シラバス情報

注）公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名	造形２（Modeling2）
担当教員名	冨田　礼志
配当学年	1	開講期	後期
必修・選択区分	選択	単位数	1
履修上の注意または履修条件	１年後期開講の「造形２」を受講予定の学生は、必ず本科目を事前に履修しておくこと。
受講心得	この科目は学生が次の目標を達成できることをめざしています。授業時はもちろん、課外の予習復習（自習）を通して、これらの目標が達成できるように学習を進めてください。 ●色彩に関する知識、理解を深めることができる。 ●画材道具の使い方、技法を追求し、深めることができる。 ●美の秩序を理解し作品に応用できる。 ●平面空間における構成力や表現力を身につけ追求できる。
教科書
参考文献及び指定図書
関連科目	（先修科目）造形１（後修科目）造形３、造形４（先修・後修に関係なく関連性の高い科目）デッサン１、デッサン２、ＣＧ基礎、ＣＧ１、ＣＧ２、ＣＧ３、ＣＡＤ１、ＣＡＤ２
オフィスアワー

授業計画	学習内容	学習課題(予習・復習)
授業の目的	この科目の目的は、視覚表現に用いる素材についての知識や表現技法を身につけること、色彩に関する知識を深めることの２点を通して、より良い視覚表現を求めていくための基礎力を養うことにあります。デジタル技術を用いた表現力を高めるには、デジタル技術以前の、従来の描画材を用いた表現技法の訓練が欠かせません。具体的には、（１）アクリル絵の具を主に用いて平面表現における色彩構成のトレーニングを行い、色彩に関する感覚を養います。（２）画面の構成力を学ぶことにより、平面空間における表現力を養います。（３）各種の素材の活かし方や基本的な画材の使用法を習得します。
授業の概要
授業計画	○第１回・２回・３回　「かたちあるもの１」（自然系１）ここでは、「かたちあるもの」の観察を講義の中で行います。(1)～(4)までの項目にある内容をフィールド・ワークによる学習を通じて実際に観察した素材を分析、考察を行います。２回分の連続の講義の中で制作による色彩の演習を中心に観察力および考える力の育成を目的にしています。 (1)造形の要素とは (2)色彩について（色彩とその形態） (3)色彩と属性的思考 (4)色彩と材質感 ○第４回・５回・６回・７回　「かたちあるもの２」（自然系２）ここでは、第１～３回において学習してきた内容を基にして学んでいきます。「自然系からの形成による構成」についてさまざまな側面や条件、考え方の講義を４回連続の演習を通じて学習します。演習は、プリントなどの資料を用いてトレーニングを行い、内容の理解力を高めます。その過程の中で、造形の要素をさまざまな側面や条件、考え方についてひとつひとつ確認していきます。 (1)造形の要素について (2)造形の要素と構成の条件 (3)造形の要素と構成の側面 (4)構成の要素・・・点、線、面 (5)造形の要素と構成についてのまとめ ○第８回・９回・10回　「平面構成について」ここでは、平面構成の形式についてのプリント学習を中心に３回連続の学習を行います。また、さまざまな構成形式を前回までに学んできた造形要素を基に造形と構成について分析し考察する力を育成します。 (1)美的形式について (2)シンメトリーについて (3)プロポーションとリズムについて ○第11回・12回・13回　「平面における色彩構成１」ここでは、第８回～10回において学習した構成を基にして色面による平面構成について３回連続の学習をします。学習方法は、主にプリントによる演習を行います。 (1)色彩構成について (2)点・線・面と色面について (3)色彩の質量について ○第14回・15回　「形態の発想１」ここでは、あるテーマの設定を行い、それを基に形態の発想、制作を行います。２回連続で制作による演習を行います。課題制作の中で、平面上における形態を発想する力を育成します。制作する課題は、これまでの学習習熟度によって決定します。 (1)形態の発想訓練 (2)平面上における形態の発想 (3)まとめ・・・評価と理解度の確認
授業の運営方法	毎時間、演習を通じて、さまざまな課題に取り組みます。基本的には、個人単位の制作演習を行います。
備考
学生が達成すべき到達目標

評価方法	評価の割合	評価の実施方法と注意点
試験
小テスト
レポート
成果発表
作品
その他		１．教師の指示や提示課題を理解し、制作に自分なりの工夫を加えること。２．発想や制作過程や作品の仕上がりに独創性があること。３．無駄話をせず、集中して制作に取り組むこと。４．与えられた材料を無駄にせず、有効に使うこと。５．使った道具や場所を清掃すること。
合計		―