NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 航空特別演習3(Special Exercises in Aeronautics 3)
担当教員名 河邉 博康
配当学年 2 開講期 前期
必修・選択区分 航空宇宙設計コース・選択
航空機整備コース・選択
航空宇宙システムコース・選択
単位数 1
履修上の注意または履修条件 Sクラスの学生は、必ず履修してください。
翻訳の担当日に欠席すると授業が先へ進みませんので、無断欠席しないようにしてください。
受講心得 必ず予習をすること。
教科書 菅原和士著「工学英語Ⅰ」日本理工出版会
参考文献及び指定図書 John D. Anderson Jr.著 「Introduction to Flight」 McGraw-hill
関連科目 空気力学序論、航空特別演習4
オフィスアワー
授業の目的 航空宇宙工学の設計や運用の場において、技術英語を理解することが必要不可欠であります。航空宇宙工学の専門的な技術書を理解することが重要となっています。そこで、本講義では、工学英語の基礎を学び、航空工学の英語の専門書を読んで内容を理解できるようになることを目標とします。
授業の概要 工学英語特有の単語や表現を教科書を使って学習します。そのあと、航空力学の英語で書かれた専門書を読んで学生に訳してもらいます。航空力学の理論も英語で同時に学んで理解してもらいます。英文の翻訳は学生に割り当てるので、当たった学生は発表のための資料を作成し授業に臨むこと。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 工学英語基礎1
 線や角度、曲線、三角形、四角形、円、楕円など図形についての英語を学びます

○第2回 工学英語基礎2
 平板、傷、われ、組成など金属の材料についての英語を学びます。

○第3回 工学英語基礎3
 厚み、寸法、長さ、重さ、角度など工学の基礎となる様々な量について英語を学びます。

○第4回 工学英語基礎4
 垂直や水平など物体の空間的な位置についての英語を学びます。

○第5回 工学英語基礎5
 物体の動きや方向を表す英語を学びます。

○第6回 工学英語基礎6
 数学に関する符号や記号に関する英語を学びます。

○第7回 工学英語基礎8
 国際単位や力学に関する英語を学びます。

○第8回 工学英語基礎9
 エネルギーに関する英語を学びます。

○第9回 航空工学の専門英語
 工学英語の基礎をある程度勉強したので、これからは航空力学の基礎事項が書かれた洋書を輪読する。航空力学の基礎を学びながら技術英語を理解し、ただ翻訳するだけではなく中に出てくる数式や物理現象も理解することなどについて説明します。

○第10回 連続の式(1)
 連続の式について洋書で学びます。

○第11回 連続の式(2)
 非圧縮性流体の場合の連続の式について洋書で学びます。

○第12回 連続の式(3)
 連続の式について例題を解きます。

○第13回 運動量の方程式
 オイラーの方程式について洋書で学びます。

○第14回 ベルヌーイの定理(1)
ベルヌーイの定理について洋書で学びます。

○第15回 ベルヌーイの定理(2)
 ベルヌーイの定理について例題を解きます。

○第16回 期末試験
 これまで学んだ工学英語や空気力学の内容について、英語で試験を行います。
試験時間80分、関数電卓のみ持ち込み可。
各自に英文翻訳を予習する箇所を割り当てます。予習する学生は、次回までに、発表するための資料を作成して配布し、口頭で発表してください。

翻訳した内容と専門書に書かれている物理現象の両方を、毎回復習してください。
授業の運営方法 授業は輪読形式とし、学生が担当部分を翻訳して資料を作成し、教壇に立って説明してもらいます。教員は、翻訳した内容について助言をします。
備考
学生が達成すべき到達目標 専門分野の工学英語を正しく翻訳ができるようになること。
英文で書かれた専門書の内容を力学的、数学的に理解し、空気力学の問題ができるようになること。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 75 試験では、英語で空気力学の問題を出題し、和文に翻訳してもらって正確に英文を理解しているかを見ます。次に、翻訳した問題を空気力学の専門知識で計算して解いてもらいます。英文を正確に理解しているか、空気力学の専門知識が身についたかどうかを評価します。
小テスト
レポート 20
成果発表
作品
その他 5
合計 100