NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 地域とスポーツ(Area sports)
担当教員名 竹田 隆行
配当学年 2 開講期 後期
必修・選択区分 選択 単位数 2
履修上の注意または履修条件 他の科目を履修していなくても、この科目だけで理解できる内容になっています。 ただし、2/3以上の出席がなければテストを受けることができません。
受講心得 スポーツに対しては、各人がそれぞれのこだわり、考え方を持っています。こだわりは必要ですが、そこから新しい考えは生まれてきません。ゼロベースで物事を考える重要性を学んでもらいたいです。
教科書 特になし
参考文献及び指定図書 スポーツ産業論 第4版(杏林書院)
関連科目 スポーツビジネス・マネジメント概論、スポーツ経営学、地域とスポーツ
オフィスアワー
授業の目的 日本のスポーツは、学校体育と企業スポーツによって発展してきました。しかしながら、少子化により、学校が統廃合され、不景気により企業がスポーツから撤退と我が国のスポーツを支えてきた大きな柱が傾いてきました。このような危機的な状況の中、スポーツの受け皿として地域社会が注目され始めています。ヨーロッパのスポーツクラブをモデルとしたクラブ事業です。

本講義では、地域とスポーツについて学習します。地域で取り組んでいるスポーツ事業、総合型スポーツクラブ、民間企業について事例をあげ説明していきます。
授業の概要
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 我が国のスポーツの発展について
我が国のスポーツが普及していった過程を学びます。なぜ、学校体育、企業スポーツが発展していったかを理解します。

○第2~3回 我が国のスポーツ振興基本計画
「スポーツ振興基本計画」について学びます。基本計画は、21世紀のスポーツ振興の指針であるが、その改正は39年目にしてようやく改正されたものです。当時の社会、経済状況から1972年の「保健体育審議会答申」のスポーツ政策的意義を説明します。

○第4回 欧米のスポーツ政策1
我が国のスポーツ振興基本計画は、欧米のスポーツ政策をベースにしたものである。欧米のスポーツ政策について学びます。スポーツ・フォア・オール、スポーツキャンペーンについて説明します。

○第5回 欧米のスポーツ政策2
スポーツ・フォア・オール運動、スポーツキャンペーンの事例について説明します。

○第6~8回 我が国のスポーツ行政の現状
我が国のスポーツ行政の現状について学びます。文部科学省と都道府県のスポーツ事業、また関連省庁のスポーツ政策、事業を説明します。

○第9回 スポーツ振興のための財源
スポーツ政策を遂行するには、財源が必要です。当たり前のことですが、ことスポーツに関して言えば、お金に対する認識が低い感がする。スポーツ振興のためにどのように財源を確保しているかを学びます。また、toto(スポーツ振興くじ)、公営ギャンブルによるスポーツ振興費について説明します。

○第10回~第13回
広域スポーツセンター、総合型地域スポーツクラブについて学びます。各地域で取り組んでいるスポーツ事業について事例をあげて説明します。

○第14回 スポーツによる地域の活性化1
スポーツによる地域の活性化について学びます。ここでは、スポーツをする人ごとによるベネフィット(便益)について説明します。スポーツをすると健康になるという事例を紹介するとともに、スポーツをすることによって得る個人的経済メリットから、地域社会の経済メリットが広がる可能性を説明します。

○第15回 スポーツによる地域の活性化2
スポーツによる地域の活性化について学びます。スポーツビジネスで地域が活性化した事例を説明します。スポーツイベントの経済効果、ビジネスサイクルを理解することによって、新たなビジネスチャンスを模索します。

○第16回 テスト
第1回~第15回の授業内容についてテストを行います。
授業の運営方法  講義形式です。
備考
学生が達成すべき到達目標
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 100
小テスト
レポート
成果発表
作品
その他
合計 100