NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 経営組織論A(Business Organization A)
担当教員名 平池 久義
配当学年 3 開講期 前期
必修・選択区分 選択 単位数 2
履修上の注意または履修条件 経営学総論の科目を履修していることが望ましい。
受講心得 テキスト持参のこと
教科書  平池久義著、経営学ワークブック、ちくし編集工房印刷と起業家紹介のテキスト
参考文献及び指定図書 副島萬里夫「経営・組織・管理」中央経済社 昭和54年
関連科目 経営管理論 経営学総論
オフィスアワー
授業の目的 経営組織についての幅広い知識修得を目標とします。基礎的なことから話していく予定です。経営組織論というと何か難しい感じがしますが、分かり易く話すので大丈夫です。
経営組織の管理論的面について話します。例えば、科学的管理法、人間関係論、フォードシステム、ファヨル管理論、ハーズバーグ理論、QWL運動、テレワーク、賃金論、年俸制、リーダーシップ論、eビジネスです。
授業の終わりに色んな成功した企業家を紹介し、経営組織論についてより深い知識を得る努力をします。例えば、本田宗一郎、豊田喜一郎、松下幸之助、安藤百福(セブンイレブン)、カーネル・サンダース(ケンタッキーフライドチキン)、レイ・クロック(マクドナルド)、柳井正(ユニクロ)です。
授業の概要 先ず、テイラーシステム(科学的管理法)から入ります。これは能率増進の面では優れているものの人間の内面的面が扱われていないことから人間関係論が起こりました。そして、マスローの欲求階層説の最高段階としての自己実現欲求の管理としてのハーズバーグ理論やQWL運動を見ます。これらが主な柱でこれらに関係するものとしてのフォードシステム、ファヨル管理論、賃金論、リーダーシップ論を見ることにしたい。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
経営組織論Aの授業内容

第1回 株式会社とは
株式会社の生成、特色(有限責任制、重役制度、資本の証券化、所有と経営の分離)、企業形態の発展について。
第2回 科学的管理法
テイラーについて、背景、課題、原因、対策、具体的方策、理念、欠点、テイラー以後について
第3回 人間関係論
3つの意味、ホーソン実験、理論、管理技術、貢献、批判について
第4回 フォードシステム
フォードという人、フォーディズム(理念)、フォードシステムの内容、管理原則、批判について
第5回 ファヨル管理論
ファヨルという人、企業の活動、管理職能、法則、管理原則、ファヨル以後について
第6回 ハーズバーグ理論
ハーズバーグという人、人間の2組の欲求、管理との関係(職務拡大と職務充実)について
第7回 QWL運動
フレックスタイム制、目標による管理(MBO)、ZD、QCサークル活動について
第8回 テレワーク
定義、形態、テレワーク入口、注目される理由、効果、設計、老舗、日本的雇用慣行との不適合について
第9回 eビジネス
定義、従来のビジネスとの違い、B-to-Cと、B-to-B、産業に与えるインパクトについて
第10回 リーダーシップ論
意味、類似概念との相違、分類、家庭におけるリーダーシップ、幕末におけるリーダーシップについて
第11回 リエンジニアリング
定義、IT、背景(3C)、日本的経営との関係、バーチャルカンパニーとの関係について
第12回 ナレッジマネジメント
定義、ナレッジシェアリング、ITの必要、4つの変換モードについて
第13回 サプライチェーンマネジメント(SCM)
定義、3つの流れ、SCMへの発展、特徴、成果、ミスミ社の事例について
第14回 3つの組織理論
古典的組織理論、新古典的組織理論、近代組織理論について
第15回 ラインとスタッフ
ラインとは、スタッフとは、組織形態について
第16回 期末試験
これまでした所を試験範囲とします。教科書のみ持込可です。
第1回~15回 
演習課題を出す。
課題の時間30分
授業の運営方法 通常教室での座学
毎回授業内容に関する演習課題を出すので、必ず提出をすること。
備考
学生が達成すべき到達目標 ①経営組織の基礎にあたる知識を理解する。
②経営関係の本を読んでもわかる。
③新聞記事がわかるようになる。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 70 毎回の講義の要点を理解できているかの確認です。
小テスト
レポート 20
成果発表
作品
その他 10 授業への出席と授業中の意欲を評価の対象とします。
合計 100