NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 eビジネス経営論(e-Business Management)
担当教員名 中山 直樹
配当学年 3 開講期 前期
必修・選択区分 単位数 2
履修上の注意または履修条件 指定席制   
受講心得 遅刻・欠席をしないように心がけてください。   
教科書 井上善海、佐久間信夫 共著「よくわかる経営戦略論」(ミネルヴァ書房)    
参考文献及び指定図書 大滝精一、金井一頼、山田英夫、岩田智共著「経営戦略」(有斐閣)    
関連科目 情報システム基礎、情報システム論、プログラミング入門、プログラミング言語、データベース論、ネットワーク論、経営情報論、会計情報処理論、情報会計論、社会情報論、経営情報システム事例研究、コンピュータ特論、システム分析論、統計理論、データ解析A、データ解析B    
オフィスアワー
授業の目的 この科目の目的は、全てのビジネスに共通する様々な経営戦略手法について具体例を交えながら考察することを通して、eビジネスならではの特徴的な戦略について理解を深めることにあります。高度経済成長の終焉に伴い日本企業が大きな転換点を向かえている今日、企業間競争における生き残りにおいて最も大きなポイントとなるのが経営戦略です。具体的には、ドメイン決定、PPM(ポートフォリオマネジメント)、多角化戦略、グローバリゼーション、プロダクトライフサイクル、競争メカニズム分析、M&A、アライアンス、SEO、OnetoOneマーケティングなどを習得していきます。   
授業の概要 社会情勢の多様化や情報技術の進展に伴って、企業経営は複雑になり、経営戦略は、ますます重要になっています。この授業では、情報社会における経営戦略とは何かということを基本的に理解し、ドメインの定義や決定方法をはじめとして、資源展開の戦略、競争戦略、組織間関係の戦略、経営戦略の策定、経営戦略・イノベーションなどについて学習します。このように、経営戦略の革新、新規事業創造の戦略、経営戦略と組織の在り方や経営戦略の新しい潮流などを含めて、経営戦略の基本を学習します。    
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
第1回
経営戦略とは
経営戦略とは何かを学びます。学習項目としては、経営戦略の意義、経営戦略の研究の流れ、経営戦略の概念と内容、経営戦略の二面性、現代企業の経営戦略の要件などを取り上げます。

第2回
eビジネス経営概説
インターネットが普及し、情報化が進んだ現代社会での企業経営について、その特色や戦略を学習します。情報化に成功した企業や失敗した企業の具体例を通じて、高度情報化社会における企業経営戦略の意義や重要性を考察します。

第3回
事業領域の定義
事業領域の定義について学習します。学習項目としては、企業ドメインとは、ドメイン定義の意義と考え方、ドメイン定義の次元、企業ドメインと事業ドメイン、企業の成長とドメインの変化などを取り上げます。

第4回
戦略の策定
戦略の策定について学習します。学習項目としては、企業戦略の策定、事業戦略の策定、外部環境の分析、経営資源の分析、経営資源と戦略などを取り上げます。

第5回
競争の戦略
競争の戦略について学習します。学習項目としては、セグメンテーション、競争の基本戦略、競争と強調の戦略、攻撃戦略、タイムベース競争などを取り上げます。

第6回
新規事業創造の戦略
新規事業創造の戦略について学習します。学習項目としては、新規事業創造の戦略の意義、大企業における新規事業創造の条件、新規事業創造におけるミドルの役割などを取り上げます。

第7回
成長の戦略
成長の戦略について学習します。学習項目としては、成長の源泉としての不均衡創造、明確なドメイン・ギャップの認識、経営資源の突出、リスク・マネジメント、企業家活動の理論などを取り上げします。

第8回
ネットワーク戦略
ネットワーク戦略について学習します。学習項目としては、ネットワーク組織とは、垂直型ネットワーク組織、関係マーケティングとコラボレーション戦略、ハイテク産業のバーチャル組織などを取り上げます。

第9回
グローバル戦略
グローバル戦略について学習します。学習項目としては、グローバル戦略の問題、グローバル戦略と経営環境、グローバル戦略と経営資源、グローバル戦略と経営組織、グローバル戦略の変化などを取り上げます。

第10回
地域企業の戦略
地域企業の戦略について学習します。学習項目としては、企業と地域社会、地域企業の戦略的特徴、地域企業のネットワーク戦略、グローバル時代における地域企業の戦略、地域企業の戦略と地域の発展などを取り上げます。

第11回
経営戦略と社会
経営戦略と社会について学習します。学習項目としては、企業と社会、企業の社会的責任と社会的貢献、経営戦略と国際社会、企業のガバナンス、企業の経済戦略と社会戦略などを取り上げます。

第12回
経営戦略の実現
経営戦略の実現について学習します。学習項目としては、人と組織のマネジメント、組織構造、組織と情報システム、インセンティブ・システムと人事制度、組織文化などを取り上げます。

第13回
経営の変革(イノベーション)
経営の変革(イノベーション)について学習します。学習項目としては、企業イノベーション、イノベーションマネジメント、企業革新のモデル、成熟企業における企業革新などを取り上げます。

第14回
企業の情報戦略
企業の情報戦略について学習します。学習項目としては、経営情報システム、ビジネスプロセス革新(BPR)、eビジネス経営、ナレッジ・マネジメントなどを取り上げます。

第15回
高度情報化社会の先進的経営戦略手法
インターネットの高度技術を駆使した経営戦略手法題について学習します。学習項目としては、SEO・SEMや米国企業の先進手法などを取り上げ、事例と視聴覚教材などを通じて学習します。

第16回
期末試験
試験時間は80分で、教科書の持込を可とします。 


第1回~第15回
毎回の学習テーマをインターネットや文献を通じて調べ、予習を行う。
授業の運営方法 講義のみでなく演習を交えて学習します。 
備考
学生が達成すべき到達目標 1.経営戦略の概要を説明する
2.経営戦略の意義と有効性を知る
3.経営戦略の各手法を習得する
4.高度情報化社会特有の経営戦略を考察する
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 70 教科書持込可ですが、教科書の内容を記述せず、自分で習得・考察した内容を記述してください。      
小テスト
レポート
成果発表
作品
その他 30 授業中に行う演習課題の内容を評価します。      
合計 100