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教育・研究
シラバス情報
平成22年度
工学部建築学科
詳細
シラバス情報
注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「
UNIVERSAL PASSPORT
」で詳細をご確認下さい。
科目名
測量実習2(Surveying Practice2)
担当教員名
園田 一則
配当学年
3
開講期
後期
必修・選択区分
単位数
1
履修上の注意または履修条件
実習は班を編成し、指定の項目の実習をレポート課題と同時進行で行いますのでA・Bを連続して受講して下さい。
受講心得
実習は出席して自分で器械を操作して、修得してくことが中心です。従って出席を重視し2.0回の欠席を限度とします。遅刻・早退は0.5とし、累計が2.5回となった時点で受講停止とします。その年度の実習は受講できなくなりますので、必要な人は次年度に再履修してください。
教科書
エース測量学
参考文献及び指定図書
よくわかる測量実習(コロナ社) 細川吉晴他
測量士・測量士補受験テキスト (測量協会出版)
空間情報工学 村井俊治薯 (測量協会出版)
その他、配布資料
関連科目
測量学、地理情報システム、、測量実習1、測量実習2
オフィスアワー
授業の目的
測量実習Aに引き続いて、実際の測量で使用する機器の取り扱いや基本的な測量方法を、実習により修得し理解することを目的とします。建設技術者としての必要な測量機器の操作を全員がマスターすることを目標とし、実習は班を編成し各課題に協力して取り組みます。本実習ではトータルステーション測量や数値平板測量そしてGPS測量等最新測量機器による内容が中心です。また、雨天時には計算演習を実施し、測量士補試験問題程度の演習を行います。天候やその年度の状況により内容は適宜選択します。
授業の概要
測量実習1に引き続き、TSを使用した直角設定や曲線設置法等応用測量を行う。また、最新機器GPSを用いた仮想基準点方式による測量を実習する。
授業計画
学習内容
学習課題(予習・復習)
第1回 TS・FCによる基準点測量Ⅰ
実習Aで使用したTSは最新機器として開発され多機能です。フィールドコンピュータとセットで使用することにより現場で精度確認ができます。このシステムと方法を実測により理解します。
○第2回 TS・FCによる基準点測量Ⅱ
前回の実測で得られたデータをホストコンピュータに転送し、計算書の出力などを実習します。
○第3回 電子平板測量Ⅰ
近年のコンピュータ技術の発達により、従来の平板がデジタル化され数値平板測量となってきました。本実習ではTSと電子平板により指定されたが学内地域で現況観測(三次元)を行います。
○第4回 電子平板測量Ⅱ
前回の実習で観測した電子平板現況観測データをホストコンピュータに転送し、編集・作画の実習を行います。
○第5回 GPS測量Ⅰ
作業計画(カーテン図作成)
GPS測量は近年の測量には欠かすことが出来ない測量方法として定着してきました。本実習ではGPS測量のシステム・方法について理解します。さらに観測計画を立てます。
○第7回 GPS測量Ⅱ
前回の観測計画に従って作成した観測網において、短縮スタティック観測を実施します。
○第8回 GPS測量
前回の観測データを専用コンピュータにダウンロードし、解析ソフトによりマニュアルに従って新点の緯度・経度、座標等を求めます。
○第9回 RTK-GPS測量
RTK-GPSは観測現場で座標が観測できる等、GPSの最新機器として開発されました。本実習では学内に設置した基準点を利用して直接観測法により実測と解析を行います。
○第10回 曲線設置Ⅰ 円曲線
2年次後期の計算演習成果データの結果を用いて、TSによる単曲線の中心杭設置をグランドにて実施します。
○第11回 曲線設置Ⅱ 緩和曲線(クロソイド)
緩和曲線の代表であるクロイド曲線の中心杭をグランドで設置し、前回の円曲線と比較しながら理解を深めます。
○第12回 口頭試問
円曲線とクロソイド曲線については基本的な設置計算が必要であるが、2年次に提出したレポート課題を使用して口頭試問により理解度の確認を行います。
○第13回・第14回 測量士補問題演習
測量実習Bにおける内容を中心に測量士補問題の演習を行います。また、最近3年間程度の問題を紹介しながら、必要の問題を選んで演習問題に取り組みます。
○第15回 筆記試験
測量実習の筆記試験は、実施した内容から出題し理解の程度を判定します。
○第16回 予備日(天候調整)
実習は晴天時外業を雨天時に内業を実施するが、天候に左右されることから予備日を設けます
授業の運営方法
晴天時、外業実習。雨天時、測量士補問題演習。
備考
晴天時は外業実習を雨天時は、測量士補問題演習を行います。
学生が達成すべき到達目標
①TSを応用的にしようできる。
②道路等の曲線設置法の計算と現場設置方法が理解できる。
③GPS測量について観測・実習を通して、理解できる。
④測量士補問題を理解し、実習分野の問題が解ける。
評価方法
評価の割合
評価の実施方法と注意点
試験
50
測量士補問題に準じた内容の試験です。
小テスト
5
雨天時は、資格問題演習に取り組みます。
レポート
20
成果発表
10
口頭試問により実習内容を理解したか確認します。
作品
その他
15
出席と共同作業態度を評価します。
合計
100
―