及び使い方について例題を通して説明し理解します。また、それぞれのデータ型の入力・出力の標準的な方法について理解します。
 
○第3区分 演算
 コンピュータで行う情報処理の1つが演算であり、この演算には算術演算と論理演算があります。また、FORTRANやBASICにないC独特な表記方法もあるので、例題を通して演算について説明し、プログラムの作成・実行を通して理解する。
 
○第4区分 制御構造1-分岐
 プログラムは原則として上から下へ実行され、この処理の流れの形を制御構造といいます。ここでは、条件による実効の選択である分岐について例題を通して説明し、プログラムの作成・実行を通して理解する。
 
○第5区分 制御構造2-繰り返し
 プログラムの制御構造の1つである”繰り返し”について説明し、以前から使用されているfor文と新しいwhile文について例題を通して説明し、プログラムの作成・実行を通して理解する。また、break文やgoto文についても説明する。
 
○第6区分 1次元配列
 データ型の1つとして取り扱う場合もあるが、ここでは1列に並んだデータとした配列について例題を通して説明し、プログラムの作成・実行を通して理解する。
 
○第7区分 2次元配列
 配列のうち、2次元つまり表のような配列ついて例題を通して説明し、プログラムの作成・実行を通して理解する。その考え方を拡張すると多次元配列が処理することが出来ます。
 
○第8,9区分 副プログラム
 大きなプログラムを設計する場合、小さな機能の組み合わせから作成する手法があり、この小さな機能を副プログラムといいます。ここでは、定義・呼出し・変数の記憶域について例題を説明し、プログラムの作成・実行を通して理解する。
 
○第10区分 ポインタ
 C言語の特徴の1つであるポインタについて、変数とアドレスとポインタ、ポインタを使った演算、ポインタによる配列の演算、関数とポインタの各項目で説明し、プログラムの作成・実行をとうして理解します。
 
○第11区分 構造体
 異なるデータ型の要素をまとめて扱うための考え方が構造体であります。構造体は商品情報のような異なった型の変数をまとめて1つ分として扱うことが出来ます。そこで、構造体の宣言・代入・演算について説明し、プログラムの作成・実行を通して理解します。
 
○第12区分 ファイルの入出力
 ファイルからの入力やファイルへの出力方法を学びます。
 
○第13区分 数値計算
 誤差の計算などコンピュータ上でおこる問題点を例にあげ演習を行ないます.
 
○第14区分 アルゴリズムの構築
 演習問題を取り入れ,アルゴリズムの構築方法を学びます.
 
○第15区分 総合演習
 実用的なプログラム例として微分方程式を取り上げます。微分方程式は各種の現象を表すのに使用しているため微分方程式を解くことが必要になってきます。理論展開では積分を使うのですが数値計算では直接解を求める方法がありますので、微分方程式を解くプログラムを作成・実行して応用できるように理解します。
 
○第16区分 期末試験
 試験時間は90分で行います。授業範囲が広くプログラムの作成・実行もあるので、教科書・ノート等をしっかりまとめて理解しておいてください。 持込み可
予習・復習するために,毎回の講義の最後に課題を出します。
授業の運営方法 授業の中で必要に応じて実習を行います。毎時間あるつもりでいること。

備考
学生が達成すべき到達目標 C言語のプログラムを理解できます。その上で、C言語で簡単なプログラムを作れることを目標とします。  
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 50
小テスト
レポート 30
成果発表
作品
その他 20 出席は20ポイントです。
合計 100