NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 国際金融市場論(Theory of International Finantial Market)
担当教員名 宮本 吉次郎
配当学年 3 開講期 後期
必修・選択区分 選択(グローバルエコノミーコース 必修) 単位数 2
履修上の注意または履修条件  特に無し
受講心得  世間一般の良識を持つこと。
教科書  その都度指定する。
参考文献及び指定図書  その都度指定
関連科目  金融論Ⅰ・Ⅱ、貨幣システム論
オフィスアワー
授業の目的  日常生活ではあまり接しませんが、外国旅行したり、留学したりするときに重要な役割を果たすのが外国為替です。円高だと旅行するときには得をします。円安ですと損をします。さて、円高、とか円安とは何でしょうか。円高とはどんなことでしょうか。そもそも円に値段がつくというのはどんなことでしょうか。まず私達の身近な問題から不思議な問題を取上げて考えます。人間のほかに、国境を越えて物が流れています。そのことが私達の生活にも影響します。安い葱が外国から輸入されると、国内の農家は困ります。しかし、消費者は安い野菜が食べられます。どちらがよいのでしょうか。外国から物を輸入すると、外国へお金を支払わなければなりません。このお金を支払う方法はどのような仕組みで行われているのでしょうか。今は企業が外国へ進出しています。外国の企業も日本にやってきています。このように経済が国際化しますとお金も国際化します。物の国際的な流れを中心にして学ぶ国際経済学に対して、国際金融はお金の流れを中心にしてみていきます。国境を越えてお金が流れています。しかも、今や24時間休むことなく流れつづけています。このような取引をグロ-バル取引といいます。このような国際的なお金の取引の主な市場は、ニューヨーク、ロンドン、東京などが有名です。国際金融市場は、外国為替市場や貸付市場、債券市場、株式市場、デリバティブ市場で構成され、資金が世界各国・各地に移動します。講義では、外国為替市場や債券市場、株式市場の仕組を勉強すると共に、資金の移動がどのような要因によって起こるかなどを教授します。
授業の概要
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 15回の講義の進め方と試験について説明する。
○第2回 国際収支とは
 国際収支の定義を説明する。
○第3回 国際収支の内訳 1
 経常収支の意味を説明する。
○第4回 国際収支の内訳 2
 資本収支の意味を説明する。
○第5回 国際収支の内訳 3
 外貨準備増減について説明する。
○第6回 戦後日本の国際収支の推移
 戦後の日本経済と国際収支について説明する。
○第7回 戦後日本の国際収支の特徴
 高度経済成長と国際収支について説明する。
○第8回 マクロバランスから見た経常収支
 国民所得勘定、対外資産と経常収支の関係を説明する。
○第9回 貯蓄投資バランス
 赤字国と黒字国の貯蓄と投資の関係を説明する。
○第10回 国際収支調整
 国際収支調整の可能性と限界について説明する。
○第11回 為替相場の変動と貿易収支
 貿易収支と為替相場の関係について説明する
○第12回 外国為替の定義
 外国為替とは何かを説明する。
○第13回 内国為替と外国為替
 内国為替と外国為替の違いについて説明する。
○第14回 為替取引
 貿易と為替取引について説明する。
○15回 
為替介入について説明する。
○第16回 試験
 
授業の運営方法  講義
備考
学生が達成すべき到達目標
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 50 論文試験
小テスト
レポート
成果発表
作品
その他 出席率
40
合計 100