NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 機械加工法(Machining Plastic Working and Welding)
担当教員名 寺崎 俊夫
配当学年 カリキュラムにより異なります。 開講期 後期
必修・選択区分 コース共通選択必修 単位数 4
履修上の注意または履修条件 授業の最初に出席をとる。必ず教科書かホームページにある資料およびノート、できればノート形パソコンを持参すること。 
受講心得 必ず出席し、資料、ノート、卓上計算機またはノート型パソコンを持参する。授業は講義、自習、解説またはプレゼンの構成で行う。自習とプレゼンはチームを基本に行う。課題達成をしやすいように、小テストを行う。
教科書 HPに載っている自作資料を使用。
参考文献及び指定図書 新版「溶接・接合技術入門」溶接学会編 産報出版 
新編 「機械工作学」(産業図書出版) 機械工作学編集委員会編 
関連科目 機械材料、材料力学1
オフィスアワー
授業の目的 切削加工法、塑性加工法、鋳造、溶接は、あらゆる機械の製造技術の基礎となる学問です。
これらの加工法の基礎と概略を理解すること
授業の概要 切削加工法、塑性加工法、鋳造に関しては基本事項を理解し、企業に就職してから役立つ内容を説明します。溶接は多くの業種で利用されている加工法であるから、溶接管理技術者(JIS Z3410(ISO14731)/WES8103)の試験に合格する内容を講義し、就職に役立つようにします。 
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
第1回 機械加工の位置付けと機械加工の種類
 ものづくりにおける機械加工の位置づけと機械加工法の種類を説明します。

第2回 機械加工を始める前の基礎知識
 安全作業のポイント、加工精度と公差、寸法測定具を説明します。

第3回 材料の切り出しと切削加工の旋盤加工
 材料を切り出す切断機と切削加工の1つである旋盤について説明します。

第4回 切削加工機の種類
 旋盤のバイトの種類、フライス盤、形削り盤、ボール盤について説明します。

第5回 切削加工の基礎
 切削加工の基礎知識である切削加工の3条件、切削速度を説明します。

第6回 切削面粗さと切削熱
 切削面粗さの理論、切削熱の原因を説明します。

第7回 切削加工の考慮すべきことがらと基礎理論
 高能率切削、工具の長寿命、高精度仕上げと基礎理論の関係を説明します。

第8回 小テストを行う。

第9回 鋳造
 鋳造はその容易さから、古銭、青銅器、世界最大の鋳造品である奈良の大仏など日本においても技術が早くから発展しています。鋳造の基本原理として、模型、鋳型の作り方について説明します。

第10回 塑性加工1
塑性加工法である圧延加工、引抜き加工、押し出し加工について説明する。

第11回 塑性加工2
 せん断加工、曲げ加工、深絞り加工、鍛造について説明します。

第12回 研削加工
 研削加工は製品の最終仕上げ加工として使用されます。研削機構と砥石について説明します。

第13回 生産管理と工程管理
 企業では生産管理と工程管理が明確に行われていなければなりません。生産管理の5M、PDCAサイクル、生産管理の内容、工程管理の内容について説明します。

第14回 品質管理
国際規格ISO9001sの考え方、QCの意義および品質管理の道具について説明します。

第15回 中間テスト

第16回 溶接管理技術者の役割、溶接法の分類
 溶接構造物の信頼性を保証する技術者として、溶接管理技術者の存在意義を説明し、溶接法の種類を概説します。

第17回 各種溶接法の原理と切断法
 アーク溶接やその他の溶接法と切断法について説明します。

第18回 アーク溶接の基礎
 アークの性質、溶滴移行現象、溶接機の特徴を説明します。

第19回 アーク溶接機器
 溶接機の外部特性の特徴を説明します。

第20回 炭素鋼の溶接性
 軟鋼などの炭素鋼を溶接した場合の材質変化について説明します。 

第21回 溶接材料
 溶接するために必要な溶接材料について、基礎事項を説明します。

第22回 炭素鋼以外の材料の溶接性
 ステンレス鋼、アルミニウム合金、チタン、鋳鋼などの溶接上の基礎を説明します。

第23回 小テストを行う

第24回 残留応力
 溶接で生じる残留応力の特徴について説明します。

第25回 溶接継手設計と強度計算
 溶接継手に使用される設計記号、強度計算について説明します。

第26回 溶接継手設計と強度計算
 溶接継手に使用される設計記号、強度計算について説明します。

第27回 溶接変形の種類と防止・矯正
 溶接で生じる変形の発生機構を説明し、防止と矯正の考え方を説明します。

第28回 溶接施工計画・管理
 溶接に関する施工計画と管理の基礎について説明します。

第29回 溶接欠陥と防止・補修
 溶接欠陥の種類と防止方法および補修方法の考え方を説明します。

第30回 安全・衛生
 溶接に関して問題になる安全と衛生について基礎事項を説明します。

第31回 非破壊検査
 溶接継手の品質を調べる非破壊検査について説明します。

第32回 期末試験
 
第1回
機械加工pdfのp.1-15をよく読んで理解すること

第2回
機械加工pdfのp.16-25をよく読んで理解すること

第3回
機械加工pdfのp.26-32をよく読んで理解すること

第4回
機械加工pdfのp.33-40をよく読んで理解すること

第5回
機械加工pdfのp.41-45をよく読んで理解すること

第6回
機械加工pdfのp.46-49をよく読んで理解すること

第7回
機械加工pdfのp.50-57をよく読んで理解すること

第8回
切削加工について試験を行う。

第9回
機械加工pdfのp.58-66をよく読んで理解すること

第10回
機械加工pdfのp.67-78をよく読んで理解すること

第11回
機械加工pdfのp.79-88をよく読んで理解すること

第12回
機械加工pdfのp.89-98をよく読んで理解すること

第13回
機械加工pdfのp.99-110をよく読んで理解すること

第14回
機械加工pdfのp.111-117をよく読んで理解すること

第15回
なし

第16回
教科書「溶接・接合技術入門」のp.209-218、p.11-13をよく読んで理解すること

第17回
教科書「溶接・接合技術入門」のp.35-74をよく読んで理解すること

第18回
教科書「溶接・接合技術入門」のp.11-25をよく読んで理解すること

第19回
教科書「溶接・接合技術入門」のp.26-34をよく読んで理解すること

第20回
教科書「溶接・接合技術入門」のp.75-103をよく読んで理解すること

第21回
教科書「溶接・接合技術入門」のp.104-119をよく読んで理解すること

第22回
教科書「溶接・接合技術入門」のp.120-138をよく読んで理解すること

第23回
なし

第24回
教科書「溶接・接合技術入門」のp.163-167、p.170-171をよく読んで理解すること

第25回
教科書「溶接・接合技術入門」のp.172-196をよく読んで理解すること

第26回
教科書「溶接・接合技術入門」のp.172-196をよく読んで理解すること

第27回
教科書「溶接・接合技術入門」のp.168-169、p.269-271をよく読んで理解すること

第28回
教科書「溶接・接合技術入門」のp.218-268をよく読んで理解すること

第29回
教科書「溶接・接合技術入門」のp.272-287をよく読んで理解すること

第30回
教科書「溶接・接合技術入門」のp.288-301をよく読んで理解すること

第31回
教科書「溶接・接合技術入門」のp.302-320をよく読んで理解すること

授業の運営方法 授業は講義、演習、プレゼンまたは解説で行う。 
備考
学生が達成すべき到達目標 1.機械加工の種類と機構の基礎事項を理解すること
2.生産管理の基本を知ること
3.溶接管理技術者としての基礎事項を知ること
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 40 基礎知識が身についたかを重視し、評価します。
小テスト 10 基礎知識が論理的に理解できたかどうかで評価します。
レポート
成果発表 20 グループで与えられた課題をまとめて、チームとしてプレゼンする能力を評価します。
作品 20
その他 10 授業にまじめに出席したか、グループとしてのまとめに協力したかを評価します。
合計 100