NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 経済学入門(Introduction to Economics)
担当教員名 板倉 理友
配当学年 1 開講期 後期
必修・選択区分 必修 単位数 2
履修上の注意または履修条件 日頃の経済ニュースにも興味を持つようにしてください。 
受講心得  必ず教科書を予習して来てください。出席は毎回取ります。私語は慎んでください。
教科書 地域マクロ経済の分析(現代図書)板倉理友 著
参考文献及び指定図書 「キーワード入門経済学」河村朗・高屋定美・阿部公一 著(嵯峨野書院)
関連科目  経済分析
オフィスアワー 金曜日3限
授業の目的  本講義は経済学とはいかなる学問なのかを学びます。ミクロ経済学とマクロ経済学の初歩を学ぶことによって、現代社会において観察される経済現象とその背景にある経済社会問題を知り、自分なりの経済現象に対する体系的な見方を養うことを目的とします。
授業の概要 授業の半分で、基本的なミクロ経済学とマクロ経済の概念、後半で実際の大分県と宮崎県の地域マクロ経済の分析の仕方-分析手法を学んでいきます。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 経済学とは
 本回で経済学全体を概観します。市場全体を分析するミクロ経済学、経済全体の相互関係を分析するマクロ経済学とは具体的にどういう内容かについて学びます。
○第2回 需要曲線と救急曲線、経済の産業構造
 本回では需要曲線と供給曲線を取り上げ、その概念等について学びます。
また、経済の進展に伴って、産業構造がどのように移り変わっていくかを学びます。工業、商業及びサービス業を取り上げ、具体的に分析を進めます。
○第3回 市場均衡と市場経済システム、経済圏域
 本回では市場均衡と市場経済システムについて学びます。
また、一つの経済圏の考え方について学びます。経済圏域を設定するためには、経済の交流の度合いや各産業の結びつき等についての具体的な指数の算出方法について学びます。
○第4回 消費者行動理論、景気動向指数
 本回では消費者行動理論の基礎について学びます。
また、国が毎月公表している景気動向指数について学びます。現在の景気はよいのか悪いのか、それをどのようにして決めるのか等について学びます。
○第5回 企業行動理論、景気循環
 本回では企業行動理論の基礎について学びます。
また、景気動向指数に基づいた景気循環について学びます。景気の山とは何か、また景気の谷とは何か等について学ぶと共に、大分県の景気はどのようになっているのか等についても学びます。
○第6回 不完全競争、人口の分析
 本回では不完全競争について学びます。
また、人口の分析の仕方について学びます。様々ある人口分析手法の中では特色のあるシステム・ダイナミクスを採用して分析します。
○第7回 厚生経済学、計量経済モデル
 本回では厚生経済学の基礎概念について学びます。
また、計量経済モデルについて学びます。モデルを作成するにはどのようにすればよいのか、その作成手順や変数の選択の仕方等について学びます。
○第8回 これまでのまとめ
 本回ではこれまでのまとめを行い、小テストをします。
○第9回 国民所得勘定、産業連関分析
 本回では国民所得勘定について学びます。
また、産業連関分析について学びます。まず、5年毎に公表される産業連関表で何が把握できるのか、連関表の見方はどのようにするのか、何がそれによって分かるのか等について学びます。
○第10回 国民所得の決定、経済的波及効果
 本回では国民所得の決定について学びます。
また、産業連関分析の一つの応用としてダムの経済的波及効果について学びます。ダムの事業費をどのように分解すればよいのか、それを再構成するにはどのようにするのか等について学びます。 
○第11回 IS-LM分析、消費の分析
 本回ではIS-LM分析の基礎概念について学びます。
また、消費の分析の仕方について学びます。全体としての産業構造に変化があれば、当然消費構造についても変化が生じます。その変化をどのように把握したらよいのかについて学びます。
○第12回 インフレーションと失業、市町村分析Ⅰ
 本回ではインフレーションと失業の関係について学びます。
また、一つの経済単位である市町村の分析の仕方について学びます。人口、産業経済、生活面、及び観光面についてどのように分析をするべきか等について学びます。
○第13回 財政・金融政策、市町村分析Ⅱ
本回では、財政・金融政策の基礎について学びます。
また、姫島村の特異性、車えび等による村の活性化の方策等について学びます。
○第14回 経済成長、多変量解析の応用
 本回では経済成長の基礎理論について学びます。
また、意識調査における多変量解析について学びます。多変量解析の中でも近年よく使用される因子分析を取り上げ、どのようにアンケート調査に応用できるのかについて学びます。
○第15回 まとめ
 本回ではこれまでのまとめを行います。経済を考え分析する具体的な方法はいろいろあるものです。この授業で取り上げたのはほんの一旦でしかありませんが、これからの卒業論文作成の上でもぜひ生かしてほしいものです。
○第16回 期末試験
 試験時間は1時間とします。試験問題には記述式問題が含まれるので、学生は文章を正確に書くことを要求されます。但し、教科書とノート等は持込可です。
第2回
プリント配布
第3回
プリント配布
第4回
プリント配布
第5回
プリント配布
第6回
プリント配布
第7回
プリント配布
第8回
プリント配布
第9回
プリント配布
第10回
プリント配布
第11回
プリント配布
第12回
プリント配布
第13回
プリント配布
第14回
プリント配布
第15回
プリント配布
授業の運営方法  講義形式で行います。
備考
学生が達成すべき到達目標 ①経済学の基本的な概念を説明できる。
②地域経済として宮崎県の産業特性を説明できる。
③大分県の景気動向を説明できる。
④様々な分析手法について概要を理解できる。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 70 期末に試験を実施します。小テストとの合計で60点以上取らないと単位修得は認められません。
小テスト 30 小テストを実施します。事前にお知らせしますので掲示板に注意してください。
30点満点です。
レポート
成果発表
作品
その他
合計 100