NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 基本介護技術(Basic Skills of Nursing Care)
担当教員名 姫嶋 良子、藤沢 紀美子、鶴田 登志子
配当学年 2 開講期 後期
必修・選択区分 選択 単位数 1
履修上の注意または履修条件  受講生と体験を共有し、介護技術の復習はその日のうちに行うことが必要です。
受講心得  研修の機会を効果的なものとするためには、それなりの心の準備が必要です。
訪問介護員は、「基礎的な介護を実践する力量」が求められています。
介護の原理原則をていねいに学び、自分を育てる出発点であることを自覚してください。
教科書 ホームヘルパー講座2級課程
介護労働安定センターホームヘルパー2級
参考文献及び指定図書  随時紹介します。
関連科目  介護福祉士養成講座(15巻)
オフィスアワー
授業の目的  介護の目的、機能及び展開過程を理解し、学内で習得した知識と介護技術について、老人福祉施設、身体障害厚生援護施設、児童福祉施設または老人保健施設において、利用者が求めている日常生活援助に関する介護技術能力を深めると同時に各種の介護を助ける住宅設備機器や福祉用具の知識と活力を養います。また、実習指導者の指導を受けながら介護計画の立て方や記録の仕方について学び、チームの一員として介護を遂行する能力を養います。
授業の概要
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 オリエンテーション
 1.ねらい
  介護実習を通じて、学生各自が介護課程の展開を踏まえて介護技術の基礎を確認します。
 2.講義・演習のねらいと指導上の留意点、介護の基本・概要が理解できるように説明します。

○第2回 食事の介護
 1.食事の意義と目的を説明します。
 2.食事介護のポイントと留意点について、嚥下しやすいゼリー・ビデオ等を用いて説明し、実際に食べる介助を体験してもらいます。

○第3回 排泄・尿失禁の介護
 1.排泄の意義と目的を説明します。
   排泄介護のポイントと留意点について、器具やビデオ等を用いて説明します。
 2.尿失禁
   尿失禁の介助における注意点、自立へ向けての介助の方向性を説明しながら、排泄用具を使用して体験してもらいます。

○第4回 衣服着脱の介護
 1.衣服着脱の意義と目的
 2.衣服着脱介護のポイントと留意点について、障害(片麻痺や両下肢麻痺)に応じた着替え、寝衣交換の方法等、ビデオを用いて説明し、更衣介助を体験してもらいます。

○第5回 入浴の介護
 1.入浴介助の方法
 2.入浴介助における注意点(疾患・環境・羞恥心)について、ビデオを用いて説明します。

○第6回 身体の清潔
 1.身体の構造と生理機能
 2.身体の清拭について、ビデオを用いて適した方法を説明します。
 3.部分浴の方法…足浴・手浴・洗髪等について説明し、実際に体験してもらいます。
 4.口腔ケア・耳、鼻、目、爪のケア等、ビデオを用いて説明をします。

○第7回 寝具の整え方
 1.介護のポイントと留意点
 2.ベッドメイキングの方法について、ビデオを用いて説明し、その後、学生2名が1組となって実際に体験してもらいます。

○第8回 寝床上での体位・姿勢変換とじょくそうの対応
 1.寝床上での体位・姿勢変換のポイントについて、ビデオを用いて説明します。
 2.体位・姿勢変換・起き上がり等の方法について、学生2名を1組として体験してもらいます。
 3.じょくそうを予防する方法について説明します。

○第9回 家具・車椅子などへの移乗・移動の介護
 1.移乗・移動介護のポイントについて、ビデオを用いて説明します。
 2.学生2名1組になって、車椅子体験(乗る人、介助する人)をしてもらいます。

○第10回 肢体不自由者の歩行の介護
 1.介護のポイントと留意点を説明します。
 2.歩行の介護、杖・歩行器等を使用しての歩行の介助方法を、2名1組で体験してもらいます。

○第11回 視覚障害者の歩行等の介護
 1.介護のポイントと留意点を説明します。
 2.ガイドヘルプの方法を、アイマスクや白杖等を用いて実際に、2名1組で廊下、階段等を体験してもらいます。

○第12回 緊急時の対応法
 1.骨折・やけど・てんかん発作等の対応について、ビデオを用いて説明し、学生各自が包帯の使い方を実際に体験します。

○第13回 訪問介護計画の作成と記録・報告の技術
 1.記録の書き方…目的・責任・内容・条件等々について説明します。
 2.事例報告のまとめ方について、事例を紹介し説明します。

○第14回 職員の健康管理・腰痛予防について
 1.ボディメカニックスの活用
 2.感染予防の抑止・防止

○第15回 期末試験(実技試験)を、モデルや必要物品等を用いて行います
介護に関する技術やさまざまに工夫された福祉用具の利用方法等は、実際にやってみて、体で覚えていないと現場で活用することができませんので、反復練習に心がけてください。
授業の運営方法  毎回、講義では教科書とビデオも取り入れます。
実技は、ベッドや車椅子等の必要な物品を実際に使って、介護員やモデルの体験をしてもらいます。
備考
学生が達成すべき到達目標
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験
小テスト
レポート
成果発表
作品
その他
合計 100