NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 憲法B(Constitutional Law B)
担当教員名 鈴木 照夫
配当学年 3 開講期 後期
必修・選択区分 選択 単位数 2
履修上の注意または履修条件 他の科目の修得を履修条件とすることおよび人数制限は行いません。
受講心得 ・講義内容をしっかりとノートにとってください。
・私語をしないようにしてください。
・携帯電話等は電源を切って鞄の中にしまっておいてください。
・六法その他日本国憲法の条文を参照できるものを持参してください。
教科書 未定
参考文献及び指定図書 「憲法」第四版 芦部信喜著 高橋和之補訂(岩波書店)
関連科目 日本国憲法、憲法A、行政法、労働法ⅠA、労働法ⅠB、労働法ⅡA、労働法ⅡB
オフィスアワー
授業の目的  日本国憲法は、専断的な権力制限して広く国民の権利・自由を保障するという立憲主義の思想に基づく憲法です。この立憲主義の考え方をしっかりと身につけたうえで、日本国憲法の内容、現実の社会における運用を理解することを目的とします。
授業の概要 憲法Bでは、経済的自由権、人身の自由、国務請求権、参政権および統治機構を取り扱います。 
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 オリエンテーション・経済的自由権(1)
 講義の到達目標、授業計画、教科書・参考図書、受講上の注意事項、評価方法などについて説明します。引き続き憲法22条が保障する職業選択の自由および居住・移転の自由について学びます。
○第2回 経済的自由権(2)
 財産権の保障について、その意義、財産権の制限と補償について学びます。
○第3回 人身の自由
 人身の自由の基本原則、被疑者の権利、被告人の権利について学びます。
○第4回 国務請求権
 国務請求権は受益権とも呼ばれますが、その内容をなす、請願権、裁判を受ける権利および国家賠償・補償請求権について学びます。
○第5回 参政権
 参政権の意義・内容ならびに選挙権の法的性格および要件について学びます。
○第6回 社会権(1)
 生存権の法的性格について学びます。憲法25条や13条を根拠にして主張される環境権について考察します。さらに、教育を受ける権利について解説します。
○第7回 社会権(2)
 労働権および労働基本権について学びます。とくに労働基本権に関しては、公務員労働基本権の制限の問題について裁判例の変遷も見ながら考察します。
○第8回 国会(1)
 統治機構の基本原理の一つである権力分立の原理についての理解を深めます。さらに、国民の代表機関、国権の最高機関、唯一の立法機関、という国会の地位について学びます。
○第9回 国会(2)
 国会の組織と権限、議員の地位、国会の活動について学びます。
○第10回 内閣
 内閣の国政上の地位および組織と権能、さらに立法権と行政との関係について、日本国憲法が採用している議院内閣制について学びます。
○第11回 裁判所(1)
 司法権の意味、司法権の限界について考察します。次いで、裁判所の組織と権能、司法権の独立について学びます。
○第12回 裁判所(2)
司法権の限界について学びます。
○第13回 財政・地方自治
 財政に関して、財政民主主義、租税法律主義の原則について学びます。さらに、地方自治の本旨、地方公共団体の機関、条例など地方自治制について理解します。
○第14回 違憲審査制
 憲法保障制度を概観した後、事後的救済としての違憲審査制について学びます。
○第15回 憲法改正手続
 憲法改正手続と限界について学びます。日本国憲法の改正手続に関する法律(国民投票法)についても解説します。
○第16回 期末試験
 第1回から第15回までの内容について試験を実施します。
授業の運営方法 講義形式で行います。
備考
学生が達成すべき到達目標 近代立憲主義の考え方をしっかりと身につけること。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 90
15回の授業内容の理解度を確認します。
小テスト 10
各回の授業に真摯に取り組んだかを確認します。
レポート
成果発表
作品
その他
合計 100