NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 航空宇宙プログラミング2(Computer Programming of Aerospace2)
担当教員名 河邉 博康
配当学年 3 開講期 前期
必修・選択区分 航空宇宙設計コース 選択
航空機整備コース 選択
航空宇宙システムコース 選択必修
単位数 1
履修上の注意または履修条件 航空宇宙プログラミング1を受講していることが望ましい。
受講心得 講義を受ける前に、教科書を読んでおいてください。
教科書 東京電機大学出版局「学生のためのC」
参考文献及び指定図書
関連科目 航空宇宙プログラミング1、航空宇宙数値解析
オフィスアワー
授業の目的  数値計算をはじめとして、多くのアプリケーションがC言語によって作られています。また、計算結果をグラフ化したりコンピュターグラフィックスを使った物理シミュレーションにも、C言語は欠かせないものとなっています。そこで、C言語の基本コマンドを説明し、初歩的な数値計算の基礎を演習により習得することを目的とします。
授業の概要 授業では、教科書を中心にプログラミング文法を説明し、その例題をプログラムしてもらいます。例題を理解したら、レポートを出題し本当にプログラミングの文法が身についているかどうか確認をします。 
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 C言語概要説明
これからの講義内容および演習の進め方について説明します。また、C言語の歴史や特徴など入門的な知識について解説します。

○第2回 C言語の使用方法の説明
端末のパソコンから大学の情報センターにあるワークステーションに接続し、例題プログラムを使ってコンパイル、実行までの操作手順について演習します。

○第3回 C言語の使用方法の説明(2)
先週から引き続き、端末のパソコンから大学の情報センターにあるワークステーションに接続し、例題プログラムを使って、コンパイル、実行、さらには、計算結果のグラフ化、印刷までの操作手順について演習を行います。

○第4回 main関数とヘッダファイル
C言語は必ずmain関数の宣言で始め、main関数の中に、命令を与えるプログラムを記述します。また、main関数の前にinclude文を用いて、あらかじめ準備されたヘッダファイルを取り込むようになっています。このような、一般的なC言語プログラムの書き方について演習します。

○第5回 入出力
コンピュータの画面に出力するためのprintfやキーボードから入力するためのscanfの命令文ついて演習します。また、整数や実数などの変数の宣言や桁数の取り扱いについて演習します。

○第6回 四則演算
和・差・積・商・剰余の例題について実際に計算を行い、データの型、書式指定文字列、データの範囲の違いによって計算結果がどのように変わるのか演習を行います。

○第7回 if文
if文やif else文は条件によって処理を振り分けるときに使います。条件を判定するところでは、関係演算子、等価演算子、論理演算子が用いられます。if文やif else文の使い方について演習をします。

○第8回 for文
for文は繰り返し処理を効率良く行うための制御文です。繰り返し処理では複合演算子、インクリメント演算子、デクリメント演算子がよく用いられます。for文の使い方について演習をします。

○第9回 while文
while文は、ある条件が成り立っている間だけ、繰り返しを実行する制御文です。for文と異なるのは、カウンタにあたるものがないことです。主にキーボードからの入力など、繰り返す回数がわからないときに用います。while文の使い方について演習します。

○第10回 do while文
do while文も、while文と同じように繰り返しを行う制御文です。while文では処理よりも先に条件を評価するため、最初の回で条件が成立しなければ繰り返しを1回も実行しないことがあるのに対し、do while文では条件を下に書くため、必ず1度は処理を実行します。do while文の使い方について演習します。

○第11回 配列
コンピュータで大量のデータを処理するには、配列を用いると大変便利です。1次元配列、2次元配列および文字型配列の扱い方について演習します。

○第12回 関数の作り方
あるまとまった処理をするために、いくつかの命令を組み合わせた小さなプログラムのことを関数と言います。C言語には標準関数という便利な多くの関数が用意されています。また、ユーザーが処理したい目的にあわせて関数を作ることもできます。ここでは、自分でいろいろな関数を作成する方法について演習します。

○第13回 ポインタ
変数は変数名とデータ型の情報を持っていて、メモリの任意のアドレスに配置されています。変数名を指定することによってデータを代入したり、参照したりすることができます。一方、変数のアドレスとデータ型の情報によっても同様のことが言えます。このアドレスとデータ型の情報をポインタといい、ポインタの使い方について演習します。

○第14回 グラフィックス
C言語を使った数値計算結果を分りやすくするために、可視化する必要がある。計算結果をグラフに表したり、図形の描画などのグラフィックスに関する演習を行います。

○第15回 復習及び質問
これまでの講義内容について復習し、課題を解いたり質問などを受け付けます。内容を十分理解している者には、さらに応用問題を出題します。

○第16回 期末試験
 試験時間80分、持ち込み不可。
応用問題を出題するので、よく復習して講義内容を理解しておいてください。 
毎回、教科書のプログラミングの文法と例題を読んでから授業に出席すること。

自分の作ったプログラムを教科書と照らし合わせて復習しておくこと。
授業の運営方法 コンピューターを使って演習を行います。
演習の進度にあわせて、課題を出します。
備考
学生が達成すべき到達目標 基本的なプログラミング文法を理解すること。
教科書などを見ないで、簡単なプログラミングの演習問題ができるようになること。
初歩的な数値計算ができるようになること。 
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 75 基本的なプログラミング文法が理解できているかを評価します。
小テスト
レポート 20
成果発表
作品
その他 5
合計 100