NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 政治学概論B(Survey of Political Science B)
担当教員名 岡本 哲明
配当学年 3 開講期 後期
必修・選択区分 選択 単位数 2
履修上の注意または履修条件 厳しく評価します。本当に真面目に学ぶ覚悟のある学生諸君のみ履修ください。
受講心得 出席を重視する。
教科書  「オーストラリア入門」第2版
東京大学出版会)、インターネット記事、他 
参考文献及び指定図書 授業時に指定します。
関連科目 国際政治学、国際政治事情
オフィスアワー 未定。
授業の目的  国際政治を身近なものとしてとらえることができるように、学生諸君の関心を日々のインターネットの国際記事の利用に向けることを第一歩としたいと考えています。また歴史感覚を養うことにより現在の国際政治、国際関係の理解を深めることの重要性をアピールするつもりです。オーストラリアをタイトルとした自著を使用しますが、オーストラリアはあくまで一つのケースであると同時に、日本の位置するアジア太平洋地域の国際関係に強い影響を与えて来た国家です。また日本との関係も極めて緊密です。この国はまた複合民族国家であり、国際関係、国際政治における民族の問題を考えるに格好の題材となります。国内にはアングロケルト系住民はもとより、東ヨーロッパ、南ヨーロッパ系のエスニック集団が生活しています。さらに第2次世界大戦後の大量移民政策の頓挫以後のアジア系移民への移民上の差別撤廃、言い換えれば、ヨーロッパ系移民に対する移民上の優遇措置の廃止以後に生じたアジア系移民、とりわけ中国人移民の急増は、オーストラリアの複合民族国家としての側面をさらに強固なものにしました。世界的紛争が民族間の対立により助長されている今日の国際関係において、オーストラリアの経験はきわめて注目に値するものです。この意味においてオーストラリアを学ぶことは、世界の人々のいろいろな考え方を知る重要なヒントとなるものなのです。 
授業の概要 教員による教員の共著のテキストの解説と、モニター上の板書が基本的授業内容です。学生諸君の積極的反応も大歓迎であり、重要な授業の一部となります。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
第1回  イントロダクション
第2回  オーストラリアと世界
第3回  オーストラリアとアジア
第4回  オーストラリアと日本
第5回  世界の移民国家事情
第6回  世界の移民国家事情
第7回  白豪主義政策
第8回  フランスの移民政策
第9回  ドイツの移民政策
第10回 カナダの移民政策
第11回 入る移民と出る移民
第12回 移民と人種差別
第13回 移民と権利
第14回 移民と国際政治 1
第15回 移民と国際政治 2
第16回 期末試験
授業ごとにモニター上の講義ノートの理解度をチェックすることを課題とします。
授業の運営方法 講義形式。モニターを使用した双方向形式の演習に近いインターラクティヴな講義。
備考
学生が達成すべき到達目標 国際情勢の正確な知識を養い、将来の国際人として飛躍できる国際常識を育成する。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 30 テキストの内容の理解、モニター上の板書の理解と、一般的国際情勢の把握が評価の基準です。
小テスト
レポート
成果発表
作品
その他 70 出席状況は厳しく評価します。受講態度も評価の対象です。
合計 100