NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 経営分析(Financial Statements Analysis)
担当教員名 橋本 堅次郎
配当学年 3 開講期 後期
必修・選択区分 選択 単位数 4
履修上の注意または履修条件  簿記や財務諸表論をしっかり勉強しておくと理解が深まります。
受講心得 関連科目の基礎を学習していると、経営分析の理解が早まります。
教科書 最初の講義で指定します!
参考文献及び指定図書 ビジネスゼミナール経営分析入門 森田松太郎 日本経済新聞社
関連科目 財務管理 簿記原理、財務諸表論、原価計算論、管理会計論
オフィスアワー
授業の目的  最近では、市販の会計ソフトのほとんどに経営分析システムが組み込まれています。しかし、月次決算や年次決算の際に、このような数値を有効に経営に反映している企業はさほど多くないように見受けられます。
 企業を取り巻く経済環境は厳しいだけでなく、絶えず変動しています。先月まで好調に見えた企業が、突然、経済環境の変動で倒産に追い込まれることがあります。そのようなことにならないように、企業の経営者は自社の経営分析を定期的に行い、自社の経営体質強化に役立てていく必要があります。
 この講義では、そのような経営分析能力の基礎を身につけることを目標としています。
授業の概要
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 経営分析の意義と目的
 経営分析とはどのような歴史を持ち、その目的はどのように変わってきたのかを学習していきます。
○第2回 外部分析と内部分析
 分析対象企業が経営管理目的で分析する場合と、企業外部者が投資等のためにする場合とでは、分析資料入手に差異が生じるのは当然です。その内容を学習していきます。
○第3回 経営概況の把握
 経営分析では財務書類等の分析に着手する前に、対象企業の全体像=経営の概況を把握することが必要です。その内容は数値化されない事項が多く、しかも経営数値に決定的影響を与えるものが多いので、その内容を詳しく学習していきます。
○第4回 基本的事項Ⅰ
 会社名、所在地、代表取締役・代表執行役等について学習していきます。
○第5回 基本的事項Ⅱ
 会社の歴史(沿革)や経営方針、社是・モットーについて学習していきます。
○第6回 基本的事項Ⅲ
 持株会社、大株主、主取引銀行、業界における相対的地位(競争力、競争関係等)
○第7回 雇用関係事項
 従業員数(社員数)、職種別員数等について学習していきます。
○第8回 固定資産関係事項Ⅰ
 敷地面積、建物配置図等の重要性を学習していきます。
○第9回 固定資産関係事項Ⅱ
 主要機械、設備、装置等について学習していきます。
○第10回 生産の状況Ⅰ
 主要な原材料等の購入先、購入条件等を学習していきます。
○第11回 生産の状況Ⅱ
 生産能力や外注について学習していきます。
○第12回 生産の状況Ⅲ
 加工技術、製品等の特徴、品種数とその生産量や所有する知的財産権等を学習していきます。
○第13回 販売の状況Ⅰ
 主要な販売先、販売方法等を学習していきます。
○第14回 販売の状況Ⅱ
 販売条件、輸送手段、需要の動向等について学習していきます。
○第15回 中間成績評価
○第16回 損益計算書の分析Ⅰ
 損益計算書の構造を詳細に学習していきます。
○第17回 損益計算書の分析Ⅱ
 損益計算書の分析要領を学習していきます。
○第18回 貸借対照表の分析Ⅰ
 貸借対照表の構造を詳細に学習していきます。
○第19回 貸借対照表の分析Ⅱ
 貸借対照表の学習していきます。
○第20回 関係比率体系Ⅰ
 関係比率の相互関係を詳細に学習していきます。
○第21回 関係比率体系Ⅱ
 関係比率体系を学習していきます。
○第22回 資本利益率の分析
 資本利益率を詳細に学習していきます。
○第23回 費用の性格と分類
 費用の性格等を詳細に学習していきます。
○第24回 経営安全率と損益分岐点比率
 経営内容の安全度を概算で把握する方法を学習していきます。
○第25回 公表された企業の財務書類に基づく分析の総括Ⅰ
 公表されている計算書類等の分析を学習していきます。
○第26回 分析の総括Ⅱ
○第27回 分析の総括Ⅲ
○第28回 分析の総括Ⅳ
○第29回 分析の総括Ⅴ
○第30回 期末成績評価
第1回
配布資料

第2回~第30回
配布資料(レジュメ)
講義  

第31回 期末試験
第2回講義から第30回講義までの内容を試験範囲とします。

電卓の持込は可です
授業の運営方法  適時、練習問題を入れていきます。
備考
学生が達成すべき到達目標
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 60 講義の要点を理解できているかを確認します。計算問題は、基本的なパターンを覚えましょう。
小テスト
レポート 10
成果発表
作品
その他 30 授業に欠席したり、遅刻早退せずに意欲的に取り組んだ場合は、評価の対象とします。
合計 100