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教育・研究
シラバス情報
平成22年度
工学部機械電気工学科
詳細
シラバス情報
注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「
UNIVERSAL PASSPORT
」で詳細をご確認下さい。
科目名
電子回路1(Electronic Circuits 1)
担当教員名
片山 秀則
配当学年
2
開講期
後期
必修・選択区分
コース選択必修
単位数
2
履修上の注意または履修条件
電気回路論をよく再確認すること。受講希望者は休まず、最後まで出席の事。
受講心得
抗議は教科書中心に行います。授業で配るプリントの内容や参考文献も参照し、講義内容をしっかり理解してください。
教科書
電子回路(コロナ社)宮田武雄著・配布資料
参考文献及び指定図書
基礎電子回路1(丸善)柳沢 健著
アナログ電子回路(昭晃堂)藤井信生著
関連科目
電気回路論及演習1・2、電磁気学1・2、電子物性基礎
オフィスアワー
授業の目的
エレクトロニクスの中枢をなす電子回路の設計の基礎を学びその応用を目指します。電子回路には固有の計算手法があり、等価回路による考え方、近似による簡略計算を学びます。また回路に必要なトランジスター・IC・L,C,Rなど電子回路に必要な素子および半導体素子を理解する事に重点を置きます。また電子回路を理解する上で、基本となる電気回路についての十分な応用力が不可欠です。講義の進行中に絶えず電気回路理論の再確認を怠らないようにしてください。
授業の概要
授業計画
学習内容
学習課題(予習・復習)
○第1回 電子回路に必要な基礎
子回路の働き、動作、構成などに関する基本的な考え方、電子回路の設計や解析に必要
学習上特に有用と思われる事項につき、電気回路理論の法則や定理を復習します。
第2回 信号と素子の使い方
アナログ信号は電気的諸量の時間的変化という形で情報を表現し、信号として正弦波で取
扱う事ができます。これら信号を取り扱うためのパラメータとその意義について学び、ま
L・R・Cと並んで基本的な回路素子を取り上げ電気的特性を表現するための概念としてイ
ピーダンスを学び、さらに交流信号に対する回路解析の技法としてベクトル記号法をあわ
て学びます。
○第3回 ダイオードと整流
導体を主材料とする電子素子は電子回路を構成する素子の主役と言えるものである。電
回路におけるダイオードの主な働きは整流作用に基づくものであるが、ダイオードが持そ
他のとくせいを活用した信号処理についても学
○第4回・5回 トランジスタと増幅
電子回路の処理の過程で信号は減衰をします、複雑な信号処理を行うには減衰を補償する
幅という処理が不可欠であり、増幅作用を有するトランジスタは極めて重要な素子でる。
ここではトランジスタの動作と特性ならびに基本回路・増幅作用・等価回路・バイアスな
電子回路への応用方法について学びます。
○第6回 小テストとその解答・解説
小テストを行い、その解答について解説します。
○第7回・8回・9回 電子回路の基礎概念
本章では電子回路の解析や設計に際して汎用的に必要となる。いくつかの基本的な概念、アースと電源・デシベル・フィードバック・周波数特性・共振・発振・変調・復調回路など
基本的な概念について学びます。
○第10回・11回 オペアンプの動作と基本回路
オペアンプはアナログICの主役である。ICは集積回路と呼ばれ数mm平方程度のシリコ
半導体上に、トランジスタ・R・C・を拡散し写真技術や蒸着等により造られた回路の集ま
です。オペアンプは汎用性に富み、アナログ信号処理のあらゆる領域に有効で、電子回路
設計が極めて簡単になる。ここではオペアンプを応用するのに必要な基本概念を理解し基
的な回路設計が行えるよう学びます。
○第12回 オペアンプの特性と応用回路
前節では、オペアンプの基本的な動作と使い方について学びました。本章では、オペアンプ独特の、回路解析の、回路解析の手法やアナログICとしての構成手法・特性と回路上の対応、内部回路・ダーリントン接続・レベルシフト、差動増幅回路・カレントミラー回路応用回路等について学びます
○第13回・14回 電子回路補説
電子回路の基本的な知識は前節までに統計的に学んできたが、実際にに電子回路を構成す る為に補足したほうが望ましいと考えられる事項について補足します。
○第15回 期末試験とその解答・解説
学んできた総合的な理解度を試験し、その解答について解説します。
第16回 まとめ
試験結果や評価の解説を行い、授業の総括をします。
授業の運営方法
演習をおこないます。ノートをとること、プリント、OHPその他を使用します。
備考
学生が達成すべき到達目標
(1)直流負荷線について理解します。
(2)等価回路について理解します。
(3)等価回路による計算方法について理解し、計算します。
(4)RC結合増幅回路について理解します。
(5)各種電子回路について理解します。
評価方法
評価の割合
評価の実施方法と注意点
試験
40
達成度の試験を実施します。小テスト問題を中心にした総合問題として出題します。主として記述問題形式とします。総復習が重要です。
小テスト
30
理解度の確認のための小テストを行います。
レポート
10
成果発表
作品
その他
20
全出席を原則とします。
合計
100
―