NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 生徒指導(Method of Guidance for Students)
担当教員名 長谷川 祐介
配当学年 3 開講期 後期
必修・選択区分 教職必修 単位数 2
履修上の注意または履修条件
受講心得 無断欠席、遅刻は厳禁です。授業中、他の受講生の学習を邪魔する行為はつつしむこと。   
教科書 文部科学省(2010)『生徒指導提要』   
参考文献及び指定図書 『生徒指導の手引(改訂版)』(文部省、大蔵省印刷局)
『現代教育十戒』(双林社)      その他、適宜紹介します。
関連科目 教育相談、教育心理学等の教職関連科目
オフィスアワー
授業の目的 学習指導とならび学校教育において重要視される生徒指導について、基礎的事項や逸脱理論などを学習することを通して、よりよい生徒指導を行っていくための資質能力の基礎を養う。   
授業の概要 『生徒指導提要』の内容を踏まえながら、生徒指導に関する基本的考えや基礎的知識の学習を行う。また問題行動の原因などを探るために、逸脱に関する理論の学習を行う。また場面指導の演習などを通して実践的指導力の養成をはかる。   
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
第1回
生徒指導の定義
授業や学習への取り組み、評価方法を説明し、生徒指導の定義について解説を行う。

第2回
生徒指導の理念と原理(1)
生徒指導の意義と課題、教育課程における生徒指導の位置づけについて学習する

第3回
生徒指導の理念と原理(2)
生徒指導の前提となる発達観と指導観、集団指導・個別指導の方法原理を学習する

第4回
教育課程と生徒指導
教科、道徳、総合的な学習の時間、特別活動における生徒指導のあり方について学習する。

第5回
児童生徒の心理と児童生徒理解
児童生徒理解の基本を踏まえて、児童期、青年期の心理と発達について学習する

第6回
学校における生徒指導体制
生徒指導体制の基本的な考え方を踏まえつつ、生徒指導の組織と生徒指導主事の役割、全校指導体制の確立などについて説明する。

第7回
犯罪、問題行動に関する社会学理論(1)
少年非行を理解するために、逸脱に関する社会学理論を学習する。特に緊張理論、ボンド理論などを学習する。

第8回
犯罪、問題行動に関する社会学理論(2)
少年非行を理解するために、逸脱に関する社会学理論を学習する。特にいじめの四層構造論などを学習する。

第9回
犯罪、問題行動に関する社会学理論(3)
少年非行を理解するために、逸脱に関する社会学理論を学習する。特にラベリング理論などを学習する。

第10回
生徒指導の進め方(1)
生徒指導のうち、児童生徒全体への指導のあり方について学習する

第11回
生徒指導の進め方(2)
生徒指導のうち、個別の課題を抱える児童生徒への指導のあり方について学習する

第12回
生徒指導の進め方(3)
これまでの学習経験を踏まえて、学校現場を想定した実践(場面指導)を行う。

第13回
生徒指導に関する法制度
校則、懲戒と体罰、出席停止、各種法令や非行少年の処遇について学習する

第14回
学校と家庭・地域・関係機関との連携
学校を中心とした家庭・地域・関係機関などとの連携活動を通してどのように生徒指導を行っていくのか学習する

第15回
今後の生徒指導にむけて
これまでの授業をうけて、今後、どのように生徒指導を行っていったらよいのか、考える

授業の運営方法 講義形式。随時、資料などを提示する。またディスカッションなどを行う場合がある。
備考
学生が達成すべき到達目標 生徒指導に関する基礎的な考え、関連する制度や法令など説明することができる。
逸脱の理論について、基本的な考えを理解する
生徒指導の実践場面を想定し、実際に指導する上での基本的な考えを理解する。 
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験
小テスト
レポート 80
成果発表
作品
その他 20 出席状況や感想用紙、授業態度も評価対象とします      
合計 100