NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 社会福祉援助技術論1A(Social Work Methodology 1A)
担当教員名 小桐 修
配当学年 2 開講期 前期
必修・選択区分 選択 単位数 2
履修上の注意または履修条件 社会福祉士国家試験受験資格を取得しようと思う者は必ず受講してください。引き続き社会福祉援助技術論ⅠBを履修することが望ましいです。
受講心得 私語を慎むこと、居眠りをしないこと、目にあまる場合は退室を命じます。課題レポートは提出期限を守ること、期限をすぎた場合は受理いたしません。定期試験は一切の持込を禁止します。
教科書 福祉士養成講座編集委員会監修『社会福祉援助技術論Ⅰ』(中央法規) 
参考文献及び指定図書 北島英治ほか編『社会福祉援助技術論(上)』(ミネルヴァ書房) 浦河べてるの家『べてるの家の「非」援助論』(医学書院)、渡辺一史『こんな夜更けにバナナかよ』(北海道新聞社)他 *都度紹介する。
関連科目 社会福祉原論、高齢者福祉論、障害者福祉論、児童福祉論、地域福祉論、公的扶助論、社会福祉援助技術演習、社会福祉援助技術現場実習
オフィスアワー
授業の目的 今日の社会福祉は、少子高齢社会の急速な展開にともない、大きな転換期を迎えています。なかでも、施設福祉から在宅(地域)福祉への転回は、福祉サービスのあり方を大きく変えるものでした。高齢者であれ障害者であれ、自分が生まれ育った地域のなかで、それぞれ自立した生活を営むことは、誰しもが望んでいることでしょう。自立を支援すること──それがソーシャルワーカーと呼ばれる人たちに課せられた使命です。社会福祉援助技術Ⅰの目的は、ソーシャルワーカーが行う社会福祉実践とは何かという問いを徹底的に掘り下げていくことにあります。ⅠAでは、社会福祉実践の基本的枠組み、社会福祉実践の基礎、社会福祉実践の展開過程、社会福祉実践の技術について、一歩一歩着実に学んでいくことにします。
授業の概要 前半では、社会福祉実践の枠組みについて、「諸理論」・「ニーズ」・「社会資源」について基本的な解説をします。またソーシャルワーカーが身につけておくべき「価値と目的」「原則」「倫理」について説明します。後半では、ソーシャルワーク実践上の基本技術について事例をとりあげながら解説します。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回:オリエンテーション

○第2回:社会福祉実践の基本的枠組み(1)
 社会福祉実践の理論的な枠組みとその内容について学びます。

○第3回:社会福祉実践の基本的枠組み(2)
 社会福祉実践に対するニーズにはどのようなものがあるかを学びます。

○第4回: 社会福祉実践の基本的枠組み(3)
 社会福祉実践が利用する社会資源にはどのようなものがあるかを学びます。

○第5回:社会福祉実践の基礎(1)
 社会福祉実践の価値と目的について学びます。
 
○第6回:社会福祉実践の基礎(2)
 社会福祉実践を支える基本的な原則について学びます。

○第7回:社会福祉実践の基礎(3)
 社会福祉専門職が遵守すべき倫理について、とりわけソーシャルワーカーの倫理綱領を通じて、学んでいきます。

○第8回:社会福祉実践の展開過程(1)
 ソーシャルワーカーがクライエントの抱えている問題にどのようにかかわるかを学びます。
 
○第9回:社会福祉実践の展開過程(2)
 ソーシャルワーカーの専門性とは何かを考えます。

○第10回:社会福祉実践の展開過程(3)
 ソーシャルワーカーの評価について考えます。

○第11回:社会福祉実践の技術(1)
 社会福祉実践はクライエントやサービス供給主体との契約から始まります。ここでは契約の方法と意義をテーマにします。

○第12回:社会福祉実践の技術(2)
 社会福祉実践の重要な技術として、介入と面接を取り上げ、その方法と意義を学びます。

○第13回:社会福祉実践の技術(3)
 社会福祉実践の大切な技術として、記録と評価を取り上げ、その方法と意義を学びます。

○第14回:社会福祉実践の技術(4)
 社会福祉実践を促進する技術として、スーパービジョンとコンサルテーションを取り上げ、その方法と意義について学びます。

○第15回:社会福祉実践の技術(5)
 社会福祉実践の技術として、近年児童や障害者・高齢者の領域で行われているケース(ケア)マネジメントを取り上げ、その方法と意義について学びます。

○第16回
定期試験
第7回 レポート課題

第10回 小テスト
授業の運営方法 テキストに即して講義形式で行います。また、一方向的な授業に陥らないようにするために、リアクションペーパーに質問、意見、感想などを書いてもらい、その内容に応える形で授業を進めていきます
備考
学生が達成すべき到達目標 ①社会福祉実践の基本的枠組みを理解する。
②社会福祉実践の基礎について理解する。
③社会福祉実践の展開過程について理解する。
④社会福祉実践の基本技術について理解する。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 60 各回の授業の要点を理解できているかを確認します。
小テスト 10 授業を通して問題意識を持って臨んでいるかどうかを確認します。
レポート 30
成果発表
作品
その他
合計 100