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教育・研究
シラバス情報
平成22年度
工学部機械電気工学科
詳細
シラバス情報
注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「
UNIVERSAL PASSPORT
」で詳細をご確認下さい。
科目名
機械加工実習2(Practical Training in Machining 2)
担当教員名
土佐 陽三
配当学年
2
開講期
後期
必修・選択区分
必修
単位数
1
履修上の注意または履修条件
実習の内容と安全上の注意事項をよく理解してください。
受講心得
実習では、学生と先生の安全が第一です。したがって、注意事項の厳守、実習服上下・帽子・靴の着用、設備・装置・器具の正しい使用と使用後の整理整頓が重要です。実習の着手前に実習の手順と安全対策を説明するので、定刻に集合することが重要です。ノートと電卓を毎回持参してください。
教科書
なし
参考文献及び指定図書
必要に応じて、「装置・器具の取り扱い方」、「実習の手引き」、「技術解説」などを配布します。
関連科目
機械加工法
オフィスアワー
授業の目的
機械技術者は、機械加工の基本的技術を理解し、機械加工を体験することが必要です。本実習の目的は、各種機械加工の実習を通して機械加工の技術・技能、各種の機械・装置・機器の特性・操作方法、作業の安全・規律・整理整頓などを修得することです。
授業の概要
旋盤、溶接、鋳造、電気取扱いについて、指導員の指示に従って実際に自分で作業して加工を体験します。
授業計画
学習内容
学習課題(予習・復習)
○第1回 型削盤実習(その1、型削盤の構造と取扱法、鋳鉄の切削)
機械加工の基本的機械である型削盤の構造と機能を説明し、次に型削盤の操作方法を説明します。最後に、型削盤を用いて鋳鉄の切削加工を実習します。
○第2回 型削盤実習(その2、鋳鉄の4面切削)
型削盤を用いて鋳鉄の4面切削加工を実習します。
○第3回 立フライス盤実習(その1、構造と取扱法、平面切削)
機械加工の基本的機械である立フライス盤の構造と機能を説明し、次に立フライス盤の操作方法を説明します。最後に、立フライス盤を用いて鋳鉄の平面切削加工を実習します。
○第4回 立フライス盤実習(その2、上向切削と下向切削)
立フライス盤を用いて鋳鉄の上向切削加工と下向切削加工を実習します。
○第5回 溶接実習(その1、溶接と安全の説明、アーク溶接練習)
非除去加工の基本的方法である溶接を説明し、次に溶接作業で起こる事故とその対策を説明します。最後に、アーク溶接を用いて鋼板の溶接を実習します。
○第6回 溶接実習(その2、鋼板の開先加工とCO2溶接)
鋼板に開先を加工し、次にこれらの鋼板をCO2溶接します。
○第7回 溶接実習(その3、溶接済み試料の曲げと引張り試験)
アーク溶接とCO2溶接した鋼板の曲げ試験と引張り試験を行います。
○第8回 ガス切断実習(ガス切断と安全の説明、ガス切断実習)
非除去加工の基本的方法であるガス切断を説明し、次にガス切断作業で起こる事故とその対策を説明します。最後に、鋼板のガス切断を実習します。
○第9回 造型機による鋳型の製作(炭酸ガス法)
特殊な鋳造法である炭酸ガス鋳造法を説明します。次に、炭酸ガスを用いて鋳型の製作を実習します。
○第10回 シェルモールド法による鋳型の製作(万力用鋳型)
特殊な鋳造法であるシェルモールド法による鋳型の製作を説明します。次に、シェルモールド法により万力用鋳型を製作します。
○第11回 Al合金の鋳込み実習
Al合金を溶解し、万力用鋳型にAl合金を鋳込みます。次に、鋳造で製作した万力を鋳型から取り出し、万力を観察します。最後に、万力の鋳ばりを除去し、万力を仕上げます。
○第12回 電磁誘導実習(相互誘導と自己誘導)
交流電気機器の基本である電磁誘導現象を説明します。次に、電磁誘導実習装置を用いて、相互誘導と自己誘導の実習を行います。
○第13回 交流回路実習と変圧器実習
交流回路を説明します。次に、交流回路実習装置を用いて、相互誘導と自己誘導の実習を行います。
○第14回 差動変圧器実習(変位測定の実習)
変位測定の代表である差動変圧器を説明します。次に、差動変圧器を用いて、変位測定を実習します。
○第15回 各種センサーの実習(7種類のセンサー)
自動制御の検出端である各種センサーを説明します。次に、7種類のセンサーを用いて各種物理量の測定を実習します。
授業の運営方法
始めに実習の内容と安全上の注意事項を説明し、実習を始めます。
備考
学生が達成すべき到達目標
①ものづくりの方法を自己の体験として身につけ、それを機械の設計に役立てることができるようになる。
②作業の安全に対してしっかりした意識を持てるようになる。
評価方法
評価の割合
評価の実施方法と注意点
試験
小テスト
レポート
成果発表
作品
その他
100
授業に欠席したり、遅刻・早退せずに、実習の目的と内容をよく理解して、他のメンバーとも協力して意欲的に取り組んだかを評価します。
合計
100
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