NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 経営組織論B(Business Organization B)
担当教員名 平池 久義
配当学年 3 開講期 後期
必修・選択区分 選択 単位数 2
履修上の注意または履修条件 経営学総論の科目を履修していることが望ましい。
受講心得 テキスト持参のこと
教科書  平池久義著、経営学ワークブック、ちくし編集工房印刷と起業家紹介のテキスト
参考文献及び指定図書 副島萬里夫「経営・組織・管理」中央経済社 昭和54年
関連科目 経営管理論 経営学総論
オフィスアワー
授業の目的  経営組織についての幅広い知識修得を目標とします。基礎的なことから話して行く予定です。経営組織論というと何か難しい感じがしますが、わかりやすく話すので大丈夫です。
経営組織の諸問題について話します。例えば、所有と経営の分離、巨大企業のグループ化、企業集中形態、経営組織の構造、組織の設計、フランチャイズチェーン、SOHO、ネットワーク組織、社内ベンチャーです。
授業の終わりにいろんな成功した企業家の紹介をし、経営組織論についてより深い知識を得る努力をします。例えば、本田宗一郎、豊田喜一郎、松下幸之助、安藤百福(日清食品)、孫正義(ソフトバンク)、鬼塚喜八郎(アシックス)、坂本龍馬(海援隊)、鈴木敏文(セブンイレブン)、カーネル・サンダース(ケンタッキー・フライド・チキン)、レイ・クロック(マクドナルド)、柳井正(ユニクロ)です。
授業の概要 先ず、最初に株式会社について見、次にはこれに関しての所有と経営の分離について説明する。その後、巨大企業のグループ化としてのいろんな系列について説明し、企業の統合形態としてのカルテルやトラスト(企業集中形態)を学び、ラインとスタッフの経営組織の構造について説明し、フランチャイズ・チェーンや最近流行りのSOHOを見、更には企業間のネットワーク組織、そして企業内でのベンチャーである社内ベンチャーについて説明する。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)

経営組織論Bの授業内容

第1回 所有と経営の分離
定義、バーリー=ミーンズの研究、現代企業の所有構造(日本と米国)について
第2回 企業形態の展開
個人企業、合名会社、合資会社、株式会社、有限会社、LLCについて
第3回 巨大企業のグループ化
取引系列(下請加工系列、配給系列、集荷系列、融資系列)、資本系列について
第4回 企業集中形態
カルテル、トラスト、コンツェルン、コンビナート、コングルマリット、ジョイントベンチャーについて
第5回 企業集団
定義、財閥との関係、戦後の6大企業集団、特徴、各グループの概要について
第6回 経営組織の構造
階層分化と階層編成、経営職能の水平的分化、ラインとスタッフ、経営組織の類型について
第7回 組織のデザイン
機能別組織、事業部制組織、日本型組織デザイン、組織のヨコの連携について
第8回 フランチャイズチェーン(FC)
定義、基本的特質、種類、生成、発生形態、メリットとデメリットについて
第9回 SOHO
定義、日本への定着、働く意識、収入と支出、営業方法、実態、業種紹介について
第10回 ネットワーク型組織
定義(企業間と企業内)、特徴、機能のポイント、課題、検証について
第11回 フラット型組織
定義、背景、具体的施策、事例について
第12回 新規事業開発と社内ベンチャー
新規事業開発の定義、背景、困難、成功条件、社内ベンチャー(定義、狙い、方式、事例)について
第13回 戦後の日本企業の歩み
各時期における特徴(昭和20~29年、30~39年、40~49年、50~63年、平成元年以後)について
第14回 ベンチャービジネスとイノベーター
定義、開業率低下傾向、その理由、イノベーターとベンチャー起業家、促進要因、環境要因について
第15回 ベンチャービジネスと経営戦略
大企業と中小企業、戦略(外部資源活用戦略)、事例について
第16回 期末試験
これまでした所を試験範囲とします。教科書のみ持込可です。
第1回~第15回
演習課題を出す。
課題の時間30分
授業の運営方法 通常授業での座学
毎回授業内容に関する演習課題を出すので必ず提出すること。
備考
学生が達成すべき到達目標 ①経営組織の基礎にあたる知識を理解する。
②経営関係の本を読んでもわかる。
③新聞記事がわかるようになる。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 70 毎回の講義の要点を理解できているかの確認です。
小テスト
レポート 20
成果発表
作品
その他 10 授業への出席と授業中の意欲を評価の対象とします。
合計 100