NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 ビジネス実務演習B(Seminar of Business Studies B)
担当教員名 國分 孝志
配当学年 2 開講期 後期
必修・選択区分 選択 単位数 2
履修上の注意または履修条件 (1)週2コマなので履修に当たっては必ず双方を登録して下さい
(2)「全国大学・短期大学実務教育協会」規定により週2コマでも単位は2単位です。
(3)「ビジネス実務演習A」を履修していることが望ましいですが、資格取得を前提としない場合等、「ビジネス
実務演習B」単独でも履修を認めます。
受講心得 (1)テキストを使用しないので、必ず出席してノートを取って下さい。それが小テスト、期末試験のベース
となります。
(2)小テストは必ず受験して下さい。受験しない場合は単位を取得できないことがあります。
教科書 なし
参考文献及び指定図書 「ビジネス実務演習」福永弘之他著(樹村房)、「ビジネス実務総論」全国大学・短期大学実務教育協会編(紀伊国屋書店)、その他、講義で紹介します。
関連科目 「全国大学・短期大学実務教育協会」認定の「(上級)ビジネス実務士」の資格取得要件の科目全て。詳細
 については講義で説明します。
オフィスアワー 木曜2時限。ユーティリティーアワーは木曜・金曜5時限。
授業の目的 この演習は実社会のビジネスに係る実務演習で、ビジネス活動の実践的・具体的内容を習得するものです。また、「全国大学・短期大学実務教育協会」認定の「(上級)ビジネス実務士」の資格取得を目標とします。(資格取得のための詳細な要件については講義で説明します。)受講者全員の資格取得を切望します。
授業の概要 経営計画、損益分岐点分析、目標管理、資金収支計画、経営分析
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 受講心得、講義・演習の概要説明
この講義・演習の受講心得、目的・到達目標、資格取得の要件と単位数、及び講義・演習の概要について説明します。

○第2回 経営計画演習(1)
学生に馴染みやすく、分かりやすい経営モデルを提示し、それを経営学の基礎及び企業の事業モデルと結びつけて演習を行います。経営モデルとしては大学祭の模擬店経営とし、新規事業計画の企画立案、需要予測、販売・利益計画、資金計画等について理解します。

○第3回 経営計画演習(2)
組織の機能と構築計画、複数の組織モデルを提示・説明、総合経営計画に纏め上げることを演習し、理解します。あわせて、計画フォロー体制について学び、経営管理のマネジメント・サイクルについて習得します。

○第4回 経営計画演習(3)
経営計画のなかで販売・利益計画策定のツールとしての損益分岐点分析について、その基本である、固定費、変動費の概念を説明するとともに、グラフにより理解を深めます。

○第5回 経営計画演習(4)
損益分岐点の解、即ち公式の求め方、方程式でのアプローチを説明、グラフとの関連について説明します。更に公式から導き出せる経営改善諸対策について説明、損益分岐点分析についての理解を深めます。

○第6回 経営計画演習(5)
経営モデル1を提示、損益分岐点分析、販売・利益計画、目標設定、組織計画の策定演習を行い、理解を深めます。

○第7回 経営計画演習(6)
経営モデル1の経営諸計画をベースに資金計画の演習を行い、資金繰りの重要性を理解するとともに、実行予算計画の策定とフォローを説明、経営管理マネジメント・サイクル及び計画未達成の場合の危機管理について理解します。

○第8回 経営計画演習(7)
第1-7回の小テストを行い講義内容の理解度の確認と講義の纏めを行います。

○第9回 経営計画演習(8)
経営モデル2で同様の損益分岐点分析、販売・利益計画、目標設定、組織計画、資金計画、実行予算計画を実施することで理解を更に深めます。

○第10回 経営計画演習(9)
第9回の小テストを行い講義内容の理解度の確認と講義の纏めを行います。

○第11回 経営計画演習(10)
変動費率を用いないで単価と数量を用いた損益分岐点分析の説明を行うとともに、経営モデル1により演習することで理解を深めます。

○第12回 経営計画演習(11)
同様に経営モデル2で変動費率を用いないで単価と数量を用いた損益分岐点分析の説明と演習を実施し理解を深めます。

○第13回 経営計画演習(12)
第11・12回の小テストを行い講義内容の理解度の確認と講義の纏めを行います。

○第14回 経営計画演習(13)
損益分岐点分析の理解において、経営モデル1・2は単純なものであるので、更に様々なケースを用いた損益分岐点分析の説明を行うとともに、固定費、変動費の詳細説明を実施して理解を深めます。更に損益分岐点操業度・安全度についても説明し、損益分岐点分析の多面的な活用について習得します。

○第15回 経営計画演習(14)
第14回の小テストを行い講義内容の理解度の確認と講義の纏めを行います。

○第16回 経営分析(1)
貸借対照表(B/S)・損益計算書(P/L)を用いて経営分析の演習を行います。B/S、P/Lは分かりにくい概念であるので、歴史的な背景からその成り立ちと特徴について説明し、理解を深めます。

○第17回 経営分析(2)
B/Sについて、簡単なモデルからB/S作成演習をします。B/S勘定科目の名称と内容についてモデルに従って説明し、その理解を深めます。

○第18回 経営分析(3)
簡単なB/Sモデルから、その企業の経営分析を行います。このことによりB/Sが表している意味を理解するとともに、B/Sの見方を習得します。

○第19回 経営分析(4)
数社のB/Sから、それぞれの企業の経営状況分析を行い、比較検討します。このことにより、危険な企業及び健全企業の見分け方を習得します。

○第20回 経営分析(5)
P/Lの内容について説明するとともに、数社のP/Lを比較検討することにより企業の経営における問題点を洗い出し、P/Lの内容を習得します。

○第21回 経営分析(6)
B/Sから企業の自己資本比率について説明するとともに、数社を比較検討することにより、経営分析について理解を深めます。

○第22回 経営分析(7)
B/Sから企業の流動比率について説明するとともに、数社を比較検討することにより、経営分析について理解を深めます。

○第23回 経営分析(8)
B/Sから企業の流動比率について説明するとともに、数社を比較検討することにより、経営分析について理解を深めます。

○第24回 経営分析(9)
B/Sから企業の当座比率について説明するとともに、数社を比較検討することにより、経営分析について理解を深めます。

○第25回 経営分析(10)
B/Sから企業の固定比率について説明するとともに、数社を比較検討することにより、経営分析について理解を深めます。

○第26回 経営分析(11)
第16ー26回の小テストを行い講義内容の理解度の確認と経営分析の纏めを行います。

○第27回 経営分析(12)
B/S・P/Lから企業の回転率について説明するとともに、数社を比較検討することにより、経営分析について理解を深めます。

○第28回 経営分析(13)
B/S・P/Lから企業の総資本利益率について説明するとともに、数社を比較検討することにより、経営分析について理解を深めます。

○第29回 経営分析(14)
第27―29回の小テストを行い講義内容の確認と理解を深めます。

第30回 経営総合復習及び期末試験説明
講義・演習全体の総合復習を行うことにより、講義・演習の理解を深めるとともに期末試験の説明を行います。

○第31回 期末試験
試験時間は80分、自筆ノートのみ持込可とします。

○第32回 追試・再試またはレポート
時間・要領は試験と同じ。またはレポート課題提出期限とする。 
授業の運営方法  講義の後、必ず講義内容の演習(小テスト)を行います。
備考 病欠(病院薬局の領収書)・慶弔(招待状・連絡状)・就活(説明会案内・名刺)・クラブ活動大会参加(欠席届)・その他緊急事態など、合理的理由と証明書があれば、ノートを書き写していることを条件に「欠席」とはせずに「公欠」とします。
学生が達成すべき到達目標 ①ビジネス界で必要とされる産業人としての基礎知識・実務常識の理解と修得
②資格取得のための必要単位取得
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 50 課題の理解度とそのレベル、文章表現能力。絶対評価。下記の小テストと総合評価。
小テスト 50 講義内容の理解度確認のための小テストを講義単元毎に実施する。
レポート
成果発表
作品
その他 ①2/3(20回)以上の出席が期末試験受験資格とする。
②出席不足の学生については、適宜、追加レポート提出を課し、その内容で評価する。
③成績合格ギリギリの学生は出席が良ければ追加レポートを課し、その内容で評価する。
④未提出の学生は不合格とする。
合計 100