NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 イベント企画論(Event Planning)
担当教員名 後藤 幹雄
配当学年 3 開講期 後期
必修・選択区分 選択 単位数 2
履修上の注意または履修条件  教わろうではなく、考える癖を身につけてほしいですね。
受講心得 講義中の携帯・私語は厳禁、ルール違反は退室してもらいます。
教科書 特にありません。適宜資料を配布します。
参考文献及び指定図書  ①「プロモーショナル・マーケティング」宣伝会議
 ②「セーツス・プロモーションの実際」渡辺隆之・守口剛 日本経済新聞社
 ③「買いたい空気のつくり方」電通S.P.A.T.チーム ダイヤモンド社
 ④「イベント化社会」茶谷幸治 関西学院大学出版会
関連科目 マーケティング論、広告論
オフィスアワー
授業の目的  多様化する消費行動に的確に対応し、「売り」を成功させるために、プロモーションの役割が重要になって
きています。プロモーションの機能・役割について、最新の事例を参考にしつつ、知見を深めます。
 また、イベントはプロモーション活動の一要素として重要性を増していますが、本講義では、世の中一般
 のイベントについて、その機能や役割、プロデューサーやディレクターの役割、経済的効果などを学び、
 イベントのもつ様々な社会的意義を理解し、イベント企画の基本を学びます。
 
授業の概要  前半は、マーケティング活動におけるプロモーションの役割、プロモーション計画の手順、様々なプロモー
 ション技法の内容などを具体的事例に即して学び、後半は、イベントの基本的機能・構造、イベントの発想・
 企画の手順、プロデューサーやディレクターの役割、イベントの様々な社会的効果について学びます。
 また、終盤、興行としてのプロスポーツイベントの具体的事例を分析し、実感のある授業を体験します。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
第1回:マーケティングとプロモーション 
  セールス・プロモーションはマーケティングの一要素。そこで、1回目は、マーケティン
  グの基本、マー ケティング的考え方、マーケティングの定義、マーケティングの前提な
  どを学ぶ。

第2回:メーカーと小売りの協働によるセールス・プロモーション①
 セールス・プロモーションはメーカーと小売りの協働マーケティング活動であること、その
 中にあってメ ーカーサイドのプロモーション戦略・戦術を学ぶ。

第3回:メーカーと小売りの協働によるセールス・プロモーション②
  小売店サイドのプロモーション戦略・戦術、及びインストア・プロモーションについて学
  ぶ。

第4回:セールス・プロモーション計画の手順①
  市場情報の収集、市場の機会と問題点の抽出、戦略課題・ターゲットの設定、セール
  ス・プロモーション手法の選定、メディア・ツール計画、活動の成果指標、効果予測な
  ど、計画・実施・評価のサイクルについて、2回に分けて学ぶ。

第5回:セールス・プロモーション計画の手順②

第6回:セールス・プロモーションの多様な手法について①
  セールス・プロモーションには多様な手法があり、技術の進展とともに新しい手法も開
  発されている。各手法の内容と展開する上の留意点について、2回に分けて学ぶ。

第7回:セールス・プロモーションの多様な手法について②

第8回:イベント論①
  イベントの基本的特徴、イベントの要件、イベントの分類、などについて学ぶ。

第9回:イベント論②
  イベントによって伝えようとする、コンセプトやメッセージとは何か、イベントの様式化
  と形式化とは何かなど、イベントの構造について学ぶ。

第10回:イベント論③
  イベントを発想し、企画し、メッセージを規定するプロデューサーの役割及び
  個人・組織としてのプロデューサー像について学ぶ。

第11回:イベント論④
  プロデューサーの発想・企画するイベントを演出・実行するディレクターの役割
  及び理想的ディレクター像について学ぶ。

第12回:イベント論⑤
  経済効果他イベントの様々な社会的効果について学ぶ。

第13回:イベント論⑥
  興行としてのイベントその(1)
  プロ野球の現状、課題、大リーグとの比較、球団経営の現状・課題、今後の展望など
  について、ソフトバンクホークスや阪神タイガースを事例に学ぶ。

第14回:イベント論⑦
  興行としてのイベントその(2)
  Jリーグや大相撲の現状、課題、今後の展望について学ぶ。

第15回:イベント論⑧
  環境配慮型イベント「グリーンイベント」について
  イベントの世界でも、環境に配慮した先進的取り組みが見られるようになった。
環境配慮型のイベントは、社会的信頼を得るだけでなく、大きな付加価値を生む。 
  グリーンイベントの内容、実施の方法について学ぶ。

第16回:試験
 第1回から第15回までを範囲とします。参考文献や配布資料など全て持ち込み可です。

学びは繰り返しです。
授業では教材をもとに皆
で学び、授業を離れては
自分の頭でひとり学習し
ます。その連携、繰り返
しが成長を促します。
授業の運営方法 ①各回パワーポイントで作成した内容について講義、手元には内容要約版を配布します。
②プロモーション活動やイベントの最新動向を学ぶため、メディア情報を随時紹介しま 
 す。
備考
学生が達成すべき到達目標 ①プロモーション活動の企業にとって重要性が説明できる。

②プロモーション手法の基礎を、具体例をあげながら説明できる。

③イベントの社会的・経済的意義について概要を説明できる。

④イベントの企画実施のための要件を説明できる。。

⑤最近のイベントの特色について説明できる。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 80
到達目標に関連して記述課題を6~7問 
小テスト
レポート 20
成果発表
作品
その他 授業に欠席したり、遅刻したりせず、意欲的に取り組んだ場合、評価の対象とします。
合計 100