NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 福祉科教育法B(Teaching Methodology in Welfare B)
担当教員名 山岸 治男
配当学年 3 開講期 後期
必修・選択区分 単位数 2
履修上の注意または履修条件 高等学校教諭一種免許状(福祉)の取得を希望する人は受講してください。
受講心得 見ること、聞くこと、真剣に考えること、そして、自分の意見を持つことを心がけてください
教科書
参考文献及び指定図書
関連科目 社会福祉原論、高齢者福祉論、障害者福祉論、児童福祉論、社会福祉援助技術論Ⅰ、社会福祉援助技術論
Ⅱ、社会福祉援助技術演習Ⅰ、社会福祉援助技術演習Ⅱ
オフィスアワー
授業の目的
授業の概要
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
〇第1回 教育計画の作成法
前期で行った「福祉科の教材研究と評価」を受けて、「福祉科教育法の実際」への橋渡しとなる教育計画の
作成法を、講義法ごとにみていきます。
〇第2回 ノーマライゼーション思想の教育法
最も差別・偏見を受けやすいといわれる精神障害者の事例を取り上げ、地域で当たり前に暮らすことができ
るようになるための教育法を考えます。
〇第3回 高齢者問題の教育法
高齢者問題が家族の問題であることを視聴覚学習、ジェノグラムの作成を通して認識し、それらを前提にし
た体験的教育法について学びます。
〇第4回 児童と家族問題の教育法
「男女共同参画社会」における父親と母親両性による子育て、育児の社会化と児童の福祉の視点から捉え、
21世紀の福祉社会の将来像を展望できる教育法を学びます。
〇第5回 生存権と生活保護問題の教育法
ホームレスの人たちの事例を取り上げ、生存権の保障と生活保護についての教育法について学びます。
〇第6回 バリアフリー推進の教育法
ノーマライゼーション思想の具現化を進める方法の一つ、バリアフリーについて物理的、心理的側面から考
え、その教育法について学びます。
〇第7回 ボランティア活動の教育法
ボランティア活動のキーワードである「自発性」「無償性」の是非を切り口にして、わが国におけるボランティ
ア活動とアメリカのそれとの違いを明確にし、ボランティアの啓発のための教育法を考えます。
〇第8回 相談面接の方法
福祉サービス利用者を理解するために援助者は利用者の話を傾聴し、受容し、共感しながら利用者の自立
に向けての力を引き出していく必要があります。利用者主体の相談面接方法について学びます。
〇第9回 外部講師導入の教育法
定番の講義から脱する方法として、単に目新しさをねらって外部講師を招くのではなく、本音で語ることがで
きる教育内容を提供するという視点からその利点を追究していきます。
〇第10回 他者理解と自己理解の教育法
教科「福祉」の教育では、どのように人間を理解するかが鍵になります。人間の理解にあっては、一面的で
はなく、総合的理解が必要であることを学びます。
〇第11回 環境保護と社会連帯の教育法
持続可能な循環型社会を実現するための環境保護・社会連帯の教育のあり方とその実際を体験学習法を
もとに学びます。
〇第12回 福祉教育の歴史
福祉教育の歴史を概観し、福祉教育の定義やあり方について検討します。また、福祉科教員が生徒とともに21世紀の福祉教育の課題を探り、将来への展望に結び付けていく方法論を学びます。
〇第13回 福祉科の教育実習
教育実習とは何か、教育実習の意義について学びます。教育実習の内容、その進め方、展開を整理し、教
育実習の評価についても理解します。
〇第14回 福祉科教諭の資質
教員に求められる資質は、多様な角度から多くの研究がなされていますが、ここでは「生きる力」と教科「福
祉」との相関性の観点から考えます。
〇第15回 定期試験
筆記試験を予定しています。
授業の運営方法 講義形式で行います。
備考
学生が達成すべき到達目標 高等学校生徒の福祉観を育み、自らの生活向上やすべての国民の権利擁護を思考できるよき市民育成を
目的にした教育が、学校教育の場で展開できるよう具体的な教育方法について学びます。
講義の内容としては、1.福祉科教育法の実際、2.福祉教育の歴史、3.福祉科教諭の資質になります。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験
小テスト
レポート
成果発表
作品
その他
合計