NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 ゼミナールⅡA(SeminarⅡA)
担当教員名 松下 乾次
配当学年 2 開講期 前期
必修・選択区分 必修 単位数 2
履修上の注意または履修条件 特になし。
受講心得 出席が必修です。課題をしっかり達成してください。
教科書 岩田規久男『日本経済を学ぶ』(ちくま新書)。
参考文献及び指定図書 授業で指示します。
関連科目 法律、経済、経営、政治関係の科目を広く取ってください。
オフィスアワー
授業の目的  企業・組織の社会的責任を学習していきます。 企業、官庁その他様々な組織における不祥事が連日報道されています。食の安全を無視する食品関係企業、国民の年金をいいかげんに処理にしていた行政官庁など。明らかな法令違反は問題外です(コンプライアンスは必須)。いまでは、消費者、国民(ステークフォルダー)は、組織の提供するモノ、サービスに対してそれ以上のものを求めます。社会的貢献、社会的責任(CSR)です。21世紀、19,20世紀と発展してきた産業社会は、テロ、経済危機、環境破壊と大きなリスクに直面しています。このリスクにどう対応するか様々な組織は問われています。組織そのものの存在意義への問いです。これは、組織と個人という古典的な問題でもあります。個人は、前世紀に続いて、今日さらに個人化しています。そもそも、社会(組織・団体)、国家の存在そのものが問われる事態である。ゼミナールでは、この根源的な問題を踏まえつつ(個人の尊重と組織による連帯・共生)、様々な組織の現状と問題を考えていきます。
ゼミナールⅡAでは、その基礎的、社会常識的な問題から学習します。「社会認識力」を培ってもらいます。また、本ゼミナールでは、ゼミの課題を通して、社会に出たときに必要になるコミュニケーション・ツール、すなわち「聞く」、「読む」、「書く」、「話す」のスキルを学習します。ゼミナールⅡではとくに、ノートの作成を通して、「聞く」(メモる)と「読む」(要約)を実践します。
授業の概要
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
第1回 履修指導。ゼミナールのスケジュール確認。ゼミナールの課題の解説。
第2回 大学で何を学ぶか。コミュニケーション・ツールとしての意義。
第3回 コミュニケーション・ツールの学習方法。論理的な文章の書き方。
第4回 政治、経済、社会問題の基礎:最近2年間の時事問題を取り上げる。
第5回 政治、経済、社会問題の基礎:最近の時事問題を扱い、議論する。
第6回 日本の近代化、経済を中心に戦後史の概要を見ていく。
第7回 戦後史の概要の続き。
第8回 テキスト『日本経済を学ぶ』の内容の概要。
第9回 テキスト1章「戦後復興から高度経済成長期」
第10回 テキスト1章の続き。高度経済成長の要因をまとめる。
第11回 テキスト1章の続き。石油ショック後の経済成長の鈍化。成長政策の問題。
第12回 テキスト2章「バブル景気から失われた10年」
第13回 テキスト2章の続き。円高からバブル景気のまとめ。
第14回 テキスト2章の続き。バブル崩壊から「失われた10年」。
第15回 テキスト2章の続き。まとめ。
第1回から3回:学習の基本的なスキルについて学習。簡単なレポート(作文)を課題とする。
第4回・5回:最近の時事問題を扱い、社会認識力の重要性、職業選択の問題を考えてもらう。簡単な作文を課題とする。
第6回・7回:配付資料を使って、日本の近代化、戦後経済史を概観する。
第8回から15回:テキストを使って、戦後経済史を学ぶ。発表担当者は、該当頁をまとめコメントを付してレジメにする。その他のゼミナール学生は予習としてしっかりテキストを読み、議論に参加する。
授業の運営方法 テーマの資料の輪読と、与えられたテーマ発表で行います。
備考
学生が達成すべき到達目標 ① 学習のスキルを身につける。とくにコミュニケーションツール。
② 戦後経済の展開を学習するなかで、企業と政府の役割を考え、自分なりの意見にしてまとめる。
③ 戦後経済史、現在の経済の状況を学習するなかで、社会を見る目=社会認識力を培う。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験
小テスト
レポート 40
成果発表 50 発表担当者は、レジメを作り、意見をまとめることが課題です。
作品
その他 10 毎回i出席し、議論に積極的に参加することを評価対象にします。
合計 100