NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 公共経済学(Economics of the Public Sector)
担当教員名 森田 和子
配当学年 3 開講期 前期
必修・選択区分 選択 単位数 4
履修上の注意または履修条件  財政学をすでに履修していることを前提とした講義内容です。
受講心得  3分の2以上の出席を原則としますが、やむを得ぬ事情(試合・就職活動など)で休んだときは授業のプリントを提出してもらいます。
教科書  プリントを配布します。
参考文献及び指定図書  スティグリッツ  「公共経済学(上)(下)」 マグロウヒル  加藤寛・浜田文雅編 「公共経済学の基礎」  有斐閣    谷口洋志著 「公共経済学」 創成社 など 
関連科目  経済学入門、財政学。
オフィスアワー  木曜4限を予定しています。
授業の目的  私たちの身近にある公共部門のさまざまな活動を、市場部門と比較しながら理解することを目標とします。
授業の概要  公共部門の活動を特に、社会資本、租税、地方財政の3つの側面からとらえます。授業はプリントに基づいた講義が中心ですが、区切りになるところでまとめのエッセーを書いてもらう予定です。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 イントロダクション(1) 公共経済学とは。
○第2回 イントロダクション(2) 成立の背景。   
○第3回 公共経済学の理論(1) 市場の失敗と政府。
○第4回 公共経済学の理論(2) 自然独占。
○第5回 公共経済学の理論(3) 外部性。
○第6回 公共部門の活動(1) 公共部j門の役割。
○第7回 公共部門の活動(2) 市場と政府。
○第8回 公共部門の活動(3) スミスとケインズ。
○第9回 公共部門の活動.(4) 小さな政府論と大きな政府論。
○第10回 公共部門の活動(5) 日本の公共部門。
○第11回 社会資本(1) 社会資本とは何か。
○第12回 社会資本(2) 日本の社会資本整備。
○第13回 社会資本(3) 社会資本建設の費用。
○第14回 社会資本(4) 鉄道から道路へ。
○第15回 社会資本(5) 地方の空港の問題。
○第16回 社会資本(6) 高速道路、新刊線。
○第17回 社会資本(7) 費用逓減産業。
○第18回 租税の分析(1) 租税の役割。
○第19回 租税の分析(2) 租税原則。
○第20回 租税の分析(3) 受益と負担の関係。 
○第21回 租税の分析(4) 租税の経済効果。
○第22回 租税の分析(5) 所得再分配の問題。
○第23回 租税の分析(6) 景気と税収の関係。
○第24回 租税の分析(7) 租税と公債。
○第25回 地方財政の課題(1) 税収の大きさ。 
○第26回 地方財政の課題(2) 地域間格差。
○第27回 地方財政の課題(3) 事例研究。 
○第28回 今後の展望(1) 公共部門の効率化。
○第29回 今後の展望(2) ナショナルミニマムの問題。
○第30回 整理と復習 全体のまとめ。 
○第31回 期末試験  試験時間60分で、授業範囲の中から出題します。
 予習、復習は特に必要ありません。
 日頃から公共部門の活動に関心をもってください。
 新聞を読むことをすすめます。
授業の運営方法  講義によって重要なことを説明したのち、資料を読むことで現実の問題を考えるようにします。
備考  できるだけ最近の事例を学習できるよう、取り上げるテーマがこのシラバスとは異なることがあります。
学生が達成すべき到達目標  財政学で学ぶ範囲と重複するところが多いので、財政学をすでに履修してから受講する学生はさらに発展させた応用力を、はじめてこの科目から履修する学生は公共部門の活動についての基礎的理解を深めることを目的とします。講義の終了時までには各自で関連文献を読んでテーマにそった論述ができることをめざします。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 70  講義で学んだ基本事項を整理した後、設定したテーマについて論述する力をみる。そのために必要な資料の収集力と読解力。
小テスト
レポート
成果発表
作品
その他 30 ①休まず授業に出席し、講義内容をノートにとる。
②配布された資料を整理・管理し、復習、論述問題の準備に役立てる。
合計 100