令和2年6月19日、全国的に「県境をまたぐ移動自粛の全面解除」が打ち出されました。いよいよ、社会全体として、3密を回避しつつ、通常の社会生活を送る「新しい生活様式」の実践と定着に向け、本格的に動き出したところです。本学におきましても、3密を回避しつつ、一日も早く、通常の大学運営に戻るように取り組んでいるところです。これまでの遠隔授業につきましては、開始当初は不自由や不安を抱いていた点もあったようですが、徐々にそのスタイルに慣れてこられたのではないでしょうか。皆さんが、授業や課題に対しても熱心に取り組んでくれるおかげで、遠隔授業ならではのメリットも徐々に見え始めております。対面授業については、その必要性が高いと判断した科目(一部の実験、実習、社会参画入門など)を先駆けて開始して参りましたが、順調に進み、授業開始日程の遅れを取り戻しつつあります。今後は、最大限の感染対策を講じながら、可能な限り対面授業を重視したいと、現在の各科目の受講者数等を踏まえて様々な観点から検討を重ねましたが、感染リスクを考慮し、前期中は、これまで通り、原則として、遠隔授業を継続いたします。ただし、対面授業を開始している一部科目に加え、7月2日(木)以降は、4年生科目、大学院科目などについて対面授業を実施することといたしました。実施科目については担当教員等より連絡がありますので、お待ちください。対面科目については、少人数での指導体制を取るなど、3密回避のための対策を取りながら、皆さんが安心して学べる環境を整え、支障のないように実施していきます。学内施設については、3密回避のための対策や管理体制を徹底した上で、可能な限り利用できるようにしています。期末試験については、大学にて実施する予定です。皆さんには、決定次第、ユニバーサルパスポートを通じて、日程や教室等をお知らせするようにいたします。学外での活動(正課・正課外を問わず)につきましては、7月1日以降、開始する予定ですが、学外関係者と十分に協議を行い、関係機関のガイドライン等を踏まえて安全に実施できるように調整を行っているところです。本学といたしましては、今後も、①感染者が出ないようにする、②国が定めている教育課程の基準を確保する、③最大限の感染対策を講じながら、学生の皆さんの不安を解消できるように、学びの環境を整えていきます。引き続き、ご協力をよろしくお願いします。日本文理大学副学長 橋本 堅次郎