NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 監査論B(AuditingB)
担当教員名 工藤 順一
配当学年 3 開講期 後期
必修・選択区分 選択 単位数 2
履修上の注意または履修条件 簿記入門と管理会計論、原価計算論はできるだけ履修しておいて下さい。
受講心得 講義には、必ず出席してください。その際に監査基準を持参してください。
教科書
参考文献及び指定図書 「会計監査論 第5版」 山浦久司著 中央経済社
「監査法規集」 中央経済社 平林亮子著
「公認会計士試験 短等式 監査論」 中央経済社
「監査論の基礎」 石田三郎 林隆敏編著 東京経済情報出版
「監査論を学ぶ」蟹江章 高橋利栄子 藤岡英治著 税務経理協会

関連科目 簿記入門 財務諸表論 原価計算論 財務管理論 経営学
オフィスアワー
授業の目的 監査論という名前は難しいのですが、監査は日常的に行われています。企業や金融機関、官庁でおいては監査は必須です。このため、この講義においては、監査の基礎を理解するだけでなく、就職した後に実際に監査をしたりう、または監査を受けても大丈夫な知識を身に付けましょう。
授業の概要
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 監査の意義と監査目的の変遷
 監査の概念及び企業会計の歴史と監査の関係を学習していきます。
○第2回 監査の種類
 企業会計の特質を詳しく説明し、その上で監査の種類をそれぞれの特徴から学習していきます。
○第3回 監査基準
 監査基準とは何か、その制定の意義や性格、目的等を詳細に学習していきます。
○第4回 第一 監査の目的
 監査基準の第一に「監査の目的」がなぜ掲げられるに至ったかを学習していきます。
○第5回 第二 一般基準
 監査人の「独立性」を中心に監査人として最も重要な事項を学習していきます。
○第6回 第三 実施基準
 一、基本原則
 (1)監査リスク 監査リスクの概念と監査人の監査実施上の諸問題を学習していきます。
○第7回
 (2)内部統制 企業の「内部統制」を説明し、その必要性と監査との重要な関係を学習していきます。
○第8回
 (3)「監査証拠」 監査証拠とは何かを説明し、監査人にとってどのような意味を持っているのか詳細に学習していきます。
 (4)「監査技術」 監査技術の概念を学習していきます。
○第9回
 (5)「継続企業の前提」 企業の経済活動が次期以降も将来にわたって継続される点を特に重視する必要があるという、監査人の判断の重要性について、事例をあげて詳細に学習していきます。
○第10回
 二、監査計画の策定 監査を効果的かつ効率的に実施するための監査計画について学習していきます。
○第11回
 三、監査の実施 監査計画に基づく監査実施に当たっての諸問題を学習していきます。
 四、他の監査人等の利用 他の監査人によって行われた監査の結果を利用する場合の諸問題を学習していきます。
○第12回 第四 報告基準
 一、基本原則
 監査人は、経営者が作成した財務諸表が、一般に公正妥当な企業会計基準に準拠して作成されているかの意見表明に当たっての問題を詳細に学習していきます。
 二、報告書の記載区分 監査報告書上の記載区分について学習していきます。
○第13回
 三、無限定適正意見の記載事項等  監査の対象、実施した監査の概要、財務諸表に対する意見について学習していきます。
 四、意見に関する除外  除外事項等の学習していきます。
○第14回
 五、監査範囲の制約と追記情報(1)
 重要な監査手続を実施できなかった場合の意見の表明等と追記情報について学習していきます。
○第15回
 五、監査範囲の制約と追記情報(2)
 重要な監査手続を実施できなかった場合の意見の表明等と追記情報について学習していきます。

○期末試験
第1回
配付資料により概要を説明

第2回~第15回
配付資料
課題の説明

第16回 期末試験
 
授業の運営方法 講義用のレジュメを使いながら、授業を進めます。また公認会計士試験短答式と同じ程度の小テストを実施し、復習を行いつつ、質疑応答も受け付けます。
備考
学生が達成すべき到達目標  監査論Bでは、監査論Aで習得した知識をもとにして、主として監査の制度的側面に着目し、我が国での監査制度について詳細に説明をしていきます。そして監査手続から監査報告書まで学習し、また、「ゴーイング・コンサーン監査」や最近の企業不祥事と「会計士の独立性」の問題といった監査に関する最新のトピックスについても解説していきます。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 40 講義の要点を理解できているかを確認します。配布資料だけでなく、講義で黒板に書いた内容からも出題しますので、ノートはしっかりとってください。 

小テスト 30 時折、論文形式で小テストを行います。文章作成能力も磨きましょう。
レポート
成果発表
作品
その他 30 授業に欠席したり、遅刻早退せずに意欲的に取り組んだ場合は、評価の対象とします。  
合計 100