NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 機械加工実習1(Practical Training in Machining 1)
担当教員名 高山 勲
配当学年 2 開講期 前期
必修・選択区分 必修 単位数 1
履修上の注意または履修条件  実習の内容と安全上の注意事項を確実に理解してください。 出席と実習態度で評価します。
受講心得  実習では、学生と先生の安全が第一です。したがって、注意事項の厳守、実習服の着用、設備・装置・器具の正しい使用と使用後の整理整頓が重要です。実習の着手前に実習の手順と安全対策を説明するので、定刻に集合することが重要です。
教科書 なし
参考文献及び指定図書 必要に応じて、「装置・器具の取り扱い方」、「実習の手引き」、「技術解説」などを配布します。
関連科目 機械加工法
オフィスアワー
授業の目的  機械技術者は、機械加工の基本的技術を理解し、機械加工を体験することが必要です。本実習の目的は、各種機械加工の実習を通して機械加工の技術・技能、各種の機械・装置・機器の特性・操作方法、作業の安全・規律・整理整頓などを修得することです。
授業の概要
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 旋盤実習(その1、旋盤の構造と取扱法、旋盤の操作練習)
機械加工の基本的機械である旋盤の構造と機能を説明します。次に、旋盤の取扱方法と操作方法を説明します。最後に、旋盤の基本的操作方法を実習します。
○第2回 旋盤実習(その2、切削加工実習1)
旋盤を用いて、鋼材の切削作業を実習します。
○第3回 旋盤実習(その3、JIS2号引張り試験片の製作(1))
旋盤を用いて丸鋼材からJIS2号引張り試験片を製作します。
○第4回 旋盤実習(その4、JIS2号引張り試験片の製作(2))
前回に引き続きJIS2号引張り試験片を製作します。
○第5回 手仕上げ実習(その1、平やすりを用いる平行平面仕上げ)
機械加工の基本的工具であるやすりを用いる手仕上げ加工を説明し、次に平やすりで鋳鉄の平行平面仕上げを実習します。
○第6回 手仕上げ実習(その2、きさげを用いる平行平面仕上げ)
機械加工の基本的工具であるきさげを用いる手仕上げ加工を説明し、次に前回の鋳鉄のやすり仕上げ面をきさげで精密に仕上げます。
○第7回 手仕上げ実習(その3、穴あけ・ねじ切り実習)
機械加工の基本的工具であるボール盤とねじ切り用ダイスを用いる穴あけ加工とねじ切り加工を説明します。次に、ボール盤を用いて鋼材へ穴あけ加工をし、最後にダイスを用いて丸鋼材へのねじ切り加工をします。
第8回 鋳物砂の各種特性試験
非除去加工の基本的方法である鋳造を説明し、次に砂型用鋳物砂の各種特製試験を行います。
○第9回 砂型(鋳型)の製作(その1)
鋳物砂を用いてVブロック用鋳型(砂型)を製作します。
○第10回 砂型(鋳型)の製作(その2)
鋳物砂を用いて自動車のハンドル用鋳型(砂型)を製作します。
○第11回 Al合金の鋳込み実習
Al合金を溶解し、Vブロック用鋳型へ鋳込みます。次に、鋳造で製作したVブロックを鋳型から取り出し、Vブロックを観察します。最後に、Vブロックの鋳ばりを除去し、Vブロックを仕上げます。
○第12回 電流計と電圧計の利用法
電気計測の基本的機器である電流計と電圧計の構造と機能を説明し、次に電流計と電圧計の取扱い方法と回路への取り付け方法を説明します。最後に、電流計と電圧計を用いてそれぞれ電流と電圧を測定します。
○第13回 直流回路と交流回路の実習
電気回路の基本である直流回路と交流回路を説明します。次に、直流回路実習装置と交流回路実習装置を用いて、それぞれ直流回路と交流回路の実習をします。
○第14回 温度測定の実習(熱電対使用)
直流電圧測定の基本的な例として熱電対を用いる温度測定法について説明します。次に、アルメル・クロメル熱電対(シースK熱電対)と直流電圧測定用mV計を用いて温度測定を実習します。
○第15回 歪測定の実習(ストレーンゲージ使用)
歪み測定の基本であるストレーンゲージを説明します。次に、薄鋼板にストレーンゲージを貼り付けて、荷重と鋼板の伸びの関係を測定します。
授業の運営方法  始めに実習の内容と安全上の注意事項を説明し、実習を始めます。
備考
学生が達成すべき到達目標
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験
小テスト
レポート
成果発表
作品
その他 100 遅刻・欠席をしないこと
合計 100