NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 スポーツリテラシーⅤ(Sports LiteracyⅤ)
担当教員名 竹田 隆行
配当学年 3 開講期 前期
必修・選択区分 選択 単位数 2
履修上の注意または履修条件 他の科目を履修していなくても、この科目だけで理解できる内容になっています。 
受講心得 スポーツに対しては、各人がそれぞれのこだわり、考え方を持っています。こだわりは必要ですが、そこから新しい考えは生まれてきません。ゼロベースで物事を考える重要性を学んでもらいたいです。
教科書
参考文献及び指定図書 スポーツ産業論 第4版
関連科目 スポーツビジネス・マネジメント概論、スポーツ経営学、地域とスポーツ
オフィスアワー
授業の目的 私たちは、日常生活の中で、多くの集団や組織にあるいは社会に所属し、かかわりを持ちながら生活をしています。今後、我が国の社会は平均寿命の伸びと少子化にともなう高齢化、週休二日制にともなう余暇化がますます進むと言われています。仕事以外に費やす時間が多くなります。そのような社会の中で、健康で充実した生きがいのある毎日の生活を送ることは、誰もが願うことです。今後、そのような社会でスポーツは、今まで以上に重要な位置づけになると思われます。

現在、スポーツ活動の場は広がりつつあります。一人で行うスポーツもありますが、集団で行われることの方が多く見られます。集団で行われるスポーツには、必ず組織的な活動や役割分担があります。

本講義では、草の根レベル、企業レベルについて事例をあげながら、スポーツ組織の活動や役割を理解します。試験に合格することだけでなく、修得した知識をビジネスの場で適応、応用できる技術として身につけることを目標とします。
授業の概要
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 組織について
 組織について学びます。スポーツ集団における組織と企業の組織体について比較をしながら説明します。組織の仕組みづくりの重要性を説明します。

○第2回 スポーツ組織について
 スポーツの世界は、「伝統的・封建的」な要素が強い傾向があります、事例をあげて何故かということを説明します。スポーツに限らず組織が活性化しない理由を説明します。組織のマネジメントについて学びます。

○第3回~4回 スポーツ組織のマネジメント
 事例をあげて様々なスポーツ組織の特徴を説明します。スポーツ組織のマネジメントは、企業組織と同じですが、組織の性質によって異なることを理解します。

○第5回 マネジメント・サイクル
 成果をもたらすためには「マネジメント・サイクル」が必要です。基本的なことですが、これを怠っている組織体が多く見られます。組織の活性化には、合理的な仕組みづくりと、メンバーの「意欲」を高めることが重要です。

○第6回 スポーツ組織の活動意欲1
 スポーツ活動にける欲求について学びます。活動意欲を左右する欲求は人それぞれ異なっているため、すべてを把握することは不可能ですが、いくつかの枠組に捉えることは可能です。マズローの欲求階層を応用して説明します。

○第7回 スポーツ組織の活動意欲2
 スポーツ組織におけるメンバーの個人意欲が、二種類の「期待」と報酬の「魅力や価値観」によって決定されることを説明します。スポーツ組織のマネジメントにおいては、メンバーに高い活動意欲を持たせることが重要です。

○第8回~10回 組織構成要因について
 スポーツ組織がメンバーの協働を通じて行動するためには、様々な組織として構成されるべき要因を整える必要があります。組織構成要因は、その管理・運営を媒介としてメンバーへの活動への意欲に深く影響を及ぼすことを理解します。

○第11回 リーダーの役割について
 一般的に、リーダーの役割としての行動は、目標達成を重視するリーダー行動と集団維持を重視する指導行動の二つに分けることができます。具体的な例をあげながら説明します。

○第12回~13回 意志決定について
 私たちの行動は、毎日の中ですべてのことに意志決定を行っています。これは、スポーツ組織のマネジメントでも同じです。この意志決定に基づく行動の結果が、満足度や活動を続ける意欲に影響を及ぼします。「ゼロベース思考」「仮説思考」について説明します。問題解決の思考と技術についても説明します。

○第14回~15回 スポーツ組織の運営について
 目標による管理とは、メンバーの行動を、自分のおかれた状況を理解する、目標達成に向けて活動をコントロールする、達成された結果を反省する、次回の目標につなげていく、などのようにマネジメントしていくことです。学校体育、地域スポーツ、企業等々事例をあげ説明をします。

○第16回 テスト
 第1回~第15回の授業内容についてテストを行います。
授業の運営方法 講義形式です。 
備考
学生が達成すべき到達目標
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 100
小テスト
レポート
成果発表
作品
その他
合計 100