NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 電波法規(Radio wave Requlation)
担当教員名 黒岩 和治
配当学年 4 開講期 後期
必修・選択区分 選択 単位数 2
履修上の注意または履修条件 電波工学、空中線と電波伝播および通信工学に関連した科目を履修しておくことが望ましい。
受講心得 各授業の後半に行う練習問題(過去の国家試験問題)を通して理解を深めるようにすること。また,電波工学、空中線と電波伝播および通信工学に関連した科目を履修して得た「電波」に関する基礎知識を生かすこと。
教科書 担当者が用意する講義用プリントを用いる。
参考文献及び指定図書 参考文献及び指定図書
関連科目 電波工学、空中線と電波伝播、通信工学
オフィスアワー 開講日の昼休み時間
授業の目的 通信の利用を円滑に運用するためには、詳細な規律が必要であり、このため無線や有線の利用に関する多くの法令が施行されている。無線や有線の利用は特別なものを除き、総務大臣の免許を受けた無線従事者や電気通信主任技術者の国家資格でなければ操作や監督はできない。本講義では無線や有線の設備を操作・監督するために必要な電波法および国際電気通信条約の大要を理解することを目的とする。また電気通信サービス事業に必要な電気通信事業法、有線電気通信法の大要につても学ぶ。
授業の概要 電気通信分野に従事する者が、電気通信に関する条約・法令についての理解を深めるとともに、実務面においてこれらの法令との係わりを理解することを目標とします。 電気通信に関する法令である電波法を主とし、国際電気通信条約、電気通信事業法および有線電気通信法に焦点をあてて講義する。なお、本講義を受講するために必要な電波の基礎知識について、第1回目に概説する。  

授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
第1回
電波に関する基礎知識の概説

第2回
電気通信関係法令の概観 及び 電波法第1章 総則

第3回
電波法第2章 無線局の免許(1) (無線局の開設、 免許制度、免許の欠格事由)

第4回
電波法第2章 無線局の免許(2) (無線局の開設の 手続き、免許と登録)

第5回
第1回~第4回についての小テスト

第6回
電波法第3章 無線設備等(1) (無線設備の技術基準、技術基準認証制度)

第7回
電波法第3章 無線設備等(2) (無線設備の技術基準、受信設備・無線設備の条件)

第8回
電波法第4章 無線従事者(1) (無線従事者制度)

第9回
電波法第4章 無線従事者(2) (無線従事者の免許)

第10回
第6回~第9回についての小テスト

第11回
電波法第5章 運用(1) (無線局の運用)

第12回
電波法第5章 運用(2) (無線局の運用-(続))

第13回
電波法第6~8章 業務書類、監督、罰則

第14回
電気通信事業法および有線電気通信法

第15回
試験
第1回
電波の発生・伝搬、周波数帯域

第2回
電波法の目的、電波法令、電波用語

第3回
無線局、放送局、特定無線局

第4回
無線、放送免許

第6回
無線設備、電波の型式

第7回
無線設備、電波の質

第8回
無線設備の操作

第9回
主任無線従事者

第11回
無線局の運用

第12回
放送局の運用

第13回
無線局の管理と監督

第14回
電気通信事業法の特徴と有線電気通信設備の設置と運用
授業の運営方法 各授業の前半にプリントを中心とした講義を行い、後半に国家試験に出題された問題を用いた演習を行って、理解を深める。
備考
学生が達成すべき到達目標 1)電波工学や通信工学を履修して得た「電波」に関する知識の応用を実感し、関連法規を理解するための技術用語の意味が分かる。
2)電波法の目的、無線局の免許、無線設備、無線従事者制度、などに関した「電波法」について理解する。
3)無線局の運用、無線局の管理と監督、有線電気通信法有線電気通信設備の設置と運用などに関した、「電波法」と「電気通信事業法」について理解する。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 60 国家試験問題に沿った練習問題により得られる応用力を評価する。
小テスト 40 国家試験問題に沿った練習問題により得られる応用力を評価する。
レポート
成果発表
作品
その他
合計 100