NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 CAD2(CAD2)
担当教員名 菅 雅幸
配当学年 カリキュラムにより異なります。 開講期 後期
必修・選択区分 建築コース 選択
インテリアデザインコース 選択
土木コース 選択
単位数 2
履修上の注意または履修条件 欠席をした場合、次週の講義が出来ない状態になります。教室の関係上補講が困難なので欠席は絶対行わないこと。
受講心得  配布資料を忘れないようにしてください。欠席をしないで下さい。
教科書  指定なし
参考文献及び指定図書 VectorWorks学習帳12 エクスナレッジ
関連科目 CAD1、CAD3、CAD4、製図1、製図2、建築設計1、建築設計2
オフィスアワー
授業の目的 建築CADソフトVectorWorksを使ったCADでの図面、図形の作成を行います。主に3次元(3D)モデリングを中心にツールの説明、演習を行い、3次元CADの性質、使い方を身につけ、設計を行う際のイメージした形を、立体に表現ができるようになってもらうことが目的となります。また、他のソフトへの変換や編集の行い方を学んでもらい、多種多様な表現力を身につける基礎を築くことができ、設計の講義や、卒業設計などでの表現手法としての応用できるようになることが目標となります。本講義はA&A教育支援プログラムOASISに準じた講義(VectorWorks技能取得基礎課程修了証)を行っています。
授業の概要 前半は3Dツールの使用方法を学んでもらい、その後演習課題を行ってもらい、立体の書き方の基礎を身につけてもらいます。後半は、編集などの応用ツールの使用方法を学んでもらい、総合演習を行って習熟度の確認を行います。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 3次元モデリングの説明
3次元モデリングの基礎となる、柱状体、回転体の説明を行い、演習を行います。建築物における柱や、壁などの基本形状となる、柱状体、球体、円筒、円錐などの基本となる立体の描き方を身につけて貰います。

○第2回 3Dパス図形 1
パスと2D図形から、3D図形を作成・編集の方法を説明、演習を行います。複雑な形状や、曲面の壁や床、柱などを作成するのに重要なツールとなります。

○第3回 3Dパス図形 2
3Dパス図形の続きを行います。パスによる錐状体、NURBS曲線、多段曲面などの説明を行い、家具などの簡単な形状のものを作成する演習を行います。

○第4回 モデルの調整、複製
3Dモデルの移動、整列、回転などの位置、傾きの調整を行うツールと、複製、配列複製、ミラー複製の方法を説明し、演習を行います。柱などは特に同じものを多く使うことがあるので、1つのものを複製して配置することにより、高さをずれなく合わせるのに重要なツールです。

○第5回 総合演習 1
これまで使用したツールの総合演習として、大きめの3D空間のモデリングの作成を行います。簡単な道路や、様々な形状をしたビル街をイメージした立体空間を作成することで、様々な形状を作成しながら、その配置の確認し、立体空間を作成する説明を行います。

○第6回 総合演習 2
第5回にて作成した3D空間のモデリングにてボリュームチェック(法規チェック)を行い、理解してもらう。

○第7回 空間の見方
第5回にて作成した空間モデルを使用して、パース表現の基となる、3D空間の見方、視点の移動、投影方法、アングルの変更などの空間の体験を行います。

○第8回 レンダリング、光源
ワイヤーフレーム、ソリッドレンダリングなどの、レンダリング機能について説明を行い、様々なレンダリングを体験してもらいます。また、光源(平行光源(自然光)、点光源(人工光))の設定、変更などの説明も行います。

○第9回 設備配置
3Dモデルにて表現した空間上であれば、天井や床下などの内部空間が見えるため、設備機器の配置を考える上で、確認がしやすく、設備機器の配置計画が容易に出来ることを理解したもらいます。

○第10回 ハイブリット図形 
2次元と3次元の2つの性質を持つ図形をハイブリット図形の説明を行い、その基本ツールとなる壁ツールを使って、柱状体で作成した壁と、壁ツールで作成した壁との違いについて解説行います。また、勾配屋根の作成方法も説明し、演習問題を行います。


○第11回 データの変換
CADソフトは様々なソフトメーカーがそれぞれソフトを作成しているが、作成したCADデータを他のソフトでそのまま読み込むことができません。中間ファイルなどによってCADデータを変換し、他のCADソフト、CAD以外のソフトで読み込み編集する方法の解説を行います。

○第12回 画像データへの作成
データの変換を利用することにより、CADで作成した立体のデータを、写真や画像データに張り合わせ、実際に建築物を建てたとシュミレーションした、プレゼンテーション作成に必要なイメージ画像を作成することが出来る。CADと画像編集ソフトのPhotoshopを使用した画像データを解説し演習を行います。

○第13回 画像データの編集
CADデータを画像データに変換し、写真などの背景にする画像データとの組み合わせを行うと、画質等の違いに違和感が生じる。その補正を行うための、基本的な編集方法を解説します。

○第14回 確認テスト1
これまで、3Dツール、コマンドの総演習として、確認テストを行います。簡単な建築物の立体を作成する課題を行い、VectorWorksの3D作成と製図の習熟度を確認します。

○第15回 確認テスト2
確認テスト1で行った建築物の立体データを、写真と組み合わせてもらい、イメージ画像を作成し提出してもらいます。
第1回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第2回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第3回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第4回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第5回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第6回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第7回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第8回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第9回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第10回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第11回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第12回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第13回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第14回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分

第15回
配付資料
演習課題
課題の時間 60分
授業の運営方法 配布資料を基に講義を行います。ツールの使い方、図形の作成方法の説明を行い、その後演習を行います。定期的に総合演習などを行い習熟度の確認を行います。
備考
学生が達成すべき到達目標 ①3DCADの基本技術を身につける。
②製図への応用力を身につける。
③表現手法の一つとして、設計などに応用できる。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験
小テスト
レポート
成果発表
作品 85 各演習課題、総合演習の出来、進捗状況に応じて評価します。
その他 15 講義中の課題などを行わなかったり、欠席をすると、次回の講義に影響が出ますので、積極的に講義に取り組む姿勢を評価します。 
合計 100