NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 メディア論(Media Studies)
担当教員名 後藤 幹雄
配当学年 3 開講期 前期
必修・選択区分 選択 単位数 2
履修上の注意または履修条件 教わろうではなく、考える癖を身につけてほしいですね。
受講心得 講義中の携帯・私語は厳禁、ルール違反は退室してもらいます。座席は指定。
教科書 特に使用しません
参考文献及び指定図書 世界のしくみが見える「メディア論」有馬哲夫著(宝島新書)
コミュニケーション力 齋藤孝著(岩波新書) 
身体感覚を取り戻す 齋藤孝著(NHKブックス)
クロスイッチ 電通「クロスメディア開発プロジェクト」チーム著(ダイヤモンド社)
関連科目 マーケティング論、広告論、eビジネス論Ⅰ、インターネット広告論、サービスマーケティング論
オフィスアワー
授業の目的  急速に変化するメディアの動向を理解し、かつ多様な観点からメディアを考えることにより、メディアリテラシ
 ー(メディの特性や利用方法を理解し、適切な手段で自分の考えを他者に伝達し、あるいは、メディアを流れ
  る情報を取捨選択して活用する能力)の向上を目指します。


授業の概要  前半は、メディアの基本要件やメディアの歴史について学び、メディアについての基本的理解を促します。
 中盤で、これまで圧倒的影響力を持ってきたマスメディアの現状、技術の進展で急速に普及が進むデジタ 
 ルメディアの動向及びメディアと企業活動の関係について学びます。
 後半では、身体的反応をメディアとして捉え、新しいメディア感覚を身につけます。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
第1回:メディアとは何か
 メディアの起源、一般的なメディアの定義、マクルーハンのメディア論に基づくメディアの
 捉え方など、メディア論を学ぶための前提条件を学ぶ。

第2回:メディアの発達史(1)
 古代から近世までの欧米のメディアの変遷、江戸時代から第二次大戦までの日本のメディア状況
 を、社会的・文化的コンテクストの中で学ぶ。

第3回:メディアの発達史(2)
 戦中・戦後のメディアの変遷と社会的意味合いについて学ぶ。

第4回:テレビメディアの現状と今後の動向
 インターネットの普及でテレビメディアの存在理由が問われているが、デジタル化時代のテレビ
 メディアの動向,社会的意味合いについて学ぶ。

第5回:新聞メディア の現状と今後の動向
 インターネットの普及で世界の新聞、とりわけ欧米・日本の新聞の経営が脅かされている。
 ネット時代における新聞の動向、ブログジャーナリズムに押される新聞の社会的機能につ
 いて学ぶ。

第6回:テレビ・新聞と若者
 若い人の活字離れ、テレビ離れが進行している。現状と今後の動向及び若い人にとっての
 テレビメディア、新聞メディアのありかたについて考える。

第7回:デジタルメディアの動向(1)グーグルはメディアを飲み込むか
 あらゆる情報のデータベース化を目指すグーグルの動向と、既存メディア側の対抗策について学ぶ。

第8回:デジタルメディアの動向(2)Web2.0の世界
 ユーチューブ、ブログ、SNSなどのユーザー主導のメディア の現状と今後の動向について学ぶ。

第9回:デジタルメディアの動向(3)放送と通信の融合
 融合とはどういうことか、技術的・制度的動向を概観し、ユーザー側からみた融合の可能性につ
 いて考察する。

第10回:グローバルメディア(衛星放送、インターネット)と政治・経済・文化
 グローバルメディアの進展が世界の政治・経済・文化を大きく変えつつある。現状とこれからの
 動向について学ぶ。

第11回:メディアと広告(1)従来型メディアの広告
 テレビ、ラジオ、新聞、雑誌の従来型メディアの広告の現状と、生き残りのための戦略について
 学ぶ。

第12回:メディアと広告(2)デジタルメディアの広告
 急増するインターネット広告の現状と、次々と開発される新しい広告技法について学ぶ。

第13回:クロスメディアコミュニケーション
 メディアの細分化、生活者の価値観・ライフスタイルの多様化の中、企業のメディアコミュニケー
 ション活動も対応を迫られている。その有効な方策として、「クロスメディアコミュニケーション」
 が注目されている。その内容、具体的事例について学ぶ。
 
第14回:メディアと身体感覚(1)
 身体感覚のコミュニケーション機能を見直したい。メディアとしての「からだ」を表現する
 「からだ言葉」について学ぶ。

第15回:メディアと身体感覚(2)
 一流の身体感覚の持ち主の事例について学ぶ。
第16回:試験
 第1回から第15回までが試験の範囲です。参考書、配布資料等全て持ち込み可です。

学びは繰り返しです。
授業では教材をもとに皆
で学び、授業を離れては
自分の頭でひとり学習し
ます。その連携、繰り返
しが成長を促します。
授業の運営方法 ①各回パワーポイントで作成した内容について講義、手元には内容要約版を配布します。
②ケーススタディーとして、各種メディアにとりあげられた、企業・メディア・生活者などの情報を随時紹介しま
 す。
備考
学生が達成すべき到達目標 ①メディアの社会的・経済的な意味や役割が説明できる。

②メディアにはどのようなものがあるか、具体例をあげながら説明できる。

③歴史の中でメディアが果たした役割や機能を説明できる。

④メディアの新しい動向について説明できる。

⑤新聞、テレビ、インターネットなどへ主体的に関わる態度を身につけること。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 80 到達目標に関連して記述課題を6~7問
小テスト
レポート 20
成果発表
作品
その他 授業に欠席したり、遅刻したりせず、意欲的に取り組んだ場合、評価の対象とします。
合計 100