NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 経営学入門(Guide to Business Administration)
担当教員名 橋本 堅次郎
配当学年 1 開講期 後期
必修・選択区分 必修 単位数 2
履修上の注意または履修条件  特にありません。
受講心得  テキストを使わないので、必ず出席して、よく聞き、しっかりノートにとってください。
教科書 なし
参考文献及び指定図書 経営学のことが面白いほどわかる本(笠原英一、中経出版)、1からの経営学(加護野忠男、吉村典久、中央経済出版)、はじめの一歩経営学(守屋貴司、近藤宏一、小沢道紀、ミネルヴァ出版) 
関連科目 ビジネス実務総論B、経営組織論B、流通経営論 
オフィスアワー 毎週火曜日3時限目
授業の目的 経営学とは「世の中の変化に対応し、組織を通して成果を出すことである」という点について、大きく①世の中の変化 ②戦略 ③組織 ④人(リーダーシップ) ⑤組織文化に分けて授業を進め、経営学の全体像を理解してもらうことを目的としています。 また経営者の人間性にも触れることで学生諸君の人間性を養うことも目的としています。
授業の概要 経営の全体像はもちろん、経営者など過去・現在の著名人の名言も交え経営の知識だけでなく、経営者の持つ人間性についても学んでいきます。講義は①前回の復習 ②今日の名言 ③授業テーマと資料 ④DVDや画像の紹介 ⑤振り返りレポートの作成という内容で進めます。一方的な講義にならないようにできる限り質問を交えながら授業を進め、学生諸君が自ら考える内容にしていきます。 
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
第1回 講義の概要と進め方
 講義の目的と概要説明大学で学ぶことの意義「考える」と「考え抜く」の違いについて、また経営学とは何か、経営学は何の役に立つのかについて一緒に考えます。世の中に変化をつかんで業績を上げる企業の事例を紹介します。

第2回 世の中の変化と顧客価値
 経営の神様と言われる松下幸之助氏の言葉を紹介します。お客様にとっての価値とは何か、経営者はどのようにして価値を生み出そうとしているか。衣料品やDIYの事例を交えて講義をします。

第3回 儲けるのが経営か?
 経営とは儲けることか?経営の永続性や社会との関わりについて考えます。老舗企業の紹介や不正の紹介を行い経営と儲けることについて事例を交えながら講義を進めます。

第4回 失敗と経営者
 経営に失敗はつきものですが、経営者の失敗事例から世の中への変化への対応について学びます。また世の中の変化とは具体的にどのようなことを言うのか。外部環境の枠組みについて学びます。

第5回 企業の戦略①
 外部環境の変化に対応し企業はどのような戦略を選択するのか?学生にとって身近なアミューズメント業界やファストフード業界を取り上げ「市場の地位戦略」について学びます。

第5回 企業の戦略②
 マイケル・E・ポーターの競争の戦略を取り上げます。3つの基本戦略を学びながら、具体的に企業がどのような戦略をとっているか。飲食業界を事例に取り上げます。

第6回 企業の戦略③
 引き続き競争の戦略について学びます。前回とは異なる戦略をとる企業を紹介しながら市場環境と戦略の選択について考えます。またコンビニを取り上げ戦略事例を紹介します。

第7回 事業の定義
 企業にとって自社の事業の定義をどのようにするかは成長におおきく関係します。ファストフード業界の事例を取り上げ、定義によって顧客の選択が異なることを事例を通して学びます。

第8回 戦略と組織
 変化に対応して戦略を実行するためには組織が必要です。組織を使って成果を出すためにはどうするか?「もしドラ」を事例に、組織が成果を出すには具体的にどのようにしたら良いか学びます。

第9回 危機への対応
 企業活動において危機はつきものです。企業不祥事の事例を紹介しながら危機への対応について学びます。今日的なテーマとしてCSR、コーポレート・ガバナンス、コンプライアンスについても学びます。

第10回 組織と人①
 組織を動かすのは人です。組織のリーダーについて考えます。リーダーとは何か、リーダーシップを発揮するにはなにが必要とされるのか?具体的な事例をあげながら授業を進めます。

第11回 組織と人②
 前回のリーダーシップの発揮を発展させ、どのように具体的に行動することが組織を動かすことにつながるのかについて学びます。経営の全体像を把握したうえで組織と人を動かすことについて学びます。

第12回 経営学は何の役に立つのか①
 経営学は実際に社会に出ていろいろな面で役に立つことを学びます。実際に企業の管理職の事例を取り上げ、実務の中で経営学の考え方が活かされていることを学びます。

第13回 経営学は何次の役に立つのか②
 前回に引き続き、経営学を実社会でどのように役立てていくのか。事例をまじえながら紹介しします。世の中の変化から戦略・組織・人を活かすまでを学びます。

第14回 組織文化
 経営全体に大きく影響を及ぼすのが「組織文化」です。組織文化とは何で、どのような組織文化があるのか?組織文化の類型を学び、、身近に当てはめて考えます。

第15回 まとめ
 講義のまとめと今までの質問に答えます。経営学の全体像について理解を深め、実践で使えるように自分で工夫することを学びます。

第16回 期末試験
講議時に、毎回資料を配付します。できるだけ、その中に理解を深めるための映像や新聞・雑誌の記事等を入れています。講義を理解し、視野を広げ、以降の学習のヒントになるものですから、授業の前後に必ず熟読してください。
授業の運営方法  講義方式とし、毎回資料配付をします。できるだけ受講生の意見を聞くことも実施したいと思います。教室の座席を指定します。
備考
学生が達成すべき到達目標 ①「企業の仕組みの基本」を理解します。
②「企業が存続するために何が必要か」の概要を理解します。
③「社会にとり、あるいは自分自身にとり、企業とは何か」を理解します。
④「企業人としての在り方の基本」を理解します。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 70 広い基本知識の修得度
小テスト 広い基本知識の修得度
レポート 期末試験に含む。
成果発表
作品
その他 出席加点
出席パーセントの30%を加点
試験結果は、期末試験を70%として、出席店を出席%の30%とし合計で100点満点とします。
講義への取り組みは態度を重視します。私語については厳格に対処します。
合計 100

100超は、100