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教育・研究
シラバス情報
平成22年度
工学部建築学科
詳細
シラバス情報
注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「
UNIVERSAL PASSPORT
」で詳細をご確認下さい。
科目名
測量学(Surveying)
担当教員名
園田 一則
配当学年
カリキュラムにより異なります。
開講期
前期
必修・選択区分
コース必修
単位数
4
履修上の注意または履修条件
卒業後に測量士補の申請資格を得るためには測量学・地理情報システム・測量実習1・測量実習2の全て単位を取得することが必要です。連続した履修登録をして正規の開講時に受講することが望ましい。 資格取得には、土木コース必修科目は全て受講し単位を取得しなけらばならない。
受講心得
講義は、内容により基本的な測量計算を行うので、電卓(関数機能付き)が必要です。測量学2・実習科目を継続して受講することにより理解が深まります。授業については、シラバスに準じて実施することを原則としますが、受講生の理解度・トピックスの導入などで変更する場合があります。講義内容を理解できない場合は、個別指導を申し出て下さい。
教科書
エース 測量学
参考文献及び指定図書
測量士・測量士補受験テキスト (測量協会出版)
空間情報工学 村井俊治薯 (測量協会出版)
関連科目
地理情報システム・測量実習 CAD1・2 土木コース全ての必修科目
オフィスアワー
金曜日 2限目
授業の目的
測量は、全ての建設工事の基礎でありその技術が受け持つ領域は幅広くなっています。本講義では、これらの測量技術が現場で果たす役割を理解するとともに、建設技術者として必要な測量の基礎的事柄を中心に理解します。最近は全ての測量計算がコンピュータ化されていますが、原理や基本を理解するためには、従来の方法による単純な測量計算が有効です。従って測量に関する基本的な数学については、電卓を用いた基本計算ができるようにします。測量学1では、測量で用いる機器の基本的な原理や使用方法および計算方法を理解することを目標とします。
授業の概要
測量原理や基本を理解するために単純な測量計算を演習方式で行います。測量に関する基本的な数学については、電卓を用いた基本計算をマスターします。また、後続の演習や実習を受講することで資格が得られ、理解が深まります。
授業計画
学習内容
学習課題(予習・復習)
○第1回 科目オリエンテーションおよび総論
建設作業の計画・設計・施工・検査・管理の全てにおいて使用される測量作業について解説します。
また、近年の測量技術の発展や応用分野を説明します。
○第2回 測量の基本事項(1)
測量の歴史や測量の順序・分類や基本的な測量計算では電卓を用いるので電卓使用法を簡単に説明し、授業内容について課題を出します。測量の座標系について説明し、測量座標に慣れるために具体的な計算を行います。この時、関数付電卓を使用しますが、測量専用電卓やポケコンについても紹介し、授業内容について課題を出します。
○第3回 測量の基本事項(2)
測量作業の進め方と測量精度について述べます。測量計画、作業計画、測量器械の取り扱い、測量に伴う誤差の処理について説明し授業内容について課題を出します。
○第4回 測量の基本事項(3)
測量作業の進め方と測量精度について述べます。測量計画、作業計画、測量器械の取り扱い、測量に伴う誤差の処理について説明し授業内容について課題を出します。
○第5回 誤差の取り扱い
測量平均法や誤差論について概略説明し、確率や期待値など導入部分の説明を行ないます。授業内容について課題を出します
○第6回 観測と精度について
測量学における観測は、十分注意しても観測値にばらつきがあるから、観測値から真値を推定するためには、観測機器の特性,観測条件ならびに観測値の性質をしる必要があります。授業内容について課題を出します
○第7回 距離測量・水準測量(1)
距離測量について、距離の定義や巻尺および光波による距離測量について説明します。次いで、水準測量の概要・目的・用語・器械と器具について解説します。授業内容について課題を出します
○第8回 水準測量(2)観測の方法
レベルと標尺による直接水準測量の方法を解説し、標高(地盤高)を求める原理を説明します。一般的な器高式による野帳記入方法と計算法を説明し計算演習を行います。また、水準路線・水準網における観測法についても述べます。
○第9回 水準測量(3)誤差
水準測量における誤差の種類・原因と調整法について説明します。また、往復水準・閉合水準および水準網の誤差計算の演習問題を含めて解説します。
○第10回 中間テスト
1回から8回の講義内容についてテストを実施します。計算が主体の試験になるので、試験時間は80分とします。教科書・ノートなどの持ち込みは出来ません。
○第11回 角測量
角測量の目的・用語および器械器具について説明し、水平角おおび鉛直角の測定方法を解説します。角測量の誤差とその消去法について説明し、事業内容について課題を出します。
○第12回 トラバース測量(1)
トラバース測量の順序と外業における計画・準備、踏査・選点、観測について説明します。
○第13回 トラバース測量(2)
閉合トラバース計算について、測角結果の誤差評価・調整、方位角について講義します。授業内容について課題を出します。
○第14回 トラバース測量(3)
閉合トラバース計算について、緯距・経距、調整、閉合比について講義します。授業内容について課題を出します。
○第15回 トラバース測量(4)
閉合トラバース計算について、座標計算、面積計算について講義します。授業内容について課題を出します。
○第16回 期末試験
10回から14回の講義内容についてテストを実施します。計算が主体の試験になるので、
試験時間は80分とします。教科書・ノートなどの持ち込みは出来ません。
電卓練習・基礎演習問題は、自宅で行って提出してもらいます。
授業の運営方法
講義及び演習問題 シラバスに準じて進めて行く予定ですが、受講生の状況に応じて変更する場合があります。
備考
学生が達成すべき到達目標
①関数電卓を用いて、簡単な基本計算をマスターする。
②測量の基準などについて基本知識を得る。
③水準測量の基本と野帳計算を習得する。
④多角測量の基本と計算方法を習得する。
評価方法
評価の割合
評価の実施方法と注意点
試験
50
毎回の講義の要点を理解できたいるかを確認します。計算問題は、解答に至る過程も重視します。
小テスト
20
レポート
15
成果発表
作品
その他
15
毎回の出席を評価します。しかし、20分以上の遅刻は欠席とします。
合計
100
―