NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 原価計算論B
担当教員名 工藤 順一
配当学年 2 開講期 後期
必修・選択区分 選択 単位数 2
履修上の注意または履修条件 簿記をしっかり勉強することが望ましいです。 
受講心得 1.毎回必ず出席してください(欠席すると講義がまったく理解できなくなる恐れがあります)。
2.電卓を必ず持参してください。
3.指定されたテキストを必ず購入してください。 
教科書 TAC簿記検定講座著『合格テキスト日商簿記2級工業簿記Ver.5.0』TAC出版
参考文献及び指定図書 随時紹介します。
関連科目 簿記入門、管理会計論、経営分析
オフィスアワー
授業の目的  私達がスーパーやデパート等でモノを買うときには、必ず値段がついています。その値段は、基本的には、モノを製造・仕入れしたときのかかった「原価」に「儲け」を加えて計算します。
 本講義では、「原価」とはどういうものであるのか。「原価」を構成する要素にはどういうものがあり、どのように原価を計算するのか。そして、原価を下げるにはどうしたらよいのか等を理解していただけるようにしたいと考えています。
授業の概要
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
(総説)

(総合原価計算)
○第1回 総合原価計算の定義
 個別受注生産形態の企業について適用される個別原価計算に対して、大量生産の企業に適用される原価計算が総合原価計算になります。これも製品別計算に該当します。

○第2回 単純総合原価計算の計算
 総合原価計算の中でも、単一製品の生産について行われる総合原価計算を単純総合原価計算と呼びます。 

○第3回 仕掛品の評価?平均法
 第21回と第22回は仕掛品の評価方法について学習していきます。まず、ここでは、平均法をみます。

○第4回 仕掛品の評価?先入先出法と後入先出法
 ここでは、先入先出法と後入先出法について学習していきます。先入先出法は、先に入れたものから先に完成させていく方法です。具体的には、月初仕掛品から先に完成させるといった考え方です。

○第5回 減損、仕損の評価
 総合原価計算においても減損や仕損の問題が出てきます。総合原価計算では、その処理の方法として、度外視法と非度外視法の2つがあります。

○第6回 工程別総合原価計算
 総合原価計算の基本的な考え方を修得すると次に、工程別総合原価計算についてみていきます。

○第7回 組別総合原価計算
 同一工場内で種類の異なる2種類以上の製品を連続して大量に生産する企業で用いられる、組別総合原価計算について学習します。

○第8回 等級別総合原価計算
 等級別総合原価計算とは、TシャツのようにS、M、Lといったサイズが分けられているようなものについての計算を行う場合の総合原価計算の名称です。

(標準原価計算)
○第9回 標準原価計算
 標準原価計算について学習していきます。標準原価計算は、伝統的に原価管理の1手法として考えられてきました。

○第10回 標準原価計算(2)
 標準原価計算の説明をした後で、次に、差異分析の具体的な計算方法を学習していきます。具体的には、直接材料費、直接労務費および製造間接費に関して差異分析を行います。

(直接原価計算)
○第11回 ~12回 直接原価計算(1)
 直接原価計算は、短期利益計画目的において、利用される原価計算です。これは、原価を変動費と固定費とに区分して、売上高から変動費だけを差し引いて計算した限界利益を算定します。

○第13~14回 直接原価計算(2)
 直接原価計算の応用として、CVP分析を行います。CVP分析により、費用(C)と売上高(V)と利益(P)の関係を見ていきます。


○第15回 本社工場会計
 大企業になると、工場を本社から独立した会計を行います。このような本社工場会計について学びます。

○第16回 定期試験
すべての講義に関して総復習の意味でのテストを行います。
計算機の持ち込みはOKです。 
第1回

配付資料により概要を説明

第2回~第14回
配付資料
練習問題により小テストを解く(20分)
練習問題の解説(20分)
新しい課題の説明(50分)

第15回
講義に加え、これまでの授業の
総復習




授業の運営方法 毎回、前回の講義の復習問題を課します。時間内に解けるようにしてください。
備考
学生が達成すべき到達目標 ①原価計算論の基礎的な用語に慣れ、理解する。
②原価計算のしくみを理解し、公式を応用できる。
③種々の図が用意されているので、それらを利用できる。
④理論・公式を理解し、練習問題に応用できる。
⑤日商簿記検定2級工業簿記の問題が解ける。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 60 講義の要点を理解できているかを確認します。計算問題は、基本的なパターンを覚えましょう。
小テスト 10 原則として、毎回、前回の講義の復習問題を課します。講義の内容を復習するために必要ですので、毎回真剣に解いてください。決められた時間内に解けるようにしましょう。
レポート
成果発表
作品
その他 30 授業に欠席したり、遅刻早退せずに意欲的に取り組んだ場合は、評価の対象とします。
合計 100