NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 ゼミナールⅢ(Seminar Ⅲ)
担当教員名 市川 芳郎
配当学年 3 開講期 前期
必修・選択区分 必修 単位数 4
履修上の注意または履修条件 特にありませんが、「全体を知り、それとの関連で自分の仕事をすることを心がける人」「何らかの資格試験にチャレンジしたい人」を歓迎します。
受講心得 無断欠席をしないこと。
教科書       
野口旭著 「グローバル経済を学ぶ」 ちくま新書 720円


参考文献及び指定図書 伊藤元重+伊藤研究室編著『伊藤元重の日本経済がわかるキーワード』 日本経済新聞社 2003年
 山岡義典編著『NPO実践講座―いかに組織を立ち上げるか』 ぎょうせい 2000年
 大野健一『途上国のグローバリゼーションー自立的発展は可能か』 東洋経済新報社2000年
関連科目 日本経済事情、国際経済事情、日本経済論、経済政策論、国際経済政策、NPO・NGO論
オフィスアワー 金曜日3時間目
授業の目的 近年のデフレの深刻化の一つの原因は、リストラが日常的になり、「産業の空洞化」がより一層進行していることで、人々が将来に対して悲観的になり生活防衛的な行動から消費需要が萎縮してしまっていることにありました。個人の守りの姿勢が、社会全体としては経済を縮小させてしまう、いわゆる「合成の誤謬」の一つの例として理解できます。本ゼミでは、日本経済の現状を把握する中から政策的課題を見出し、私たちの生活を活気あるものにするにはどのような方策が考えられるかを検討することで、「政策マインド」と「問題解決力」を身に付けることを目的としたいと思います。 
授業の概要 現在、日本経済は様々な課題に直面しています。少子高齢化非正規雇用者の増大、若年者の雇用問題、経済格差、、経済の構造改革、グローバル化、勃興するアジア経済圏、国外を視野に入れた産業再配置など。日本経済の諸課題に対しての政府の政策的対応が求められています。日本経済、国際経済の専門書を精読し、日々の新聞・TV報道に目配りして日本経済と経済政策について考えていきます。 
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
日本経済と経済政策:Japanese Economy and Economic Policy
 「ゼミナールⅡA」 
 「デフレの克服」「不良債権と金融システムの不安」「構造改革で日本は復活するのか」などの日本経済の現状について理解します。まず、自分たちを取り巻いている経済の現状について正確に理解します。「日本経済論」「経済政策論」は関連科目です。
 「ゼミナールⅡB」 
 日本経済の発展過程を時代を画する様々な出来事「石油危機」「プラザ合意」「バブル経済」などのキーワードをもとに理解します。
 「ゼミナールⅢ」 
 日本経済の政策的課題を理解します。「景気を良くするためには政府はどんなことをしますか」「デフレを克服するには、どんな政策が必要とされていますか」「年金制度は本当に破たんするのでしょうか」「NPO・NGOはグローバル経済化の下でどのような役割を果たすのですか」「ベンチャー企業育成の政策的処方せんにはどのようなものがありますか」「少子高齢化は将来の消費者の動向にどんな影響を与えますか」「中国の経済成長は日本経済にどのような影響を与えますか」など現実の日本経済の政策的課題を正確に理解し、政策的な対応を考えていきます。
 「ゼミナールⅣ」 
 3年次での日本経済全般の政策的課題の理解をもとに、ゼミ生が関心を持った課題に対して卒業論文を作成します。テーマの設定が重要です。就職活動の時期とも重なりますので、前期は参考文献の収集が中心となります。後期から翌年の1月の中旬をめどに論文作成に本格的に取り組みます。基本的には個別指導となります。
第1回
シラバス、授業心得
第2回から第16回
テキスト、レポート
第17回(後期第1回目)
シラバス、授業心得
第18回から第31回
テキスト、レポート
授業の運営方法 テキストを定めて、輪読形式でおこないます。ゼミの形式に慣れてきたら、プレゼンテーション力を養成するため、事前に発表者を決め割り当てられた箇所を調べ発表してもらうことにします。
備考
学生が達成すべき到達目標 1.日本経済、国際経済の専門書が自力で読解する力が身についたか。
2.与えられた課題に対してレポートを作成する力が身についたか。
3.レポートを報告し、要点を的確に伝える力が身についたか。
4.自ら課題をみいだし、自力で資料を検索し、レポートにまとめ上げる力がついたか。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験
小テスト
レポート 100
成果発表
作品
その他
合計 100