NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 スポーツリテラシーⅡ(Sports LiteracyⅡ)
担当教員名 堀 仁史、岡村 典慶、岩元 正敏、郡 弘文、武田 正芳
配当学年 2 開講期 前期
必修・選択区分 選択 単位数 2
履修上の注意または履修条件 1.受講申し込み時に3,000円(教本、保険代、教材セット等)の教材費を納付してください。
2.実技のできる服装で受講してください。第1回ガイダンスで説明します。
受講心得 出席は毎時間取ります。
教科書 赤十字救急法基礎講習教本
 日本赤十字社編集 株式会社 日赤会館発行所
 
赤十字救急法講習教本
 日本赤十字社編集 株式会社 日赤会館発行所
参考文献及び指定図書 「救急法基礎講習教本」および「救急法講習教本」使用(第1回ガイダンスで配布)
関連科目 健康の科学・スポーツ科学・生涯スポーツ指導
オフィスアワー
授業の目的 赤十字救急法とは、病気やけがや災害から自分自身を守り、けが人や急病人を正しく救助し、医師または救急隊員などに引き継ぐまでの救命の手当及び応急の手当をいいます。救急法を学ぶ目的は、誰もが事故を防止し、緊急時に必要な救助や手当ができるように、正しい救急法の知識と技術を身につけることであり、人間愛に基づいてこれを行うことであります。
授業の概要 夏季集中講義(3日間)で行います。第1日目は救急法基礎講習と「理論」および「実技」を学習し、筆記試験と実技試験を実施します。合格者は引き続き、救急法講習の「理論」を受講します。第2日目は「止血法」について理論を学習した後、「包帯法」の実技を行います。第3日目は「搬送」「固定法」の理論および実技を学習した後、救急法講習の「実技試験」および「筆記試験」を行います。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 ガイダンス
 この授業の全体内容の説明をします。導入として、赤十字社の実施している普及事業の救急法、水上安全法、雪上安全法、家庭看護法、幼児安全法について概要を学習します。
 
○第2回 赤十字社救急法
 赤十字救急法とその目的や範囲及び救助者が守るべきことを学習します。
 
○第3回 救急法実施上の一般的注意
 一般的注意として、手当の必要な場合、手当の基本、傷病者への接し方の注意、現場での留意点などについて学習します。手当の基本として、傷病者の観察、傷病者の寝かせ方(体位)、保温、加温、飲食物などについて学びます。ショックについてでは、ショックとその徴候、原因、注意すべきことの他、予防のための手当を学習します。
 
○第4回 心肺蘇生法 Ⅰ
 心肺蘇生法とその手順、重要性、必要な場合、範囲などを学習します。気道確保では、その重要性、気道閉塞の原因、気道確保の必要性とその方法を学習します。人工呼吸法では、その生理や種類、呼気吹き込み法の実際や胃の膨らみ、器具の使用などを学習します。
 
○第5回 心肺蘇生法 Ⅱ
 循環の整理や心臓マッサージの種類、方法を学習します。子供に対する心肺蘇生法では、意識の確認、気道確保、呼吸の確認、人工呼吸、循環のサインの確認、心臓マッサージなどを学習します。心肺蘇生法に伴う副損傷では、気道確保を行う場合、人工呼吸を行う場合、心臓マッサージを行う場合などを学習します。気道内異物の除去では、気道内の異物やその除去の種類や方法を学習します。他に損傷を伴う場合の同時手当や心肺蘇生法が必要となる特殊な状況について学習します。
 またAEDを用いた除細動と心肺蘇生法、AEDを用いた除細動の手順、特別な傷病者に対する対処を学習し、救命の連鎖について理解を深めます。

○第6回 検定
 一次救命処置(心肺蘇生法、AEDを用いた除細動、気道異物の除去)の実技、および筆記試験を行います。合格者には赤十字救急法基礎講習修了者としての認定証を交付します。
 
○第7回 きずと止血
 きずの種類やきずの危険性について学びます。止血では、その仕方や実際、その他の出血の手当を学習します。各部のけがでは、頭、頸、胸、腹、手(指)、とげなどのふみぬき、釣り針を刺したとき、目、歯などのけがについて学習します。特殊なけがでは、熱傷、化学薬品がかかったとき、感電、落雷、低音による障害、咬創、毒虫等による被害などを学習します。道路上での救助作業では、救助に際しての注意やオートバイ事故とヘルメットの脱がせ方について学習します。
 
○第8回 包帯 Ⅰ
 保護ガーゼ(きずの覆い)や、三角巾の使用方法などを学習します。
 
○第9回 包帯 Ⅱ
 巻軸帯、応用包帯、絆創膏、ハンカチ等の使用方法などを学習します。
 
○第10回 骨折
 骨折の分類、その観察や手当、固定法について学習します。前腕他各部の骨折の固定を学習します。
 
○第11回 脱臼等
 脱臼、捻挫、打撲、肉離、腱断裂、突き指の症状や手当について学習します。
 
○第12回 急病 
 心臓発作・心不全、脳卒中、呼吸困難(喘息、気胸)、腹痛、痙攣、発熱・かぜ・じんましん、脳貧血、中毒、熱中症等の症状や手当について学習します。
 
○第13回 搬送
 一般的注意やその方法について学習します。
 
○第14回 救護
 災害時の心得、大地震の心得、水害の際の心得について学習します。
 
○第15回 まとめ
 これまでの講習内容のまとめと補足内容を学習します。
 
○第16回 検定
 学科と実技を行います。全日程受講生には、受講証、検定合格者には、救急法救急員認定証を交付します。
■ 第1日目

授業内容
基礎講習の実技および理論、救急法講習の理論

復習
最終日に試験があるので、救急法講習の理論を復習しておくこと

■ 第2日目

予習
教科書で救急法講習の内容を読む。

授業内容
救急法講習の理論および実技

復習
最終日に「包帯法」の実技試験があるので練習をすること。
また救急法講習の理論を復習すること

■ 第3日目

授業内容
救急法講習の理論および実技
午後から救急法講習の実技試験および筆記試験
授業の運営方法 講義と実習を行います。

全科目にすべてに出席することが義務付けられており、「欠席」、「早退」、「遅刻」があった場合には、受講資格を失います。また「公欠」も認めません。
備考
学生が達成すべき到達目標 救急法を学習することで、災害時や直ちに手当てを必要とする傷病者に遭遇したときに、自信と勇気を持って手当てが行えるよう、けがや病気に対する正しい知識と技術を修得し、同時に、けがや病気、災害から自分自身を守るという姿勢を身につける
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 100 日本赤十字社が行う「救急法救急員」養成講習です。筆記試験で80点以上(100点満点)で合格です。
小テスト
レポート
成果発表
作品
その他
合計 100