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シラバス情報
平成22年度
工学部建築学科
詳細
シラバス情報
注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「
UNIVERSAL PASSPORT
」で詳細をご確認下さい。
科目名
VEプロジェクト演習(Value Engineering Project Seminar)
担当教員名
吉村 充功、池畑 義人
配当学年
3
開講期
後期
必修・選択区分
建築コース 選択
インテリアデザインコース 選択
土木コース 選択
単位数
2
履修上の注意または履修条件
クォーター制の授業で、4thクォーターに開講します。3rdクォーターで開講する「建設情報マネジメント演習」を必ず履修して下さい。両科目を連動させて授業を進めるため、「建設情報マネジメント演習」の内容を理解していないと本科目は理解することができません。
受講心得
・本演習は、途中で欠席すると分からなくなりますので、無断欠席・遅刻しないようにして下さい。
・授業に関係のない私語、読書、内職、飲食および居眠りは厳禁です。また、携帯電話はマナーモードにするか電源を切ってください。
・授業は建設現場での実践を念頭に進めます。特に内容の理解度及び演習・実習を重視するため、出席するだけでは単位取得できません。
・無断退席は厳禁です。また、トイレも授業前にすませて下さい。
教科書
(なし)
参考文献及び指定図書
・総合評価方式を勝ち抜く建設VEのススメ、小泉 泰通【著】(技術書院)
・土木技術者のための原価管理 問題と解説、土木学会建設マネジメント委員会原価管理小委員会【編】(土木学会)
関連科目
建設工学実験、建設情報マネジメント、建設情報マネジメント演習、施工1
オフィスアワー
授業の目的
VEプロジェクト演習では、建設業における工期の短縮や、安全性を確保した規格の変更、新たな技術開発などによりコスト縮減を図る手法であるバリュー・エンジニアリング(VE)手法を理解します。また、チームを構成して簡易なプロジェクトを実際に導入し、グループワーク等を通した創意工夫の感性を養い、実習により、VEの手法を理解することを目標とします。
授業の概要
建設業では、工期の短縮や、安全性を確保した規格の変更、新たな技術開発などによりコスト縮減を図ることが要望されています。これらの要望にこたえる手法として、バリュー・エンジニアリング(VE)と呼ばれる手法が注目されています。本演習では、まず前半でVEについて解説し、手法について理解を深めてもらいます。また、後半では簡易なプロジェクトを実際に導入し、ワークショップ、施工実習を組み合わせて、VEの手法を実践します。
授業計画
学習内容
学習課題(予習・復習)
○第1回 VEとは何か
VE(バリュー・エンジニアリング)とは必要な機能を保ったままコストを縮減するために、組織的に製品、サービスを研究するための手法です。ここでは、VEの概念について詳細に説明します。
○第2回 VE手法演習(1)
VEを実際にStepを践んで解説、演習を行います。ここでは、対象選定、機能定義について解説、演習を行います。
○第3回 VE手法演習(2)
前回に引き続き、機能評価、アイデアの発想について解説、演習を行います。
○第4回 VE手法演習(3)
前回に引き続き、アイデアの具現化について解説、演習を行います。
○第5回 VE手法演習(4)
前回に引き続き、提案、実施フォローアップについて解説、演習を行います。
○第6回 施工実践準備(1)
実際のフィールドを使用し、施工を行います。ここでは、そのための準備として設計図面について演習を行います。
○第7回 施工実践準備(2)
前回に引き続き、施工準備のための実行予算、工程計画を作成します。
○第8回 施工実践(1)
前回の計画に基づき、実際に施工を行います。
○第9回 施工実践(2)
前回に引き続き、実際に施工の続きを行います。
○第10回 VE手法実践(1)
前回までの施工実践について、原価管理を行います。
○第11回 VE手法実践(2)
前回の原価管理に基づき、問題点の洗い出しをグループワークにて演習を行います。
○第12回 VE手法実践(3)
前回に引き続き、VEの手法を用いて、改善方策を立案します。また、実行予算、工程計画の再編成について演習を行います。
○第13回 VE手法実践(4)
前回までの内容に基づき、提案内容について発表を行う準備をします。
○第14回 VE手法実践(5)
前回までの内容に基づいたVE提案についての発表を行います。
○第15回 VE手法実践(6)
発表を踏まえて、最終的なVE提案をまとめます。
VE手法の実践では、授業時間内だけでなくチームで議論を深めて下さい。
授業の運営方法
講義、演習および実習形式
備考
第8回、第9回の授業で実際に建設施工の実習を行う予定です。
学生が達成すべき到達目標
・バリュー・エンジニアリング(VE)手法について内容を理解できる。
・建設施工について、その計画から施工までの一連の流れを実践的に理解できる。
・グループワーク等を通した創意工夫の感性を養い、実習により、VEの手法を理解できる。
評価方法
評価の割合
評価の実施方法と注意点
試験
小テスト
レポート
30
成果発表
40
VE提案をグループで行います。その成果発表をグループ毎に評価します。
作品
その他
30
グループワーク、実習での取組状況を評価します。
合計
100
―