NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 建築設備(Building Equipment)
担当教員名 廣田 篤彦
配当学年 3 開講期 後期
必修・選択区分 ■建築デザイン学科
□4年生
建築デザインコース(選択必修)
住居・インテリアコース(選択必修)
構造デザインコース(選択)

■建築学科
□3年生
建築コース(選択)
インテリアデザインコース(選択)
土木コース(選択)
単位数 2
履修上の注意または履修条件  建築士試験の指定科目なので、将来、建築系の職を目指す人は、必ず受講して下さい。
受講心得  教科書を使用しないので、ノートは必ず執って下さい。また、配布プリントや演習は、総合演習や建築士試験対策の資料として特に重要となるので、毎回必ずファイリングしておくようにしましょう。
総合演習は、基本的に演習からの出題となるので、各演習の内容をよく理解することが肝要です。
教科書 なし
参考文献及び指定図書 建築環境工学用教材 設備編(日本建築学会)
関連科目 インテリア環境工学、建築環境工学 など
オフィスアワー
授業の目的  建築設備とは、「建築に設けられる、各種の環境形成、維持システム、利便設備、安全設備、およびそれらを運転するために必要なエネルギー供給設備」のことであり、大きく分けて、空気調和設備、給排水衛生設備、電気設備、その他、に大別されます。空気調和設備とは、室内空間の使用目的に合わせて、温度、湿度、清浄度などを調整するものを言い、給排水設備は、上水道、給湯、汚水処理に関わる保健衛生上の設備の総称、また電気設備は、電力・通信・防災・輸送など、建築設備の運転あるいは監視や制御などを可能にするための設備であり、いずれも現代の生活空間上では必要不可欠なものばかりです。当講義では、各設備の役割や特性を概説するとともに、建築士試験等の演習を通して、建築設備の計画手法について学習します。
授業の概要 第Ⅰ~Ⅱ章では「給排水設備」、第Ⅲ~Ⅳ章では「空気調和設備」、第Ⅴ~Ⅵ章では「電気・照明設備」について学習します。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 〔Ⅰ〕給水設備(1)
給水の仕組みについて学習します。
〔Ⅰ-1〕給水源と水質/上水・井水・中水
〔Ⅰ-2〕給水方式/建物各部への給水方式について
〔Ⅰ-3〕給水量/使用水量と必要水圧について

○第2回 〔Ⅰ〕給水設備(2)
配管と受水タンクの設置について学習します。
〔Ⅰ-4〕給水配管/配管の設置について
〔Ⅰ-5〕受水タンク/受水タンクの設置、容量について
〔演習(1)〕【給水設備】について演習を行います。問題は、一級・二級建築士試験の過去問題の中から特に出題頻度の高いものを厳選。○×式が中心ですが、他に穴埋め式や計算問題等があります。試験形式で行いますが、「持ち込み可」なので、授業毎に配布したプリントやノートを参照すれば容易に解くことができます。

○第3回 〔Ⅱ〕排水設備(1)
排水方式の種類と方法について学習します。
〔Ⅱ-1〕排水の種類/汚水、雑排水、雨水
〔Ⅱ-2〕排水方式/排水方式の種類と仕組みについて
〔Ⅱ-3〕排水方法/重力式排水と機械式排水について
〔Ⅱ-4〕浄化槽/浄化槽の種類と特性について

○第4回 〔Ⅱ〕排水設備(2)
〔Ⅱ-5〕トラップ/トラップの種類と特性について
〔演習(2)〕【排水設備】について演習を行います。問題は、一級・二級建築士試験の過去問題の中から特に出題頻度の高いものを厳選。○×式が中心ですが、他に穴埋め式や計算問題等があります。試験形式で行いますが、「持ち込み可」なので、授業毎に配布したプリントやノートを参照すれば容易に解くことができます。

○第5回 〔Ⅲ〕空気調和設備
空気調和設備の仕組みと方法について学習します。
〔Ⅲ-1〕空気調和設備の概要/空気調和の目的と計画
〔Ⅲ-2〕空調方式/空調方式の種類と方法について

○第6回 〔Ⅳ〕換気設備
換気の種類と方法について学習します。
〔Ⅳ-1〕換気の目的と方法/機械換気の種類と方法について
〔Ⅳ-2〕換気量/必要換気量について
〔Ⅳ-3〕防煙・排煙設備/防煙・排煙の方法について

○第7回 
〔演習(3)〕【空気調和設備】【換気設備】についてのまとめと演習を行います。問題は、一級・二級建築士試験の過去問題の中から特に出題頻度の高いものを厳選。○×式が中心ですが、他に穴埋め式や計算問題等があります。試験形式で行いますが、「持ち込み可」なので、授業毎に配布したプリントやノートを参照すれば容易に解くことができます。

○第8回 〔Ⅴ〕電気設備(1)
電気設備の種類と電力供給の方法について学習します。
〔Ⅴ-1〕電気設備の種類/強電設備と弱電設備について
〔Ⅴ-2〕電力供給/供給電圧、引込方式、受変電設備について

○第9回 〔Ⅴ〕電気設備(2)
床配線の方法や非常用電源設備について学習します。
〔Ⅴ-3〕配線工事/床配線の種類と特性について
〔Ⅴ-4〕非常用電源設備/燃料電池、誘導灯 他
〔Ⅴ-5〕搬送設備/エレベーター、エスカレーター

○第10回 〔Ⅵ〕照明設備
照明器具の種類や照明方法について学習します。
〔Ⅵ-1〕照明器具/人工光源の種類と特性について
〔Ⅵ-2〕照明方式/照明方法の分類と特性について
〔Ⅵ-3〕照明計画/必要照度について

○第11回 
〔演習(4)〕【電気設備】【照明設備】についてのまとめと演習を行います。問題は、一級・二級建築士試験の過去問題の中から特に出題頻度の高いものを厳選。○×式が中心ですが、他に穴埋め式や計算問題等があります。試験形式で行いますが、「持ち込み可」なので、授業毎に配布したプリントやノートを参照すれば容易に解くことができます。

○第12回 総合演習(1)
演習(4)の解説と、第1回~第12回までの総合演習を行います。試験形式で行いますが、「持ち込み可」なので、授業毎に配布したプリントやノートを参照すれば容易に解くことができます。演習(1)~(4)の中からの出題となりますが、五者択一式の応用問題なども一部含まれます。

○第13回 まとめ
総合演習(1)の解説と、授業の総括を行います。また、試験の範囲や問題形式などについて説明するとともに、出席回数の公表、および最終的な評価の方法について再度確認します。

○第14回 総合演習(2)
総合演習(1)の復習を行います。総合演習(1)からの出題が中心となりますが、資料等の参照は一切不可となります。 また、学習達成の程度を自己点検します。

○第15回 評価結果の公表と自己点検
授業で学習した内容の総括を行います。また、個々の学生の成績評価を示して説明し、
学習達成の程度に関して自己点検を行います。
第1回
配布資料の予習・復習

第2回
配布資料の予習・復習
演習の予習

第3回
配布資料の予習・復習
演習の復習

第4回
配布資料の予習・復習
演習の予習

第5回
配布資料の予習・復習
演習の復習

第6回
配布資料の予習・復習

第7回
配布資料の予習・復習
演習の予習

第8回
配布資料の予習・復習
演習の復習

第9回
配布資料の予習・復習

第10回
配布資料の予習・復習

第11回
配布資料の予習・復習
演習の予習

第12回
配布資料の予習・復習
演習の予習・復習

第13回
配布資料の予習・復習
演習の復習

第14回
配布資料の予習・復習
演習の予習

第15回
配布資料の予習・復習
演習の復習
授業の運営方法  板書と資料によって講義を進めます。また、2~3週毎に演習を行い、講義内容の復習と、建築士試験の傾向について学習します。
備考
学生が達成すべき到達目標 ①建築分野における当該科目の位置づけを理解する。
②当該分野における建築士試験の出題傾向を把握する。
③演習を通して、応用問題の事例と解法を理解する。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験
小テスト 86 各章の要点、および建築士試験の出題範囲を理解します。また、総合演習(2)では、個々の理解度を確認します。
レポート
成果発表
作品
その他 14 授業の出席状況、及び遅刻・早退の有無によって、当該講義に対する学習の意欲を判定します。
合計 100