NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 航空宇宙材料1(Aerospace Material Science 1)
担当教員名 本多 恒雄
配当学年 2 開講期 後期
必修・選択区分 必修 単位数 2
履修上の注意または履修条件 本科目の概要となる「航空工学基礎1」を履修していることが望ましい。
受講心得 各種材料を開発することよりも、それを使う立場で材料の特性を理解するようにして下さい。
教科書 改訂 機械材料 (共立出版) 佐野元著
参考文献及び指定図書 航空工学講座4 航空機材料 (日本航空技術協会) 赤木功他著
イントロ金属学 (オフィスHANS)松山晋作著
関連科目 航空工学基礎1、航空機構造、材料力学、航空宇宙材料2
オフィスアワー
授業の目的 航空機や宇宙機には多くの金属や非金属が使用されています。これらの特性を理解することを目的とします。
授業の概要 航空宇宙材料1では、まず基礎的な金属の組織、合金の状態図を理解し、次に鉄鋼の組織・状態図・熱処理について学びます。 
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 構造材料から見た航空機の発達
構造材料の発達と航空機の発達の関係、現在の航空機の構造材料等について学習します。

○第2回 金属の特性
金属の一般的性質、金属の結晶構造、結晶のすべりと塑性変形等について学習します。

○第3回 金属の融解と凝固(1)
金属の融解と凝固、結晶粒の生成と生長等について学習します。

○第4回 金属の融解と凝固(2)
結晶粒界、金属の変態等について学習します。

○第5回 合金の特性
合金の分類・一般的性質、合金の相(純金属、固溶体、金属間化合物)等について学習します。

○第6回 相の平衡と状態図
合金について、温度変化と相の変化の関係、平衡状態図の読み方・作り方を学習します。

○第7回 二元合金の状態図(1)
液相・固相のいずれにおいても2成分が完全に溶け合う二元合金の状態図および液相では完全に溶け合うが、固相では全く溶け合わない二元合金の状態図等について学習します。

○第8回 二元合金の状態図(2)
液相では完全に溶け合うが、固相ではある割合までしか溶け合わない二元合金の状態図等について学習します。

○第9回 中間試験とその解説
これまで学習した内容の理解度を確認するため中間試験を行い、不足部について解説します。

○第10回 純鉄と炭素鋼の状態図
純鉄の性質と変態について学習します。また炭素鋼の状態図の構成について学習します。

○第11回 炭素鋼の状態図
炭素鋼の状態図の各区域の相、読み方、また亜共析鋼・共析鋼・過共析鋼の組織について学習します。

○第12回 炭素鋼の加工と性質の変化(1)
炭素鋼の塑性加工・加工硬化、回復と再結晶等について学習します。

○第13回 炭素鋼の加工と性質の変化(2)
炭素鋼の熱間加工による結晶粒の変化、高温もろさ等について学習します。

○第14回 鋼の熱処理
鋼の鉄処理の種類とその性質及び方法等について学習します。

○第15回 鋼の表面硬化方法
鋼の表面硬化方法について学習します。

○第16回 期末試験
これまで学習したすべての内容の理解度を確認するため期末試験を実施します。
試験時間60分
各講義ともテキストで予習・復習
を行うこと。
授業の運営方法 講義形式、教室の座席を指定する場合があります。
備考
学生が達成すべき到達目標 各種材料の特性を理解する。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 60 期末試験:毎回の講義の要点を理解しているかどうかを確認します。
小テスト 30 中間試験:それまで学習した内容の理解度を確認するため、テキスト及びノートを見ながら行います。
レポート
成果発表
作品
その他 10 授業に取り組み姿勢および態度を客観的に評価します。特に欠席・遅刻・早退した場合は減点となります。
合計 100