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教育・研究

【情報メディア学科】地元新聞サイトの動画チャンネルに作品紹介

大分合同新聞サイトの動画ニュースチャンネルに、工学部情報メディア学科メディアデザインコースのゼミ生を中心として作成した動画コンテンツが掲載されています。

「障害者から見たアートの世界~障がい者アート展 Beppu Up!~」

今回企画した工学部情報メディア学科3年 萩原 匠海さんのコメント
一般的に絵画展において、絵の上手さや芸術性という視点にとらわれてしまいがちだが、障がい者アート展では、アートの領域の奥深さに触れることができた。どこか素朴な味わいや、ぬくもりに出会えた。主催者の梅本弥生さんは「感情のままに書いているところが、見ていて感動する」と語る。作品に作為が感じられず、観覧者を意識していない描きっぷりが心地よい。温泉の湯気をモチーフにした作品では、ただ綿を貼り付けてあるだけなのに、野外の展示で風に吹かれて綿が揺れると、この作品に込められたユーモアの虜になってしまう。その余韻を味わい深く感じ、気が付けば我が身は芸術の中にいた。

作品を制作する梅本美術研究所を訪ねると、そこはアトリエというよりは、遊び場のような世界だ。一人ひとりの描き方や作品作りのアプローチは全く異なる。障がいを持つ人にとって、一人で作品を作ることは難しいが、介添え役がいれば、ほどなく作品は彼らの赴くままにできてしまう。表現する際に悩むような姿を見せず、まさしく“自由”という言葉が当てはまる個々の世界観が生み出される。そしてでき上がった作品を大事そうに私たちに見せてくれる。“絵だけでなく、描く姿も魅力” と思い撮影した。
障がい者アートは、一つのジャンルとして、注目に値すると強く感じた。

大分合同新聞サイト GATE Ch「地域の芽、学生の目 NBUビデオ通信」 https://www.oita-press.co.jp/movie/nbu/2020/12/20201229