NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 哲学概論A(Introduction on to Philosophy A)
担当教員名 藪内 聰和
配当学年 3 開講期 前期
必修・選択区分 ※選択(教職課程専門科目の備考をよく読むこと) 単位数 2
履修上の注意または履修条件  哲学概論Bを履修することが望ましい。
受講心得  私語・遅刻・居眠りをしないこと。
教科書 なし
参考文献及び指定図書 授業中に適宜指示します。
関連科目 哲学概論B、哲学
オフィスアワー 木曜3限
授業の目的  哲学は特別な学問ではありません。なぜなら哲学しない人間はいないからです。例えば、私達は、人生につまずいたとき、人生の意味を考えることがあります。これは既に哲学しているのです。私達は、よりよく生きようと思い、人生の意味を考えます。つまり、よく生きるためには、哲学することが重要なのです。ただし、有限な存在である私達が考えることのできる範囲は限られています。よりよく考えるためには哲学者が何をどう考えてきたのかを知ることが必要です。この講義の目的は、私達一人一人が深く考えることができるように、哲学者の思想を学び、自ら哲学する基礎を培うことです。
授業の概要 講義形式で哲学史を学びます。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 ソクラテス
ソクラテスの問答法とは、街頭や広場で市民に語りかけ討論し問答を繰り返しつつ真なるもの正しいものに近づいていくことであること、及び、魂の配慮とは、魂を正しく保ちよく生きることであることを解説します。
○第2回 プラトン1 -イデア論-
プラトンは、師であるソクラテスの刑死に直面して政治への情熱を失い哲学に専念したこと、人間の知識を真知と臆見に分類したこと、二世界説を唱え、世界をイデア界と感覚界に区別したことを学習します。
○第3回 プラトン2 -理想国家-
プラトンは、正義が魂の本来的なあり方に関わり、人間の魂の構造にしたがって理想国家が建設されなければならないと考えたこと、この理想国家は共産主義的であり、政治家であるとともに哲学者である哲人王がこの国家を統治すべきであると主張したことを学びます。
○第4回 アリストテレス1 -形而上学-
質料と形相、四原因説を論じたアリストテレスの形而上学とはどのようなものかを説明します。
○第5回 アリストテレス2 -倫理学-
中庸の徳を論じたアリストテレスの倫理学を説明します。
○第6回 ヘレニズムの哲学1
ストア派、エピクロス学派の哲学がどのようなものであるかを学びます。
○第7回 ヘレニズムの哲学2
懐疑派、宗教時代の哲学がどのようなものであるかを学びます。
○第8回 新プラトン学派
プロティノスの流出説、倫理学について学びます
○第9回 アウグスティヌス1 -キリスト教の登場-
イエスの宣教とともに始まったキリスト教は、イエスがローマへの反逆者として十字架刑に処された後、パウロの伝道により、ユダヤ教の制約をはなれて、ギリシャ・ローマの世界へ広がり、ついにはローマの国境になったことを学びます。
○第10回 アウグスティヌス2 -「神の国」と「地の国」-
アウグスティヌスによれば、政治は、善なる神がつくられた善なる秩序としての創造の秩序を前提としており、罪を背負いつつおのれを空しくして神への愛に生きる人々からなる神の国と、自己を誇って自己愛に生きる人からなる地の国が織りなす闘争のドラマであることを考察します。
○第11回 マキャベリ
マキャベリは、共通善や自然法、正義といった規範を中心とせず、あるがままの現実に視点を据え、そこからいかに安定した秩序を創出するかを考察することによって、政治を神学・倫理学から解放し、リアリズムの政治を提唱したことを学びます。
○第12回 トマス=モア
トマス=モアは、理想を踏みにじる現実の政治や社会に対する批判を留保し、所与の制度と理想との架橋を断念することによって、完璧で最善の社会としての理想国家=ユートピアを構想したことを学習します。
○第13回 ホッブズ
自然状態を「万人の万人に対する闘争」として捉え、国家の成立のためには自分の権利を一つの合議体か君主に譲渡すべきであると考え、国家は絶対主義国家でなければならないと主張したホッブズの思想について考察します。
○第14回 ロック
自然状態を自由で平等な状態であるとみなすけれども、たいていの人が、他人の生命・健康・身体を侵してはならないという自然法を遵守しないため、各人が自由を共同社会の代表者にゆだねることによって国家を成立させるべきだと考えたロックの思想を学習します。
○第15回 ルソー
自然状態において人間は完全な自由・平等・独立を享受しているけれども、土地・私有財産・富を持つことで自然状態がくずれ、共同体の各構成員の身体と財産を共同の力で防御し保護する社会契約が必要であると考えたルソーの思想を学びます。
○第16回 期末試験
授業で学んだ哲学者の著作や入門書を、できるだけ読むようにしてください。
授業の運営方法 講義形式で行います。学生諸君と対話しつつ授業を進めます。
備考
学生が達成すべき到達目標 ①西洋哲学史の概略が理解できる。
②公民科・社会科の倫理分野の基礎的な知識を習得する。
③哲学的な考え方の基礎を習得する。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 100 毎回の授業が理解できているかどうか評価します。
小テスト
レポート
成果発表
作品
その他
合計 100