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シラバス情報
平成22年度
工学部建築学科
詳細
シラバス情報
注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「
UNIVERSAL PASSPORT
」で詳細をご確認下さい。
科目名
スポーツ施設工学実習(Sports facilities engineering Practice)
担当教員名
園田 一則
配当学年
3
開講期
後期
必修・選択区分
土木工学コース 選択
スポーツ施設工学コース 必修
単位数
1
履修上の注意または履修条件
他の科目を履修していなくても、内容が理解できるように教えます。また、グループワークは積極的に実行してください。
受講心得
学生諸君との対話を重視します。積極的に授業に参加して下さい。
教科書
なし
参考文献及び指定図書
グラウンドのはなし(技報堂出版) 石井紳三
屋外体育施設の建設指針 (財)日本体育施設協会
関連科目
スポーツ施設工学2、スポーツ施設工学実習、地盤工学1・2、土木施工法
オフィスアワー
金曜日 2限目
授業の目的
体育・スポーツ施設の整備・維持・管理の技術品質は、対象とするスポーツ競技での選手が力を発揮できるかどうかを左右しかねません。本実習では、体育・スポーツ施設の整備・維持・管理において必要となる測量技術、芝生の維持管理技術、グラウンドの造成・整備技術などの習得をします。スポーツ施設工学実習では、各種スポーツの競技特性を考慮しながら、適切な体育・スポーツ施設の整備・維持・管理ができる能力をみにつけることを目標にします。本講義は、実務者(スポーツ施設建設会社)を講師に招いて実務的な内容を学びます。各種スポーツにあったグラウンドとはどういうものかを規格を含めた施工技術を中心に理解するとともに、グループワークを通じて実際に現場見学・施設見学も行います。見学の日程の都合で、授業内容(授業計画)に示した授業(実習)の順番が変更になることがあります。
また、実際に現場でスポーツ施設の設計・建設に携わっている技術者の講義や指導を受けることにより、屋外スポーツの計画・施工法などを理解することを目標とします。
授業の概要
授業計画
学習内容
学習課題(予習・復習)
○第1回 第1章 総論
第1回から最終回(第15回)までの実習内容について、詳しく説明します。本講義は実習、見学など屋外で行うことが多くなります。そのため安全に対する心構え、服装、マナーなどについて、しっかり理解することが必要です。
○第2回 第2章 陸上用トラックのセッティング
1.陸上用トラックの規格
トラックの規格について説明します。
2.トラックのセッティングのための測量学
陸上用トラックは直線部と曲線部で構成されています。セッティングに必要な測量額について説明します。
○第3回 3.トラックセッティング実習(1)
測量器械・器具の基本操作の練習や曲線設置(カーブセッティング)の方法について練習します。
○第4回 4.トラックセッティング実習(2)
400mトラックの直線部及び曲線部のセッティングを行います。
○第5回 第3章 陸上競技場の見学
公認の陸上競技場を見学します。今までに学んだトラックのセッティング状態をしっかり観察して下さい。またトラックやフィールドの土質や構造などについても学んで下さい。
○第6回 第4章 ゴルフ場の見学
ゴルフ場のコースの見学を計画しています。ゴルフ場を構成するグリーンやバンカーなど、しっかり観察して下さい。
ゴルフ場で最も重要なのは「芝」です。芝の種類や特徴など、しっかり学ぶとともに、いろいろ質問したらよいと思います。
○第7回 第5章 グラウンドの施工実習
1.グラウンドの構造について
学校の運動場、陸上競技場、サッカー場、テニスコートなどの屋外施設の構造(地表下)について学びます。各競技場ごとにどのような表層土が使われているか調べてみましょう。
○第8回 2.グラウンドの施工実習(1)
グラウンドをつくるために必要な深さを掘削します。
○第9回 3.グラウンド施工実習(2)
路床から上の下層、中層、表層を施工します。それそれの部分がどのような働きをするか考えながら、施工しましょう。また各競技によって異なる表層の土の種類についても調べましょう。
○第10回 4.グラウンドの施工実習(3)
先週までに施工したグラウンドの一部に、数種類の芝を植えつけます。その後の発育状況を観察します。
○第11回 第6章 学内の体育施設の見学
大学内の体育施設、野球場、サッカー場、陸上競技場、体育館、武道館、プールなどの施設を見学します。
○第12回 第7章 公営の体育館の見学
体育館を中核としたスポーツ公園の見学を計画しています。それぞれの施設の状況やスポーツ公園としての全体的なレイアウト等についても観察しましょう。
○第13回 第8章 学校の運動場の簡易土質改良実験
小、中学校等の運動場は、晴天が続き乾燥しているときなど、風が吹くと砂埃(ほこり)が吹き荒れているのをよく見かけます。現地土を使って砂埃のしにくい土質への改良を試みてみましょう。
○第14回
前回に引き続き、運動場の簡易と質改良実験を行います。
○第15回 第9回 レポートの作成
最終回に当たって、期末試験に代わるものとしてレポートを作成してもらいます。
○第16回 実習内容の総括
口頭試問を実施して内容の確認を行います。
日頃からスポーツ及びスポーツ施設に興味を持ち、レポート課題に自分なりのコメントが書けるように準備しておくこと。
授業の運営方法
屋外での実習が主ですが、測量実習と重複する内容は他の内容と差し替えます。
主にスポーツ施設における天然芝の菅理方法を実習します。尚、雨天の場合はスポーツ施設指針の教科書で施設の構造・寸法等について学びます。外部専門講師の話を聞く機会もあります。
備考
学生が達成すべき到達目標
①屋外スポーツ施設について、関心を持ち標準的な構造を理解する。
②天然芝について、その概要と活用方法について知識を深める。
③大分県内スポーツ施設の運用について知識を深める。
評価方法
評価の割合
評価の実施方法と注意点
試験
筆記試験は実施しません。
小テスト
レポート
50
成果発表
20
実習内容については、終了後にレポートにまとめて提出してもらいます。
作品
15
学内運動施設の配置計画を立ててCADで作図して提出してもらいます。
その他
15
出席を重視し評価します。
合計
100
―