NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 測量実習1(Surveying Practice1)
担当教員名 園田 一則
配当学年 3 開講期 前期
必修・選択区分 コース必修 単位数 1
履修上の注意または履修条件 実習は自らが進んで行い、指定課題に取り組みながら知識・技術を高めていく授業です。従って、出来るだけ欠席をしないで取り組んで下さい。また、作業に適する服装が必要なことから実習服の着用と運動靴の使用を義務つけます。
受講心得 実習は出席して自分で器械を操作して、学んでいくことが中心です。従って出席を重視し2.0回の欠席が限度とします。遅刻・早退は0.5とし、累計が2.5回となった時点で受講停止となります。実習については、シラバスに準じて実施することを原則としますが、天候や受講生の理解度・トピックスの導入などで変更する場合があります。講義内容を理解できない場合は、個別指導を申し出て下さい。
教科書 日本文理大学実習テキスト
エース測量学
配布プリント その他
参考文献及び指定図書 測量士・測量士補受験テキスト (測量協会出版)
空間情報工学 村井俊治薯 (測量協会出版)
関連科目 測量学1、2、測量実習2、CAD
オフィスアワー 金曜日 2限目
授業の目的 本実習では、レベル・トータルステーションなど高低差や距離・角度の測定に使用する機器の取り扱いや基本的な測量方法を、実習により習得し理解します。測量実習1では、建設技術者として必要な測量機器の操作を全員がマスターすることを目標とします。実習は班を編成し、各課題に協力して取り組むため、グループワークの重要性についても理解します。雨天時には計算演習を実施し、測量士補の資格に必要な知識・技術を習得します。
授業の概要 実習は班を編成し、各課題に協力して取り組むため、グループワークの重要性についても理解します。雨天時には計算演習を実施し、測量士補の資格に必要な知識・技術を習得します。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 オリエンテーション 班編成 
 実習はワンマン化が進んでいる中で安全や作業の性質上グループで実施します。また、チームワークで進めることの意義を体験する目的で班を編成します。また、実習の進め方の説明を行います。

○第2回 略式測量(歩測)
 略式の中で、歩測を取り上げ各自の歩幅による実測を行います。踏査・選点における重要性を理解します。

○第3回 水準測量Ⅰ 取り扱い
 水準測量器械として代表的なレベル・スタッフの操作取り扱いと高低差を求める原理を理解します。

○第4回 水準測量Ⅱ 閉合水準測量
 オートレベル・スタッフによる閉合水準測量を学内指定地域で実施し、野帳の記入方法や計算方法を理解します。

○第5回 第6回 水準測量Ⅲ 往復水準測量
 指定した2点間の高低差を往復水準測量で実施し、野帳の記入方法や計算方法を理解します。

○第7回 多角測量Ⅰ 一対回観測
 角測量で使用するトータルステーション(TS)の構造や取り扱いを理解し、器械の据付方法を実習します。また、単測法において角度を測定し野帳を作成します。本実習はTSの据付練習が基本であり後続のトラバース測量・TS測量に備えます。

○第8回 多角測量Ⅱ 方向法観測
 方向法による観測の方法を全員が理解し、3方向2対回の実測を行います。本実習はTSの据付練習が基本であり後続のトラバース測量・TS測量に備えます。

○第9回 第10回 多角測量Ⅲ 閉合トラバース
 閉合トラバース測量の計算方法を全員が理解すると共に、指定区域において交角・距離を観測し計算により各測点の座標と面積を求めます。

○第11回 多角測量Ⅳ 結合トラベース測量 
 座標既知点間に設置した新点の座標を決定するための結合トラバースを指定地域で観測します。

○第12回 多角測量Ⅵ 実技試験
 7回~11回の実習で使用したTSの取り扱いが、十分になされたかを確認するために実技試験を行います。TSの据付から観測までを指定時間内に完了できると合格です。

○第13回 第14回 測量士補問題演習Ⅰ
 測量実習Aの範囲において出題されている測量士補問題について、計算・文章問題を解きながら理解を深めます。

○第15回 筆記試験
 測量実習の筆記試験は、実施した内容から出題し理解の程度を判定します。

○第16回 予備日(天候調整)
 実習は晴天時外業を雨天時に内業を実施しますが、天候に左右されることから予備日を設けます。
各実習については、毎回レポートに実習結果をまとめて提出してもらいます。
また、演習課題は配布プリントで課題演習を行い提出してもらいます。
授業の運営方法 原則として晴天時実習、雨天時演習 となるが、機器等の都合により実習テーマの順番を変更することがあります。
備考
学生が達成すべき到達目標 ①水準測量の方法を理解し関連計算ができる。
②レベルを用いて高低差観測ができる。
③角測量・多角測量の理論を理解し、計算ができる。
④トータルステーションを据付・角度・距離測定ができる。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 50 実習内容・測量士補に準ずる問題とします.
小テスト
レポート 15
成果発表 20 実技試験(TSによる測角・測距)を行います。
作品 欠席分は、研究室で補講を受ける。
その他 15 共同作業であり、取組姿勢を評価します
合計 100