NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 企業のサクセスストーリー(Business History)
担当教員名 尾道 博
配当学年 2 開講期 後期
必修・選択区分 ビジネスマネジメントコース 選択 単位数 2
履修上の注意または履修条件  いろいろな企業に関心を持ってほしいです。
受講心得  ベンチャー企業や現在の日本の企業などの動向に関心をもってほしいです。
教科書  未定
参考文献及び指定図書  『日本経営史』(岩波書店)
関連科目  経営学入門、経営学総論
オフィスアワー
授業の目的  日本が高度経済成長を成し遂げたのは日本の企業の果たした役割を評価しなければなりませんが、その企業が成長した歴史について言及します。つまり企業の成立、発展などについてその創設者や経営者の経営方針を検討しながら理解して行くのが目的です。またスポーツ産業の企業の創業から成長にいたる経緯と、スポーツ産業の創業などの意義を理解することです。
授業の概要
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 オリエンテーション
最初の授業ですので本講義に関する諸注意をおこないます。また授業の進め方、出欠の取り扱い方、試験について、評価の仕方などについて説明します。
歴史についての誤解を解きます。つまり年号を覚えることが歴史だと勘違いしている人が多くいますので、この講義では年代の暗記より、歴史的なものの見方、考え方を身につけてもらうことを第一の目的にします。また日本の企業の発展について特徴などについて理解してもらうことが第2の目的です。
○第2回 江戸時代の三井家の経営
 三井の創業と創業時の三井けについて説明します。
○第3回 越後屋の経営方針
 三井家=越後屋八郎右衛門の呉服屋の経営方針、販売方針などについて説明します。
○第4回 越後屋の発展
呉服商としての越後屋から多角経営、さらに一族の財産の共有化を構築していき三井は発展していったことを説明する。
○第5回 明治の三井家の経営①
 江戸時代に発展した三井も明治になるといろいろな意味で経営が厳しくなっていった。その際の経営立て直しについて解説していきます。
○第6回 明治の三井家の経営②
 紆余曲折しながらの明治期の三ツ池は政商から財閥に変化していくものでした。
○第7回スポーツ産業企業について
 企業が創業し、成長し発展した事例としてスポーツ用品産業とスポーツ・エージェント企業を取り上げます。スポーツ用品産業企業として成功したミズノ、アシックスを取り上げる意味について説明します。またそれらが経営史学のうえでどのような意義があるのかについて説明します。
○第8回 ミズノの会社概要
 スポーツ産業全体について概要し、現在のミズノの実体を知ることからはじめます。一様説明した後に受講生にその説明に対して図式と説明をしてもらいます。
○第9回 ミズノの創業
 ミズノの創業者である水野利八と利八が創業した時代背景並びに利八の経営(方針、販売、組織)について説明します。
○第10回 ミズノの売上高(全体と商品別)と資本金の推移と経営理念 
ミズノが成長した経緯を見るために全体の売上高と各商品の売上高の推移を見ることによってミズノの販売戦略を考察し、説明していきます。また資本金の推移を見ることによってミズノの発展過程がわかり、そのポイントがどこにあったのかを説明します。
○第11回 ミズノの組織と販売方法 
 ミズノが成長して行くに従ってその組織改編の推移をみて経営学上の組織について説明します。またミズノが成長した要因の1つが販売方法にあると考えられますから、その特徴について説明します。
○第12回 アシックスの概要を説明します。
 アシックスの現在の企業説明を行います。
○第13回 オニツカの創業者とその履歴について
 アシックスの創業者の一人である鬼塚氏の経歴、シューズの製造販売に至る経緯などについて説明します。この時代背景についても解説します。
○第14回 アシックス創業の経緯と経営理念
 アシックスが創業した時代の社会背景と創業当時の経営実態についてわかりやすく説明します。アシックスが大企業に発展した要因として明確な経営理念に基づいて経営されていたことを説明します。
○第15回 アシックスの組織と販売方法
 アシックスが大きく成長した要因としてその企業全体の組織について説明します。またもう一つが販売方法の変遷について説明します。
○第16回 試験
試験時間:60分
持込  :不可
授業の運営方法 パワーポイントも用いながら、学生と討論しながらの授業です。
備考
学生が達成すべき到達目標 1、企業が同様な歴史(過程)のなかでどのような方針、理念などを取りながら発展していったかを理解すること。
2、日本の企業の経営の特徴を理解すること。
3、いろいろな事を考える際、時間軸をいれ考えることができるようになること。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 80
小テスト
レポート
成果発表
作品
その他 20 出席点を考慮します。
合計